戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第二十三話 片岡少佐!高校だが給食ネタだ!!その十一
「他のメニューに勝てるか!」
「しかも最高の食材で最高の技術で作ってるんだ!」
「それに勝てるか!」
「究極の、って言いたいが作者あの漫画超嫌いだから言わねえ!」
「完璧のメニューだ!」
「完全のカレーライスだ!」
二人がこれから作るものはというのだ。
「見てろよ、今回はな」
「スパイスにもよりかけてるからな」
カレールーを作るそれもというのだ。
「牛肉だってな」
「最高級の宮崎牛だぜ」
「復活、宮崎牛!」
「どこぞの民主党政権が見捨てたそれだよ!」
「おい、見てるか某民主党の連中とその支持者共!」
「この作品は手前等のことも書いておくぜ!」
教育作品としてだ、悪を書き残しておくのだ。
「何もしなかったよな!」
「有効な対策な!」
「当時の脳症、じゃない農相はその時海外言ってたな!」
「愛知が選挙区の奴な!」
「愛知県民もよく覚えておけよ!」
「宮崎牛はその元農相が殺したんだ!」
このことは紛れもない事実であろう。
「原発事故を引き起こしたのも民主党政権!」
「アホな対応したからだ!」
「原発があるから事故が起こるんじゃない!」
「原発事故を引き起こしたんだよ!」
起こるのと起こしたのとでは訳が違う、日本語で書けばよくわかる。
「あの元総理がな!」
「そのことは覚えておけよ!」
「何であいつが原発反対言うのかな!」
「原発問題はそこからだ!」
こう話してだ、そして。
二人は人参やジャガイモ、玉葱まで切ってだった。御飯も研ぐ。その手際は。
「ちっ、上手だな」
「まさに道場さんだな」
「くそっ、何で上手なんだよ」
「下手でいいんだよ、下手で」
これが観衆の言葉だった。
「負けて欲しいんだからな」
「上手だと困るんだよ」
「何で負ける奴が料理上手なんだよ」
「折角今日こそはなのにな」
「それがな」
「上手なんてな」
癪だというのだ。
「若し今回も勝ったらな」
「こんな嫌な話はないぜ」
「失敗しろ、失敗」
「それでとっとと負けろ」
「採点は普通だからな」
「公平だからな」
採点者は公平、教育作品の鉄則だ。
「こいつ等が失敗してくれたら」
「最高なのにな」
「片岡少佐の勝利が確定するから」
「さあ、失敗しろ!」
「調理ミスをしろ!」
「だからうるせえんだよ!」
「頭から熱湯ぶっかけるぞ、ハゲ!」
二人は調理しつつ悪態で返した。
「俺達のカレー食って黙れ!」
「最高のカレーだからな!」
「宮崎の牛に全世界から集めた最高のスパイス群」
「野菜だってな」
「全世界の最高級のものを集めたんだよ」
「金に糸目はつけずにな!」
その金の出処は悪田部の汚職によるものだ。
「しかも俺達の技術」
「最高の調理器具」
「これでまずい筈ないだろ」
「まずかったら奇跡だぜ」
「奇跡よ起これ!」
「まずいものになれ!」
すかさず言う観衆だった。
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