戦え！！正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

「そう思わない？」
「いや、全然」
「俺達はブルマ至上主義者なんだよ」
「作者はジャージ好きだけれど」
「三森すずこさんのジャージ姿にも感銘受けてたけれどな」
　最高の美人は何を着ても似合うのだ、伊達に声優業界でも一、二を争う普通の女優以上の美人ではない。
「ジャージの何処がいいんだよ」
「スパッツも半ズボンもな」
「全然よかねえよ」
「ブルマしかないだろ」
「他に何があるんだよ」
「その一かゼロかっていう考えが駄目なのよ」
　まずその時点でとだ、瞬は力説する二人に告げた。
「そもそもね」
「何が駄目なんだよ」
「ブルマにこだわって何が悪いんだよ」
「水着はスクール水着でも競泳水着でもいいけれどな」
「ブルマは外せないだろ」
「あれなくして何が青春だ」
「浪漫も何もないだろ」
　二人は力説する、そして。
　瞬にもだ、こう言った。
「よし、御前もだよ」
「御前もブルマになれ」
「そうすれば御前を認めてやる」
「最高のヒロインだってな」
「誰がなくかっていう言葉を返事にしてやるわ」
　これが瞬の返事だった。
「私は半ズボン派よ、スカートの下もね」
「ちっ、何て女だ」
「この世の終わりだろ」
「スカートめくってその下が半ズボンとかな」
「どれだけ絶望すると思ってるんだよ」
　スカートめくりは何故するか、それはスカートの下にあるショーツをみう為だ。それ以外に何の理由もある筈がない。
　しかしだ、その下が半ズボンだったならというのだ。
「スカートの下はショーツに決まってるだろ」
「最低ブルマだよ」
「それを守らない御前は駄目だ」
「ヒロインはヒロインでも駄目ヒロインだ」
「所詮その程度かよ」
「俺達主役を絶望させるヒロインって何なんだよ」
　あくまでこう言う、しかし。
　瞬はその二人を汚物を見る目で見つつだ、また言葉を返した。
「最低最悪の主人公に言われたくないわよ」
「おい、言ってくれるな」
「俺達が最低最悪かよ」
「正義の味方にそんなこと言っていいのか？」
「謝罪と賠償としてバニーガールになれ」
「何がバニーガールよ、それで今回私があんた達の前に出て来た理由だけれど」
　瞬は二人を汚物を見る目で見たまままた言った。
「次の戦いのことでよ」
「ああ、次か」
「また次の戦いするんだな」
「で、次何処でやるんだ？」
「戦場何処だ？」
「場所は奈良の航空自衛隊幹部候補生学校よ」
　何と航空自衛隊の幹部候補生学校は奈良県奈良市にあるのだ、とはいっても何故か地元でも今一つマイナーだ。
「そこで鉄棒するのよ」
「おい、鉄棒かよ」
「また地味なのするな」
「作者本当にネタないだろ」
「ネタに詰まってるだろ」
「そうよ、いい加減ネタがなくなってきているのよ」
　勝負の種目のそれがだ。
「だから最近苦労してネタ探してるのよ」
「戦う場はあるんだけれどな」
「関西中だからな」
「それこそ飽きる位な」
「どんどん出て来るな」
「それでも種目はなくなってきているの」
　中々深刻な問題である。