鬼神童子ZENKI 二人の呪術師
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試される絆1
「闇呪羅」「闇呪羅いたらこっちにきてくれ」
「何よ鴉紋、私に用事?」
「闇呪羅、お前に役家の小娘と、直哉を殺して欲しい」
「えーー役家の小娘は殺すけど、直哉君は、私の物にしていいなら引き受けてあげるよ」
「わかったそれでいい」
「わーい、それじゃあ行って来るね」
闇呪羅は式神町に向かった。
最近千明は、ある一つに不安を抱えていた。
その理由は、ある一人の転校生が来てから、千明はその不安を感じ始めた。
「「ねえサキ祖母ちゃん最近直哉君の様子どう?」
「直哉君がどうかしたのか?」
「うん家とか、仕事じゃ変わらないけど、学校とかでそういうのを.感じるの」
「それはじゃな千明お主、直哉君から飽きられたんじゃよ」
「へ、」
「この煩悩和尚何を言うか」
「しかしのう、おばば様直哉は、あの重三の息子じゃぞ」
珠海和尚が言う。
「直哉もいつわしらを裏切るかわからぬぞ」
!!
「それは・・・」
「直哉君が私たちを、裏切る事なんてないよ」
そう言いながら千明は家を飛び出した。
「珠海和尚も酷いよ、直哉君に対して、あんなこと言うなんて、あ、あれは」
千明は見てしまった。直哉の隣にいる生徒と親しげに話す直哉の姿を。
「あの笑顔がもう私には、見せてくれないの?直哉君」
「その時千明の中に、今までと違う直哉に関する、別の感情が生まれていた。
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