リリカルビィト~才牙と魔法が交わる物語~“改稿版”
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五十一話、祝! お気に入り登録150件突破!
前書き
作者「……此れって速いのかね?」
皆『さぁ?』
一夏「其ではどうぞ!」
~龍也視点~
「好きです!付き合って下さい!!」
始業式から数日……俺は今、教室に着いた途端に六年生の女子数名に屋上に呼ばれ、そこにいた女の子に告白されている……(呼んできてくれた女の子は空気を読んでかいない)
「……えと……ごめん」
俺は頭を下げる
今、屋上には物凄い気まずい空気が流れている
「…………理由を聞いてもいい?」
「まだ彼女が欲しいとか思ってないし、それに……」
「?」
「名前とか、どういう人か解らないから」
六年生なのはわかるがどういう子か知らないのに付き合えるほど俺は器用じゃない……それに
「(俺の家の事とか俺が魔導師だ……ってのは簡単に言えないし……)」
「……そっか……」
女の子は心底残念がっていた
「(うーん……なんか良心が痛む……仕方がない)……だが、友達にはなりたいな」
「……友達?」
「あぁ……さすがに彼氏にはなれないが……友達になれば、いろいろ話したりも出来る……あ……」
……あれ?これってよくある振り方だった気が……?
「……ぷっ! ……それよくある振り方じゃない!はははっ!!!」
俺が後悔しているとその子がいきなり笑い出した
「ふふっ……ご、ごめんね……年下なのにいつも冷静って言うか慌てなくて大人っぽい人が……まさかそう言うとは……ふふふっ」
どうやら俺の言葉が彼女のつぼに入ったらしい
「……俺も言ってから気付いた」
もう少し言葉を考えるべきだった……
「ご、ごめんね?……笑っちゃって……」
「……いいよ。別に……」
元は俺が悪いし……
「私。夏樹 みくる(なつき みくる)……よろしくね?」
「九重龍也だ。よろしく」
互いに自己紹介をする
「あ、もう学校も始まるね。じゃあね」
そう言ってみくるは校舎に向かう
俺も校舎に入ろうと歩き出した瞬間にみくるが振り返って……
「私は一途でしつこいぞ♪」
上目遣いでそう言われて少しドキッとしてしまった
~龍也視点終わり~
●○●○
さて、あれから教室に戻ると……
「…………(チ~~~ン……)」
なのは、はやて、フェイトが机に突っ伏していた……
「……何があった?」
「それがね、龍也……」
「昨日の夜、仕事であの二人といっしょに仕事して精神的に疲れた上……」
「宿題あったのを寝る前に思い出して……」
「やっと終わらせたら朝になっていたんだって……」
「……気の毒に……」
龍也の言葉に絵流、アリサ、すずか、アリシアが説明し、聞いた龍也が同情する
「しかも……それ、今日出すやつじゃないの……」
「………………」
龍也はアリシアの言葉に絶句すると同時に思った
ー……馬鹿だ……
●○●○
さて、授業が始まり、今は体育……
授業内容は作者も体育でやり、「夏なのに何故これだ!?」……と思ったやつである
それは……
「「うおおおおっ(はああああっ)!!」」
はねつき(・・・・)である
現在やっているのは龍也と絵流の2人である
なのは達をはじめとしたほかのクラスメイトと先生はギャラリーと化している
尚、男子は龍也を、女子は絵流を応援している(唯し、なのは達はどっちも)
「ふっ!!」
「甘いっ!!」
「甘いのはそっちだ!!」
龍也が地面に向けて羽をたたき落とすが、絵流は素早く落とされた羽を拾い上げ、 龍也の顔の横へと打ち返す
しかし、龍也はその打ち返された羽が顔の横を過ぎた瞬間に体を捻り、羽子板の裏で姿勢の低い絵流の上を通り過ぎるように打ち返した
「まだ……!!終わらせへん!!」
『何故に大阪弁!?』絵流以外全員
絵流は自身の体の上を羽が通り過ぎる前に上体だけ起こし、目の前に羽が迫る形になる
そして羽子板を目の前に持っていき……手首の力だけで弾き、龍也の足元に向かって羽を飛ばす
「低い!?」
「これはいくらあいつでも……」
はやてが羽の位置の低さに驚愕し、男子のひとりが腕を組みながら冷静に呟く
羽の高さは龍也の足首ほどしかない……しかし 、実家でははねつき最強と言われている龍也はこのまま敗北する気はなかった
「どんな低い羽だろうと!!」
龍也は膝から力を抜いて急速に背中から倒れ込み、上体を膝を曲げた状態で地面と水平にする
その態勢のまま左手に持った羽子板を羽と地 面の間に滑り込ませ……
「打ち返す!!」
絵流の頭上目掛けて打ち返した
一方ギャラリーは……
『おぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』
物凄い興奮していた
しかし、羽の位置は高い……間違いなく、スマッシュを打たれる位置
「残念ね……この勝負……私がもらったぁぁぁぁっ!!」
絵流が飛び上がり、羽に向かって羽子板を下ろす
打たれた羽は地面と水平になっている龍也の元へと向かう……その速度は無駄に速い
流石の龍也でもあの態勢は無理か……とギャラリーが諦めた時、ただ一人、諦めないものがいた
その者こそ……
「う……おおおおっ!!」
龍也である!
迫る羽に向かって上体を起こし、当たる前に体を起こしきることに成功する
しかし、羽は龍也の背後を落下し、このままでは地面に落ちて龍也の敗北になってしまう
しかし、次の瞬間には……カツン! と羽子板が羽を打った音が響き……
「……そん、な……」
着地した絵流の背後に羽が落下していた
龍也は絵流に背を向け、片膝をつき、 両手を広げた態勢でいる
龍也はその姿勢からゆっくりと立ち上がり……絵流に向かって振り向いた
「3つの返し球(トリプルカウンター)……羆落と「アニメがちがぁぁぁぁう!!」ぱぁっ!!??」
どこから取り出したのか、はやてはハリセン を持ち、龍也に″剃″で近付き、その顔面を思い切りぶっ叩いた
流石は関西訛り、ツッコミのキレがハンパないのだった……
●○●○
さて、時が流れて放課後……
「すまん、アリシア……優衣の迎えお願いな」
「うん、任せて」
龍也は急いで帰る仕度をしていた
「?龍也君、なんかあったの?」
それを見たなのはは不思議そうにしていた
普段は急いで帰る仕度をしないからだ
「今日、一夏のデバイスを作ることになってるんだ」
「え!?そうなの?」
それを聞いたフェイトが聞く
因みになのは達は一夏と顔を会わせたことがある
「あぁ……一夏の魔力と天撃の適ってかなり特殊だからな」
「其で急いでると……」
「そう言うこと、じゃあまた明日」
アリサの言葉に龍也は軽く答え、教室を出た
「どういうこと?」
すずかの質問
「うん……魔力の適性がね、あまり類を見ないタイプなのよ」
「どんなデバイスになるんやろな?」
はやての言葉
「そうね……体術が得意だから、手甲とか?」
「今度模擬戦してみようよ、どのくらい強いか気になるし」
『賛成!!』
フェイトの言葉になのは達は賛同するのだった
後書き
皆『其では感想待ってます!』
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