戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第二十三話 片岡少佐!高校だが給食ネタだ!!その十
「包丁一本頭に刺してってな」
「元ネタはマカロニほうれん荘だぜ」
名作である、その破壊力抜群の怒涛のギャグとパロディは何度も復刻されていることからもわかる。トシちゃん感激!である。
「まあそれは冗談でな」
「今の俺達の腕は道場さん以上だ」
「その包丁捌きでな」
「今回も勝ってやるぜ」
「そうか、ではだ」
二人が何を言ってもだ、片岡は冷静で。
その手に包丁を手にしてだ、まずは。
光速で玉葱を切りだした、すると。
切られた、コマ切れにされた玉葱が虹となってだった。
用意されていたボールに入っていった。それを見て観衆達も唖然となった。
「す、すげえ」
「切られた玉葱が虹になって自然にボールに入っていってるぞ」
「それに切られた玉葱も」
「奇麗だな」
奇麗に切られているというのだ。
「〇・三ミリ四方か」
「いい切り方だな」
「模範的だな」
「いい切り方だよ」
「あの切り方は」
「そうね」
その切り方からだ、一つの答えが出た。
「ハンバーグ」
「少佐はそれを作られるつもりか」
「給食の人気メニューの一つ」
「それを」
「ハンバーグにだ」
その片岡の言葉だ。
「野菜とマカロニのホワイトシチュー、八宝菜に若布御飯だ」
「おお、作者の好物」
「これはいい」
どれも好きであった、給食の時は。
「そして牛乳も欠かせない」
「最高ですね」
「そしてその牛乳も」
「新鮮なもので」
「流石は片岡少佐」
「食品管理も完璧」
それもというのだ。
「いや、素晴らしい」
「真の意味の料理人」
「日帝衆きっての料理の達人の一人」
「給食の神」
こう言われているのだ、実際に。
「その少佐なら」
「今度こそ勝てる」
「達成、ジャスティスカイザー成敗!」
「今日は人類にとって最高の日だ!」
「最高の一日になるぞ!」
「負けろジャスティスカイザー!」
「最後に勝つのは正義だ!」
観衆達は今回こそは日帝衆が勝つと確信した、それでジャスティスカイザーに対しても言うのだった。だが。
ジャスティスカイザーの二人はだ、そんな言葉は聞かずに。
彼等もまた調理をしていた、そのメニューはというと。
「へっ、何がハンバーグだよ」
「俺達も好きだけれどな」
それでもだというのだ。
「シチューに野菜があってもな」
「それでもだっての」
「俺達に勝てるかよ」
「俺達がこれから作るメニューにな」
手際よくだ、調理をしながら言うのだった。
「カレーライスにな」
「給食の王様にな」
まさにカレーライスこそはというのだ。
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