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ソードアート・オンライン~黒の剣士と紅き死神~

作者:ULLR
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外伝
  外伝《絶剣の弟子》⑥

 
前書き
今回はスパン的に短いのではないだろうか(そうでもない)

さて、今回で外伝編で出てくるDEBAN勢は粗方出揃った感じでしょうか。 

 
 


もう何本目とも知れぬ大ムカデの足を断ち切る。
 軽く30本以上は切っただろうか。断ち切る度に大ムカデの残存HPが微減し、ターゲットが俺に変わる。

「オラァァァッ‼︎」

 大ムカデが巨大なハサミのついた頭部をこちらに向けたと同時に、アルセさんがその横っ面に蹴りを見舞う。裂帛の気合いと共に放たれたそれは大ムカデの巨体をふらつかせるとターゲットをアルセさんに移す。アルセさんは任せとけと言わんばかりに指を立てると高速でその場を離脱し、大ムカデを誘導し始めた。
 戦闘開始から1時間。5段あるボスのHPバーは2段目の半ばまで削られていたが、圧倒的に火力が足りていないというのが受けた印象だ。

(これ、何時間かかるか分かったもんじゃ無い……)

 時折タイミングを見計らってかけられるユウキさんの攻撃合図に機械的に反応し、ソードスキルを放つ。しかしそれは、無数にある足を1本切り落とすだけで何か目立った効果があるとは到底思えなかった。

「疲れた?」
「……ええ、少し」
「大丈夫。もうひと頑張りだよ!」

 仮想世界で身体的疲労は無いが、ここまでの連続戦闘は初めてだ。隙あらば一撃でこっちを沈められる威力の攻撃を向けてくるボスモンスター相手に、1秒たりとも気は抜けない。
 ユウキさんに向かって無言で頷き、もう一度ボスへ取り付こうとした時、後方のアスナさんの声が響いた。

「セイン君!予想以上にMPポーションの消費が激しいわ。このままだと次の段階で影響が出る!」
「了解。ライト君とユウキは一度下がって待機。シウネー、アルセ!」
「はい!」
「あいよ!」

 それを受けたセインさんが号令を掛け、シウネーさんとアルセさんが俺たちより前に出る。

「ライト、大丈夫。行くよ」
「え、でも……」
「大丈夫。後で説明するから」

 自分的には状況が飲み込めないという意味で全く大丈夫ではなかったのだが、ここで自分が出張っても出来ることは何もない。指名された両名も役割は分かっているらしく、行動に迷いは無いしどうにかなるのだろう。
 シウネーさんとアルセさんが同時に魔法を唱え始める。アルセさんが唱えているのはステータス強化の魔法で、シウネーさんが唱えているのは対象のステータスを大幅に強化する魔法とその効果を増幅する魔法だ。
 視界端のパーティーメンバーの名前がある場所でアルセさんの項目に、たちまち凄まじい数のバフアイコンが連なる。

「ふぅ……オーケーだセイン、始めてくれ」

 そして、首と指をバキバキと鳴らし、女性にあるまじき凶悪な笑みを浮かべると、地面を蹴るように水を蹴った。瞬間、大ムカデの顔面で花火のような派手なダメージエフェクトが飛び散り、ギィィィィと耳障りな怪音が周囲に響く。

「総員水面へ上昇!()()()と合流するよ!」

 雄々しい雄叫びをあげながら大ムカデをボッコボコにするアルセさんを尻目にセインが言う。

「そんなの居たんですか⁉︎」
「うん。このボスは海の奥底にいるから水面に引きずり出さなきゃいけないんだよね。そうしないと、仕留めるのは結構厳しい」

 なら最初に言ってくれれば、と言おうとしたがその前にセインさんが再び口を開く。

「本来、このボスを水面まで引きずり出すのはウンディーネが数名いればいいんだ。でも、僕達だけでやってしまえばライト君の水中戦の経験にならないし、引きずり出す為の戦法はあまり他の戦い方の参考にならないからね」
「……それは、えと、ありがとうございます」

 要は自分の水中戦の経験の為に寄り道をしてくれたということだった。ただでさえ頭が上がらないのに、さらに申し訳なく、恐縮してしまう。

「お礼ならユウキにね。よし、そろそろ行こう」

 たった1人で大ムカデを一方的に殴っていたアルセさんが水面の方へ向きを変え、猛スピードで上昇していくのに合わせ俺たちも同時に水面に向かっていく。
 ボスのタゲはアルセさんに向いているのか、横を泳いでいる俺たちには見向きもせずにアルセさんを追いかけた。










