鬼神童子ZENKI 二人の呪術師
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試される絆2
千明はショックを受けていた。今まで千明に対して、自分の事より優先していた千明のことを、最近では、最低限の事ぐらいしかしなくなったことに。
「やっぱり珠海和尚の言うとおりなの?直哉君、ううん私が直哉君を信じてあげないでどうするのよ千明」
そして、千明は直哉の部屋に行くと、直哉の変化の秘密の理由があるのではと思い探していると見つかった。
「こ、これは」
「千明ちゃんへ、千明ちゃんがこの手紙を読んでいる頃僕は、千明ちゃんに冷たくしていると思うけど、僕は千明ちゃんを守る為にしているんだから」
「え、私を守る為」
そして千明は、手紙を読み続け、今自分がどういう状況に置かれているのかを、初めて知った。
「そんな、それじゃあ直哉君が、そっけない態度で私に接してたのは、四呪士から私を守る為だったのね」
直哉の真実を知った千明は、安堵した。
次の日・・・
千明は、直哉と、女子生徒の前に行き、女子生徒に言った。
「そろそろ私の直哉君を返してもらうわよ」
「きゃああ。直哉君怖い助けて」
「役、いい加減にしたら、僕は君のことを捨てたんだから、それに君は僕の事嫌いなんでしょ僕知ってるんだから」
「ホント君は、使えない女だよ」
「そんな、直哉君」
「さて先輩直哉君の為に死んでください」
女子生徒が、千明に攻撃した時、護法リングの光が女子生徒に当たり女子生徒の返信が解け、闇呪羅の姿になった。
「くそう後少しだったのに、役千明絶対に許さないから」
そう言って闇呪羅は消えていった。
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