極短編集
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短編52「カエルの女の子」
車を運転中、道路の真ん中にカエルがいた。道路には自分の車しか走ってなかったので、車を止めてカエルを道路の端の安全な所に移してやった。そしてある日……
ピンポーン
チャイムが鳴り、出てみると女の子が立っていた。膝までの白のフリルスカートに髪はセミロング。目は二重でクリッとしていた。
「私はあの時、助けて頂いたカエルです。恩返しに来ました」
と、女の子は言った。
「意味が分からないのですが……」
と、言うと女の子は、ポンッ!と後ろに宙返りしたかと思うと、パッとカエルに変身した。
ゲコゲコ!
足元にはカエル鳴いていた。カエルはポンッ!と後ろに宙返りしたかと思うと、パッと女の子に変身した。
「これで信じて頂けましたか?」
僕はビックリ仰天していたが、ひとまず女の子を家にあげた。
「まあ、とりあえず座って」
と、女の子に言うと……
『白いパンツが丸見えだ!!』
女の子は足をM字にして、カエルのように座った。
「えっと、人間のように座れる?」
「一応」
女の子は正座で座った。
「どんな恩返しをしてくれるの?」
と、僕が聞くと女の子は答えた。
「ご主人様の身の回りのお世話をします」
と、女の子は言った。なので、掃除や洗濯、洗い物をしてもらう事にした。
「わー!掃除でそれ吸うな!!」
「ごめんなさい、ご主人様~」
「なんだこの泡は!洗剤入れすぎだろ!!」
「はい、済みませんご主人様」
「わー!どんだけ食器を割るんだよ!!」
「謝る言葉もありません」
女の子はとにかく不器用だった。
「もういいから帰れよ」
「恩を返すまで帰れません!」
「なんなんなら出来るんだよ!?」
「これなら大丈夫かも知れません」
女の子は料理を始めた。
「おい!油の入れすぎだ!!うわっ!炎があがった~」
そんなこんなで時間は経ち、そして夜になった。
「よっ夜のお供も出来ます///」
こっちは大丈夫かと思い、その夜、女の子とベッドに入った。
女の子にはヘソはなかった。おっぱいの先もなくて、何かがっかりな気持ちがした。あそこものっぺりしていた。
チュッ
女の子にキスをすると、女の子はビックリな顔をした。
「今のは何ですか?」
「キスだよ」
「キスっていいですね///」
女の子は顔を真っ赤にしていた。
「していいか?」
コクンとうなずく女の子。向き合ったまま抱き締めると……
「違います!」
と、女の子は身をよじった。
『えっ!なんだよ。ここまで来て拒否かよ!!』
と、思っていると……
「背中から抱き締めて下さい、ご主人様///」
と、女の子は言って、四つん這いになって、お尻を突き出した。
「ではいきますよ、ご主人様!」
と、女の子は言うと、いきみ出した。そして……
ポトンッ
と、卵を出した。
『ああ、忘れてた。こいつはカエルなんだった……』
「さあ、ご主人様!いっぱいかけて下さいね///」
「お前……
もういい!やっぱり帰れ!!」
おしまい
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