ソードアート・オンライン~雷皇の狩人と双棍の闘士~
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神喰い達と剣王と象牙色の剣聖
前書き
今回はうちのチートキリトさんたちとAskaさん家から初期段階で送られてきたキャラ達のコラボプロローグです。
「おいおい……一体こりゃどーなってんだぁ……?」
俺の隣で、リンドウさんが呟く。
「確か、俺達は黒いヴァジュラを追っていた筈だぞ?」
「……その、黒いヴァジュラも居ないようだな」
索敵したソーマがそう言う。
「此方も異常無しです」
「此方もだよ、キリト君」
そこに、左右に分かれていたアスナとアリサが言う。
「了解。……あれ、リッカさんは?」
俺は前後左右を見て、その場の全員に言う。
「あれっ?そういやリッカ、さっきから見掛けねぇな……」
「大方、この辺を探索してるだけだろ……」
「ソーマ、意外に冷たいですね」
「……元からだ。ほっとけ」
そんなやり取りを続けていると。
「うわぁああああああっ!!」
叫び声と共に、リッカが現れた。
「リッカさん!?」
アリサが驚き、声を上げる。
「どうしたんですか、リッカさん!」
「あれ!あれ!!」
『あれ?』
リッカの指を指した方を向くと。
『………うわぁああああああっ!(きゃあああああああっ!)』
ディアウス・ピター五体が現れた。
戦いますか?
→はい
→いいえ○
「録に道具も無いのに戦えるかぁああああああっ!!」
全員が神機を持つと、一目散に森を走る。
「リッカさん!何でディアウスピター連れてきてるんすか!!」
「好きで連れてきた訳じゃないよぅ!」
「喧嘩は後にしなさい!!」
アスナに一喝されて全力疾走に移行すると、全員が森から出る。人間、出来れば怖いもの無し……と言えないのがアラガミ連中だ。
「まだ追ってきてますけどぉ!?」
「………チッ。しつけぇアラガミだな」
「どうする、サブリーダー代理?」
「リンドウさん!?俺にサクヤさんの代わりをやれと!?」
「リーダー権限。宜しく!」
「仕事投げ出すなぁあああああ!!」
緊急時にリーダーが仕事を投げ出す。これはあっていいのか悪いのか。……仕方無い。
「……リンドウさん。ハンニバル侵食種は使えますか?」
俺はリンドウさんに確認しながら、偏食因子錠と偏食因子変換錠を取り出す。
「ん?ああ……どうだろうなぁ……。やっこさんも気まぐれだし……」
「やってください。でなきゃ死にますから」
「ヘイヘイ……」
腕のガントレッドを外し、アラガミ化した腕を晒すと、一瞬にしてハンニバル侵食種へ変化する。俺はその次に、偏食因子錠と変換錠を同時に呑み込むと、ボロボロだった装備がオラクル細胞によって修復される。
人間で在り、アラガミでも在る。榊博士が言うには、特異点の影響だとか言っていたが、人を守れるなら、アラガミの力だろうと利用するまで。
「ヴァジュラの雷鳴!」
腕を薙ぐと、その地点に雷撃が起こり、ディアウス・ピターが少しながらも下がる。
『おっしゃぁあああああ!!』
そこに、ハンニバル侵食種……もうリンドバルで良いや……は、黒い炎の槍でディアウス・ピターを真っ向から串刺しにする。
「ヤクシャの砲撃!」
右腕から生成したヤクシャの銃砲を向け、ディアウス・ピターを撃ちまくる。……だけどこれ、オラクル使うから疲労が在るんだよなぁ……。
「キリト!上!!」
途端、アリサが叫ぶ。俺はすぐに回避行動を取ると、ヤクシャの銃砲を向ける。煙から現れたのは……。
「マルドゥーク!?」
ガルムの感応種、マルドゥーク。ディアウス・ピターに引き続き、コイツも現れるとは。
「くそっ……!」
俺はすぐに撃とうとすると。
「ヴォオオオオオオオオ!!」
『ヴォオオオオオオオオ!!!!』
マルドゥークが吠え、ディアウス・ピター、更には黒いヴァジュラも現れた。全員が活性化している状態だ。
『おいおい……冗談も大概にしてくれよ……!』
リンドバルが回し蹴りを放ち、言う。どちらにせよ、残り時間は五分も無い。このまま行くとジリ貧なのだが……。
「血の力……覚醒嵐。そして……二刀覚醒『極限』!」
二本のリヴェンジャーを持ち、マルドゥークに向かって走る。
『切札、加速、機関、スタン・バイ』
黒いラインがリヴェンジャーに走ると、炎が出て更に動きを加速させる。
「スターバースト……ジョーカーアクセルエクストリーム!」
加速と機関の力は共に、動力元。前者は速さ、後者は安定な出力を出す。
リヴェンジャーの力は、主にこの二つからなっている。
「おおおおおっ!!」
十六連撃を放ち終わると、そのタイミングで偏食因子変換錠による浄化が終わり、アラガミ化が終わる。だが、マルドゥークはまだ、生きている。
「くっ……!」
背後にはリンドバル達がディアウス・ピター相手に戦っている。此処で退けば後ろが危ない。
「……どうすれば!」
リヴェンジャーを構え直した、その時。
ズバァッ!