 外は相変わらず吹雪いていたが、海の中に入る前よりは収まっている。大ムカデは無数の足と平たい胴体を水面にピタリと付け、張力で浮いているようだった。空を縦横無尽に飛び回るアルセさんに向け、酸のようなものを吐いて攻撃しているが、まるで当たらない。大ムカデはそれにイラつくかのようにギチギチと不快な音を鳴らし、足を気味悪く蠢かせていた。
 やがて、その音の合間に小さく別の音が混じる。低音の弦楽器を絶えず鳴らし続けているような音と、何か巨大なものが空気を打ち据える音。何の音だろうと思案を巡らし一瞬、間を空けてその両者の音を思い出した。前者はアルヴヘイムの妖精たち誰もが持つ翅が出す音、後者はアルンに向かって飛んだ時に遭遇した、竜の羽ばたきの音に似ている。


 ーーーグオオオオオオオオォォォォォォォッッッ…………


 遠雷のような咆哮が彼方から聞こえ、トラウマ一歩手前にまで追い詰められた記憶がありありと思い出される。思わずビクッと体を縮こまらせた時、頭上を何かが猛スピードで過ぎ去った。
 反射的に目で追うと赤色をした閃光が大ムカデと交錯し、次の瞬間俺とユウキさんが2人がかりでちまちまと斬っていた脚の1本が綺麗に切り飛ばされた。丁度酸をアルセさんに向けて放とうとした大ムカデの体が大きくたわみ、明後日の方向に酸は放たれる。

「すご……」
「まだまだこんなものじゃないよ」

 やはり、というかあの閃光の主を知っているらしいユウキさんが俺の心から出た感嘆詞を一蹴する。
 こんなものじゃない、というのは一体どんなものなのか。その疑問は数秒で解消された。
 閃光の主は宙でくるりと一周回り、その場に停止すると腰から下げた日本刀に手を添える。
 その人はサラマンダーだった。セインさんと同じぐらいの背をした男性で、軽装戦士用の身軽な装備に光沢のある紫色のマント、それには音符に剣を2本クロスさせた紋章があしらわれていた。その紋章に何となく見覚えのあった俺はセインさんとアルセさんに視点カーソルを合わせてハッとする。2人の頭上にはサラマンダーの人が背に負う紋章と同一のものが浮かんでいた。

「ギィィィィ‼︎」

 大ムカデが自分にダメージを与えたサラマンダーの男性にターゲットを変えると顎のハサミを大きく開きながら襲いかかる。サラマンダーの男性はその巨大な姿に物怖じすることなく、宙でバランスを取ったまま屈み込んだ。
 同じモーションを別のゲーム、とは言ってもそれは2Dゲームだが、見たことがあった。
 瞬きの刹那にそれは始まり完了する。鈴が鳴るような甲高い音が響き、一瞬遅れて大ムカデの顎がかち上げられる。さらに半秒後、血のような赤いダメージエフェクトが噴き出した。
 抜刀術。それも、遠目に見ていても剣の軌跡は愚か一連の挙動すら目にすることが出来なかった速度。システムエフェクトすら一瞬遅れている。

「あの、ユウキさん。あの人は?」
「セインとアルセが入ってる《オラトリオ・オーケストラ》っていうギルドのマスターだよ」
「え」

 オラトリオ・オーケストラ。浮遊城アインクラッドを攻略している巨大ギルドで、その戦力は種族正規軍の全戦力に互すると言われる。メンバーは皆実力者で有名なプレイヤーばかりだ。
 鈴の音が鳴り、その度に見えない斬撃が大ムカデのHPを僅かずつ削っていく。
 さっきのアルセさんと言い、もしかしてこの人たち基準だとボスモンスターを単独で相手取ることが出来るというのは標準ステータスなのか、などと考えていると、頭上が一気に暗くなる。驚いて見上げてみるとそこにいたのは、龍。

「わあああ⁉︎」
「大丈夫大丈夫。味方だから」

 30メートル以上はある巨躯が頭上を通り過ぎていく。龍はそのまま大ムカデに飛びかかり取っ組み合いを始めた。世界を揺らすような龍と大ムカデ怒りの咆哮が周囲に響き、周囲に十数メートルの水柱が乱立する。

「怪獣大決戦が始まってるんですけど」
「一周回って落ち着いたね、ライト」

 それはもうこんなにも驚くことが立て続けに起きると感覚が麻痺してくるというものだ。今なら、いきなり海が割れたり空が落ちて来たりしても大して驚かないだろう。
 やがて頭上から数人のプレイヤーが降りてくる。大剣を背負ったノームの男性、細身の長太刀を背負ったウンディーネの女性、手ぶらのプーカの女性に長棍を小脇に抱えたシルフの男性とその後ろには見知った顔であるリズベットさんが居た。

