戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第二十七話 白川中佐!鉄棒は逆上がり!!その一
戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第二十七話 白川中佐!鉄棒は逆上がり!!
どの学校にも鉄棒はある、尚智と尚武は体育の授業で鉄棒の前にいた。
その鉄棒を見てだ、尚智は言った。
「前の話で夏でな」
「今四月なんだよな」
「本当に季節感ねえ作品だな」
「季節の移ろい滅茶苦茶だな」
「四月だから桜な」
「桜奇麗だけれどな」
それでもというのだ。
「季節って何だ?」
「この作品好き勝手に変わるぞ」
「サザ○さんやドラえも○は歳取らないが」
「この作品もか」
「季節は変わるが歳月は経たない」
「ある意味凄い作品だな」
そうした作品なのだ。
「作者の気分次第で季節が変わる」
「水着の姉ちゃんを海で見たその直後に桜」
「で、冬にもなるんだよな」
「本当に作者の気分次第で」
「で、鉄棒か」
「また地味な体育だな、今日は」
二人はここでやっと鉄棒の話をした。
「懸垂に逆上がり」
「そういうのやるのか」
「地味だな、今回の体育」
「普通にな」
「まあそう言うな」
体育の松村先生が二人に言う。
「これも体育だ」
「まあそうですけれどね」
「鉄棒もれっきとした体育ですね」
二人もこう先生に答える。
「で、今日は何するんですか?」
「この鉄棒で」
「皆の出来ることをしてもらう」
先生は二人にこう答えた。
「今日はな」
「そうですか、じゃあ俺懸垂します」
「俺逆上がりにします」
二人は先生にあっさりと答えた。
「そういうのでいいですよね」
「別に」
「ああ、いいぞ」
構わないとだ、先生は二人に答えた。
「出来ることをしろ」
「はい、じゃあ」
「そうさせてもらいます」
「懸垂ならいいですよね」
「逆上がりでも」
「作者はどっちも出来ないからな」
幼稚園の時から出来ない。
「構わないぞ」
「作者運動神経ないですからね」
「身体能力低くて」
「それで、ですよね」
「どっちも出来ないんですよね」
「その作者と比べるとだ」
相当にというのだった、先生も。
「ずっといい」
「じゃあやらせてもらいます」
「逆上がりとか懸垂とか」
「まあそっちは幾らでも出来るんで」
「何十回でも」
「そうか、じゃあ期待しているからな」
先生は二人ににこりと笑ってだ、そのうえで。
二人の鉄棒も見た、流石に部活で鍛えしかもジャスティスカイザーとして戦っている訳ではない。二人は鉄棒は的確にした。
しかしその授業の後でだ、二人は浮かない顔でこんなこをと話した。
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