サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ヒカリ:「、、、ううんっ!なんでもない!
あたしも、みんなと居れて凄く楽しいよっ!
あとはポケモン達さえ見つかったら、
この日常に文句は無しっ♪」
ヒカリ(言えない、、、その答えは、、
今は聞きたくない、、、)
サトシ:「そうだな!みんながいれば
きっと大丈夫だ!」
ヒカリ:「うん!、、大丈夫大丈夫!!」
ヒカリは笑顔でサトシに返した。
すると、、、
サトシ:「ヒカリはさっ、この世界に
ポケモンが戻ったら、何をしたいんだ?」
ヒカリ:「えっ?、、、」
ヒカリが言えなかった事を、
サトシが聞いてきた。
ヒカリ:「あたしは、、、」
以前ヒロシにも似たような事を問われ、
うやむやになっていた事。
それに関してヒカリは、、、
ヒカリ:「あたしは、、、まだわからないっ」
サトシ:「えっ?」
ヒカリ:「勿論、ポケモン達がこの世界に
戻ってきて、コンテストが再開出来たなら
参加はしてみたいよ?、、、でも、、、
正直、まだわかんないなっ」
サトシ:「そうなのか、、、」
ヒカリ自身、コンテストに参加したい
気持ちは昔と変わらず心に残ってあるが、
サトシと同様、みんなと過ごす事に
嬉しさを感じており、夢と日常の狭間で
答えを出せずにいた。
サトシ:「ヒカリなら全然
トップコーディネーターの夢を叶えられると
思うけどなっ!」
ヒカリ:「、、、」
ヒカリ(やっぱり、、、言うのは今しかない!)
ヒカリはサトシに聞けなかった事を
再び話そうとした。
ヒカリ:「サトシっ」
サトシ:「ん?」
ヒカリ:「サトシは、、、」
心に不安が募る中、ヒカリは、、、
ヒカリ:「サトシは、、どうするの?」
サトシ:「俺か?」
ヒカリは勇気を出しサトシに問いかけた。
サトシ:「俺は、、、そうだなっ」
ヒカリ:「、、、」
サトシが上を向いて考えている間、
ヒカリの心は”知りたい気持ち”と
”聞きたくない気持ち”で葛藤していた。
そして、サトシが出した答えは、、、
サトシ:「、、、俺は、もし世界が前みたいに
戻ったら、ポケモンマスターを
もう一回目指そうって思ってる!」
ヒカリにとって、不安が煽る答えが返ってきた。
そして、それを聞いたヒカリは、、、
ヒカリ:「、、、そっか!、、やっぱそうよね!
、、、その為にずっと旅をしてたんだもんね!」
サトシの答えにヒカリは笑顔で返した。
サトシ:「うんっ、、、そうなんだよなっ」
ヒカリ:「やっぱサトシはそうでなくちゃ!
、、、ポケモンマスターかぁー、、、」
ヒカリは微笑んだまま上を向き、
押し寄せてくる気持ちがこぼれないように
グッとこらえた。
サトシ:「、、、でもさっ」
ヒカリ:「!」
サトシは、空を眺めたまま話の続きを
しようとした。
サトシ:「俺、、、旅をするかどうかは
まだわからないんだっ」
ヒカリ:「、、、えっ、、、」
ヒカリはとっさにサトシの方を向き、
サトシはそのまま話の続きを話した。
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