戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第二十七話 白川中佐!鉄棒は逆上がり!!その二
「鉄棒でもな」
「男がしても面白くないんだよな」
「女の子がスカートでしたらな」
「最高なのにな」
ここでも煩悩を出していた。
「体操服でもな」
「ブルマで鉄棒とかな」
「もうこれ最高なのにな」
「アイドルの写真集でも時々あるけれどな」
「スカート回りとかあったな」
「ああ、あったあった」
鉄棒にスカートを巻いてそれで回るのだ、女の子にしか出来ないかなり独特な鉄棒の遊び方の一つである。
「あれ下手したら下着見えてな」
「凄いのにな」
「それは観たいけれどな」
「これがな」
「高校生だと皆しないんだよ」
「ブルマ自体がないんだよ」
「当たり前でしょ」
ここで二人の前に瞬の声が来た、そして実際に二人の前にだ。
その瞬がいてだ、二人に言ってきたのだ。
「今時ブルマなんてないわよ」
「本当に残念だな」
「痛恨の話だぜ」
「俺達にとっちゃな」
「最悪の話だよ」
「ブルマは下着よ」
瞬は顔を顰めさせて言い切った。
「それ以外の何でもないわ」
「もうデザインがな」
「完璧にそうだからな」
二人もわかっている、このことは。
「ちょっと動くとずれてな」
「本物の下着も見えたりしてな」
「それでお尻を指でくいっとする」
「それもいいんだけれどな」
「女の子にとっては最高に恥ずかしいものなの」
二人にまた言った。
「だから廃止になっているのよ」
「スパッツだの半ズボンだのになったのか」
「あとジャージな」
「そんな愛想も何もないファッションになった」
「残念なことだな」
「だから残念じゃないから」
あくまでだ、瞬は女の子の立場から二人に言う。
「アニメでも最近ブルマないでしょ」
「減ったな、本当に」
「無茶苦茶な」
「今じゃ半ズボンとかスパッツが主流で」
「狙ってるアニメでもないとな」
ブルマはない、実際に。
「本当に悲しいぜ」
「悲しいけれどこれ現実なのよね」
某スレッガー中尉の様な言葉も出た。
「当然この作品でもブルマはなし」
「女の子はスパッツか半ズボンかジャージなんだな」
「体育の時もね、それに小学生でも」
まさにその時からだ。
「スカートの中に穿いてるのはそういうものよ」
「スカートの下スパッツって何なんだよ」
「それ地獄だろ」
「観た瞬間に誰もが絶望するぞ」
「スカートめくりの醍醐味も何もねえぞ」
それこそというのだ。
「スカートめくりやってせめてブルマだとな」
「最低限の喜びがあるんだよ」
「それが何だよ」
「スパッツだの半ズボンっていうのは」
「だからそれが世の流れよ」
時としてそれはこの上なく冷酷であったりする、それが今の話だ。
「ブルマはもうないわよ、特に作者の出身校はジャージだったから」
「女の子もな」
「もう露出もへったくれもなかったな」
「嫌になる位露出なかったな」
「それこそな」
「それに比べたら半ズボンはましでしょ」
スパッツもこの中に入る。
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