「あれ、リズも来たの?」
「ええ。ちょっとライトに用事があって」
「俺に?何ですか」
「えーと……長くなるから後でね。やっほー、アスナ!」

 リズベットさんは視線左右に動かすと後方に居たアスナさんの方に飛んで行く。話を逸らされたようだが、まあ後でと言うならそれで良い。
 降りて来たメンバーの内、ウンディーネの女性が前に出て来て全員に向けて話し始める。

「みんな、悪いのだけれど。諸事情で手早く片付けてここを離脱しなければならないの。制限時間は恐らく20分程度。それ以降の戦闘は少し面倒になる可能性があるわ」
「と言うと?」
「ここより少し南でPKプレイヤーたちとノームの正規軍が戦闘してて徐々にこちらへ戦域が移動してるの。PKプレイヤーたちの数が尋常では無くて、ノームの方が劣勢だったからハンニャさんとセラさんが加勢したけのだけれど、いくらあの2人でも手に余す程の数は居たと思うわ」
「……なるほどね。《狩猟大会(キリング・パレード)》か」

 ウンディーネの女性とセインさんの間でぽんぽんと話が進んで行き、凡その事情は分かったが、最後の《狩猟大会(キリング・パレード)》というのは聞いたことが無かった。ユウキさんを始めとした、水中に潜った組と新たに来た援軍の面々も首を傾げているので情報通のセインさんだけが知っているかもしれない。

「この話は後、ギルドホームに帰ってからにでもしよう」
「……そうね。じゃあそろそろ行きましょうか」

 怪獣大決戦はさっきより激しさを増していた。巨体にも関わらず、大ムカデの吐く酸を器用に避ける龍。龍もお返しとばかりに鉤爪や顎の牙を突きたてようと襲い掛かるが、無数の足に遮られて上手く当てられていないようだ。

「……あれに飛び込むんですか?」
「そういうことになるね」
「巻き込まれただけでHP吹き飛びそうなんですけど」
「気をつければ大丈夫だよ」

 吹き飛ぶことは否定しないんだ……。
 そう言えばこんなやり取りも大分慣れたものだと精神安定の為、現実逃避気味に思考を逸らす。しかし、目の前に現実があるのであまり効果は無かった。ついでに言えば怪獣たちの間を縫うように翔んで大ムカデに強撃を与えているサラマンダーの男性が容赦なく俺の認識を揺さぶってくる。

「それではアスナさん、シウネーさん、ホルン先輩。援護をお願いします」
「了解!」
「はい」
「はいはーい!」

 アスナさんとシウネーさんが呪文を、ホルンと呼ばれたプーカの女性が貫頭衣の下から出した見たことのない弦楽器を鳴らす。たちまち体が様々な色の光に包まれ、バフアイコンがズラッと並んだ。

「チームごとに左右に分かれ、挟撃の陣形をしつつ接近。ヴィレッタ、レックス、カイトが離れた瞬間に全力攻撃を与えます」

 凛とした声でウンディーネの女性が指示を出す。援軍組と先行組に分かれ、俺たちはセインさんを先頭にアルセさんとユウキさんと共に左側、大ムカデの後方から接近していく。
 予定位置にほぼ同時に到着すると、龍のレックスと、カイトと呼ばれたサラマンダーの男性がそれぞれ大ムカデに強撃を見舞って離脱する。龍が離れていく時、背にチラッと小柄な女性の姿が見えた。彼女がヴィレッタなのだろうか。

「みんな、行くよ!」

 セインさんの声でハッとなり剣を構える。この距離だと突進系ソードスキルでも届くかは微妙なところだ。さらに言えばこの場合、突進系より射程は短いものの威力のある連続技を使った方がいい。ある程度接近する時間を使ってでも自力で接近するしかない。
 他のメンバーも同じ考えらしく、強撃をくらって硬直している大ムカデに一気に接近して行った。
 最も最初に到達したのはユウキさんで強烈な紫色の光を剣に宿すと目にも止まらぬ早さで連続突きを繰り出した。次いでアルセさんは2連続蹴りの後、猛然と拳を拳を打ち込み始める。セインさんは俺と同時に到達したようだが、この先はもう気にしてはいられない。今、自分が使える最も強力な攻撃は《ハウリング・オクターブ》という8連続攻撃だ。突撃モーションが無い分射程はかなり短いが、その分高威力だ。起動モーションを取る為、右腕を体の右側で半円を描くように引いていく。

「う……おおぉッ‼︎」

 滅多に上げない気合の声と共に引きった右腕を突き出す。1撃、2撃、3撃……と合計5つの高速突きの直後、斬り降ろし、斬り上げと技を続けていく。そして最後、全力の上段斬りが大ムカデを大きく切り裂いた。

