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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第十八話 山田大尉!今度はテニスだ!その八

「目的の為には手段を選ばず」
「そうして生きてますから」
「だからですよ」
「俺達主役でいる為には何でもしますから」
「毎回次回予告で読者に脅迫もかけてるんですよ」
「俺達自身の為には何だってしますよ」
 これが正義の味方の言葉である、忘れている読者の方も多いかも知れないが二人は正統派ヒーローなのである。
「それこそです」
「一服盛りますし」
「ふむ。では主役の座を賭けて勝負といきたいが」
 しかし、というのだ。
「このままでは話が進まない」
「さっきから全然進んでないですね」
「ゲーセンから」
 この作品の常の会話によってだ、話が進まないのだ。
「じゃあ本当にですね」
「そろそろ話を進めないと」
「それじゃあですね」
「早く悪田部さんのところに行きましょう」
「それが終わったら俺達本屋さん行きますから」
「早く済ませましょう」
「今度は誰の写真集とDVDにするのか」
 黒スーツの人もわかっていて問う。
「一体」
「今度は小林恵美さんですね」
「あの人にします」
 今回はこの人だというのだ。
「いや、あの人結構以上に」
「凄いスタイルですよね」
「DVDのボンテージ最高ですよ」
「それで今回はあの人にします」
「そういうことなんで」
「早く済ませます」
「ボーナスで買えばいいな」
 黒スーツの人は二人にこうアドバイスした。
「それならばだ」
「あっ、確かに」
「自分で買うよりも」
 二人も言われてはっとした。
「いつもそうしてますし」
「その方がいいですね」
「ただで手に入りますし」
「その方がいいですね」
「だからだ」
「はい、じゃあボーナスで買います」
「そうします」
 二人は極めて柔軟にその考えを変えた。
「最近グラドルのネタも減ってますけれど」
「毎話一人ずつ挙げてますし」
「何かそろそろですね」
「ネタが枯渇してきました」
「安心しろ、グラドルさん達の数は多い」
 それこそ星の数だけいてくれている。
「新たなグラドルも出て来る」
「いえ、作者の好きなグラドルが」
「結構減ってきてますんで」
「それでか」
「はい、それでなんですよ」
「ネタが尽きかけてるのが」
「それは作者が何とかすることだからな」
 黒スーツの人もこう言うしかないことだった。
「ここであれこれ言ってもはじまらない」
「それでとにかくですね」
「これからですね」
「悪田部さんのところに行って」
「打ち合わせですね」
「そうだ、来ない場合は爆発だ」
 命令違反とみなされてだ。
「まあゲルパー薬を飲まされるよりはましだ」
「あれ三時間ごとに飲まないと死にますからね」
「究極の裏切り防止策ですよね」
 ゲルショッカーが採用していた魔法の薬である、これさえあればその組織の統率はあの日本軍以上のものとなる。 
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