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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第十八話 山田大尉!今度はテニスだ!その九

「いや、あれを飲まされると」
「俺達もちょっと」
「困るなんてものじゃないですね」
「洒落にならないですよ」
「それはない」
 流石の悪田部といえどもだ。
「だから安心するのだ」
「まあ爆弾埋め込まれてるだけでも大概ですけれどね」
「ギャラクシーみたいですね」 
 ガッチャマンの敵組織だ、これまた代表的な悪の組織だ。
「何か俺達の方が悪役っぽくなってきたみたいな」
「そんな気がしてきましたよ」
「最初からかも知れないですけれど」
「何か」
 そんなことを言いつつだった、二人は悪田部のところまでワープした。そうして彼に対してまずはこう言うのだった。
「次のグラドルは小林恵美さんにします」
「あの人に決めました」
 まずはボーナスの話からするのだった。
「じゃあそういうことで」
「宜しくお願いします」
「それで今回の勝負ですけれど」
「一体何をするんでしたっけ」
「テニスだ」
 悪田部は二人に即答で返した。
「場所は京都の博物館前だ」
「ああ、あそこですか」
「何かあの辺りでも結構戦いますよね」
「それであそこでテニスですか」
「今度はそうした勝負ですか」
「そうだ、尚特別ゲストとして某元テニス選手さんが来てくれる」
 悪田部はここで爆弾発言を行った。
「あのそこにいるだけで気温を上げてしまうな」
「ああ、あの人ですね」
「某岡某造さんですね」
「作者また危ないネタ使いますね」
「幾ら本人さんでなくても」 
 ネタである、間違ってもご本人ではない。
「まあテニスっていったらあの人ですね」
「とにかく暑い」
「そして一直線」
「あの人が解説役となっている」
 その配役だというのだ。
「尚あの人は日帝衆支持を明確にしている」
「つまり俺達は大嫌い」
「そういうことですね」
「彼もまた君達のことを子供達に教えている」
 しかも子供達と全く同じ目線でだ。
「絶対にああなってはいけない、人間として最低のサンライズの黒幕キャラよりも悪質な連中であるとな」
「あの、サンライズの黒幕キャラって」
「いいキャラ出たことないんですけれど」
 それも例外なくだ。
「どいつもこいつも屑ばかりじゃないですか」
「青き清浄なる世界にしても」
「あと吸血鬼の委員会とか胚とか」
「いい奴なんて一人もいないですよ」
「石ノ森章太郎先生の傲慢な神っていうか」
「そんな奴ばかりじゃないですか」
「確かに君達は傲慢な神ではない」
 あくまで等身大である、この二人は。
 しかしその屑であるという度合いにおいてはだ、この二人はというのだ。
「しかしあの某岡某造さんが言うにはだ」
「その屑のレベルは、ですか」
「サンライズの黒幕レベルですか」
「何かもうあれですね」
「俺達をそこまで嫌ってるんですね」
「まさに反面教師の鑑だとも言っている」
 この人もなのだ。
「人間として根っこまで腐りきったな」
「じゃあ凄い解説してくれそうですね」
「ボロクソに言ってきそうですね」
「何かもうそれがですね」
「俺達の常になってますね」
 二人もある程度達観している、そうしなければ精神的にやっていけないのではなくそうしたことを無視する性根なのだ。 
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