「ギイイイイィィィィィィッッッ‼︎」

 ソードスキルの多重連撃は流石の大ムカデにも応えたか、HPを大きく減らしつつ海面に倒れ込んだ。
 連続技の反動で全員が技後硬直に見舞われる中、大ムカデが倒れこんだ水面に複雑な文様が浮かび上がる。人の持つ危機回避能力故か、ALOを始める時に観たPVが脳裏に思い出された。あれは確か、メイジクラスの紹介で広域魔法として紹介されたやつだ。目の前にあるそれはPVのものとは規模がまるで違うが直感的に、本能的にソレは俺たちがいるのをお構い無しに大ムカデごと周囲を焼き払おうとしている、と感じた。
 技後硬直が解けるや否や、今までに無く必死に翅を震わせ、その場を離脱する。直後、空気が弾ける音と共に轟雷が大ムカデを貫いた。雷撃はそのまま収まるのではなく、周囲を奔り回り、仮想の空気を震わせた。
 それらが全て収束した時、大ムカデはもう起き上がることなく、力なく横たわったまま爆散した。

「お……終わった……」
「お疲れー」

 数時間に及ぶ戦闘が終わり、一気に緊張感が緩む。クエスト開始時は吹雪いていた天気はいつの間にか消え、突き刺すような寒さは消えたものの空は相変わらず暗雲が立ち込めている。

「皆さん、お疲れ様です」

 長太刀を背負ったウンディーネの女性が先程までは少し違う、柔かな表情で寄ってきた。

「ユウリ、今日はありがとう!」
「いえ。私たちにも益のあるクエストでしたし、何より友人の頼みですから」
「でもほら、今回はボクの個人的な事情もあったからさ」
「では《オラトリオ・オーケストラ》として《スリーピング・ナイツ》に組織的な借りを作ったということで」
「ええ⁉︎えと、うん、それで……良いかな?」

 どう考えても厄介なことになってますよユウキさん……とツッコミたさはあるが、個人的な事情というのは多分俺のことなので益々申し訳ない気持ちになる。俺はこの人に、一体どれだけの借りがあるんだろうか。
 話が一区切りついたところで自分からもお礼を言おうと口を開きかけた時、後方に居た、大剣のノームの男性が声を上げた。

「おーい、ユウリ。ハンニャからメッセだ。『どう始末付ける?』だそうだ」
「そうね……『尋問用に1人確保』と」
「こわ」
「黙りなさい」

 体が底冷えするような冷厳な声をユウリさんが発し、思わず背筋が伸びる。
 ユウリさんは肩にかかった長い髪を後ろに払うと上空で待機している、カイトと呼ばれたサラマンダーに声をかけた。

「カイト、私とアー君、リオ。後はアルセがハンニャとセラの援護に戻るわ」
「分かった。セイン、ユウリから聞いた。ギルドに戻ったら例の話を聞かせてくれ」
「分かりました」
「アスナ、キリト君に連絡は着くか?出来れば彼の意見も聞いておきたい」
「昨日聞いた限りではそろそろログインしてもいい頃だと思う。一度落ちて連絡してみるね」
「助かる。ユウキ、《スリーピング・ナイツ》はどうする?」
「んー……」
「ユウキ、一応聞くだけ聞いてみるべきだと思うわ」
「ん、分かった。ボクたちも行くよ」

 カイトさんがテキパキと場をまとめる。流石はALO最強ギルドと言われる《オラトリオ・オーケストラ》のマスターだ。

「えーと、確かライト君だったかな。君にも来て欲しいんだが」

 感心しつつも今日のこのクエストはお開きのようなのでここらで失礼しようかと思っていると、突然カイトさんから声をかけられた。

「は?え……はい?」
「俺たちの把握している情報から推察するに君にも関係があるかもしれない話だ。遠慮は要らない。ウチの本部まで来てくれ」

 未だ暗雲が立ち込める、アルヴヘイム最北端にて、俺の驚愕の悲鳴が響いた。


 
 

 
後書き
はい、どうもお久しぶりです。
亀更新にも関わらず毎日200人以上の方が見てくれているらしく、それを糧にちょこちょこ書いております。
つい最近SAOの最新刊が発売されましたね。もしまだ読んでない人がいると申し訳ないので内容には触れませんが、中々拙作的に美味しい展開になって来てわくわくしています。
それと10月27日にSAOの新ゲームが発売だとか。ロストソングはいい話だったのですが、色々物足りない感があったので、次こそは楽しみにしています。

さて、この1年ほど続いている外伝シリーズですが、多分後2話くらいで終わるかと思います。ライト君のレギュラー入りはちょっと微妙な線ですが、最後まで応援よろしくお願いします。

それでは今回はこの辺で。次の話も頑張ります。感想、ご意見、誤字報告、オリキャラ等々お待ちしております。 
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