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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第二十三話 片岡少佐!高校だが給食ネタだ!!その十二

「さっさとな!」
「起これ、奇跡!」
「だからうっせんだよ!」
「俺達の負けばかり願いやがって!」
「その奇跡ってやらをぶっ潰してやる!」
「別の奇跡を起こしてやる!」
 その奇跡はというと。
「俺達の勝利っていう奇跡だ!」
「それをやってやるぜ!」
 こう言ってだった、二人は。
 カレーを作っていく、そして遂にだった。
 カレーを作り終えた、そうして言うのだった。
「出来たぜ!」
「俺達の完璧なカレー!」
「食材に糸目をつけなかった最高のカレーだ!」
「入ってねえのは愛情だけだぜ!」
 そんなものは最初から入れるつもりもない。
「さあ食え!」
「食って美味いって言え!」
「言わぬなら言わせてみせよう糞ガキ共!」
「まずいって言ったら手前の携帯にブラクラ送ってやる!」
 いつもの調子で言う二人だった、だが同時に。
 片岡も作り終えていた、彼は言うのだった。
「食べて欲しい、そして味だけでなく健康も楽しんで欲しい」
「はい少佐、頂きます」
「少佐が作ってくれたものですから」
「喜んで」
「召し上がらせてもらいます」
 審査員の子供達はその片岡に目を輝かせて答えた。
「少佐のお心まで」
「是非」
「料理、即ち給食も作るだけはない」
 片岡はジャスティスカイザーの二人と正反対のことを言うのだった。
「そこに美味しく食べてもらいたい、食べて健康になって欲しいというだ」
「気持ちがあってですね」
「それこそですね」
「そうだ、それでこそ給食なのだ」
 料理全体がそうだというのだ。
「子供達は国の宝だ」
「その宝に美味しく食べてもらい」
「健康になってもらう」
「それが為にですね」
「少佐は」
「作らせてもらった」
 今回もだ、そうだというのだ。
「では諸君、食べてくれ」
「はい、わかりました」
「それじゃあ」
 子供達はまずは片岡の作ったハンバーグ等を食べた。そうして言うことは。
「とても美味しいです」
「こんな美味しいものはありません」
「いや、本当にです」
「最高のご馳走です」
「この給食は」
 先程ジャスティスカイザーの二人に呪いの言葉をかけらてていた先生も言う。
「栄養バランスもですね」
「十二分に考えている」
「そうですね、子供達もこれを食べれば」
「健康に育つ筈だ」
「丈夫な身体になりますね」
「給食はそうしたものだ」 
 ただ味だけではないというのだ。
「健康になってこそだ」
「だからこそ」
「栄養バランスは念頭に置いていた」
 味と共に、だ。
「私もな」
「お見事です」
 ここでお流石です、と言うと何処かの劣等生だ。ただし劣等生といってもその能力は数多くのネット小説の中でも屈指のチートである。 
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