『……ヴォ?』
「……そこら辺をぶらりぶらりと歩いてりゃ、大型の戦いか?」
中央から縦に二分にされた幅広の片手剣を持った男が、マルドゥークを一刀両断にし、オラクル細胞へと変えさせた。
「……な、何だそのチート」
「勘違いするな、俺はお前を助けた訳じゃない。煩いから斬っただけだ」
「言葉からすれば何処かの闇神だぞ!?」
「ヘッション!」
「……何いってるんだお前?」
「その目は厨二病者を見るような目……!……実際人間かアラガミか分かった体じゃねぇが」
「敵か?」
「迷いがねぇな!?」
だんだん男の性格が分かってきたこと所で。
「はい、終わり」
ズドォオオオオオン!
背後から暴風と共に、爆発が発生。その中心地点にはまた、新たな男が立っていた。
「ウヲヲヲヲヲヲヲヲイ!!」
神機振り回し突っ込みを放つと、彼は言う。
「やぁ、初めまして。僕はネフィリム。ユニット名はツキオリ・イクス・アギオンス・マルドゥークネフィリム。ネフィリムで構わないよ」
「寧ろこの状況下で自己紹介出来るお前はどんな精神してんの!?」
ディアウス・ピターは残らず掃討。全員(リンドバル以外)は神機の盾に隠れて防ぎきった様だ。しかし……。
「……破壊規模が」
「心配要らない。自動生成で直る筈さ」
「……SAOにどんな仕様を求めてるんだよお前は」
「その口振りから言うと、君は異世界のプレイヤーかな?」
俺はネフィリムの言葉に疑問を覚える。
「異世界のプレイヤー……?」
「そ。此処は異世界、君たちで言う君達の物語の原典であり、その未来。そのSAOだよ」
因みにそこの彼も異なる次元異世界のSAOのプレイヤー関係者だよ、とネフィリムが言うと、剣を仕舞い、喋る。
「俺の名はサラディン。剣王のユニークスキルを持つ。……別に覚えてほしくていった訳じゃ無いぞ」
「……ツンデレのタイミングがいまいち掴めないな」
頬を欠くと、リンドバル以下四人がこちらに来る。
「……さっきの破壊人間と一刀両断人間」
「どんびきです」
「いやー、助かったぜ」
「……どういう神経してるのか見てみたいね」
どうやら、リンドバル以外は好感度が最悪のようだ。俺も、ネフィリムには好感度が下がりまくっているが、現在進行形で。
「それより、此処から出る方法は?」
「無いよ?そもそも、誰かの意思によって呼び出された訳だし、このSAO自体に、僕らの特殊能力『自在式』って言うんだけど、それが覆っている物を抹消出来ないんだ。あくまで、僕のは、何だけど」
内部では使えるんだけどねぇ~、と呑気に言うネフィリムに、ソーマとアリサ、アスナは飽きれ、リンドバルはアラガミ化を解除し、リッカは現実逃避するように自前の応急セットで神機の調整をしていた。……何このカオスった場は。
「……ともかく、移動しないか?此処は第一層だ。幸い、近くにはじまりの街がある」
「……此処だと、いつモンスターを見かけても可笑しくは無いしな……」
俺はサラディンの提案を飲むと、すぐさま移動した。……ネフィリムは置いて。
後書き
ネフリィムさんがヒドイ件について。書いといてアレだが。サラディンさんもアラガミを一刀両断するし。書いといてアレだが。
ゼロ「……自重と言う言葉が無いのかお前は」
無いねっ!(キリッ
ゼロ「……ヘビィ・メタル・バーストォオオオオッ!」
それ魔法科(ジュン!
???「さて、次回はいよいよ俺達か」
???「そう、だ、ね」
???「ふははは!存分に暴れようぞ!!」
???「ああ、ドキドキしますね!」
レイン「……何か、もう……頭痛い」
ユウ「個性がねぇ……」
イェソド「マスター、しっかり!」
マルクト「……適度に」
どっちもカオスだ!
全員「テメェのせいだ!!」
だからって一斉攻撃は(塵になりました。
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