フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!
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ウエスターこそ裏切り者
武器提供キュアスティック
第13話 シフォンが病気!?パインの新しい武器!!
前書き
スウィーツ王国では、キュアパイン母娘が手にする新しい武器が完成しました。ところが、こんな時に限ってシフォンの容態に異変が。
ラビリンス首都ピョンピョン内陸軍本部内牢獄
「出せーーーー。出せーーー。出せ出せ出せ出せ出せ出せ出せ出せ。」
「うるさい、静かにしろ。」
「何だでめえ~。」
「刃向うか。射殺もありえるのだぞ。」
牢番兵士は銃口をウェスターに向けた。
「そ、そんなあ。」
ウェスターは、おとなしくなり眠ってしまった。
「zzzzzzzzz。」
「俺が、俺が、俺が、俺が、俺が俺が俺が俺が一体、ラビリンスに何をしたって言うのか。」
「zzzzzzzzz。」
回想編 山吹動物病院
「ワンワン。」
「すみません、先生。」
「ワン。」
「コラッ、チロ。おとなしくしなさい。」
「ああっ、怒らないであげてください。チロ君、初めて会う人には警戒するね。痛いことはしないと約束する。だから、ちょっとだけ触らせて。」
「クゥーーーン。」
「すぐ終わるからね。」
次の患者では
「ニャーーーン。」
「先生、どうですか。」
「これは便秘ですね。」
「エッ、便秘ですか。」
「猫は、骨盤が狭いから便秘になりやすいのですよ。」
「よおーーーし、今スッキリさせてあげるからね。」
次の患者では
「これでよしっと。」
「1週間、安静にしておけば治ります。」
「ワン。」
「ありがとうだって。どういたしまして。ハハハハハハハ。」
1週間後
赤塚公園北側にあるドーナツカフェでは、ラブたち3人がいます。
「パパってすごいの。どんな動物の言葉も分かるみたい。動物たちがどう苦しんでいるか、あっという間に突き止めるんだもの。」
「ブッキーパパって、腕の良い獣医さん評判だもんね。」
「すごいね。言葉の分からない動物を治しちゃうんだから。」
「私、将来、パパのような獣医さんになりたいわ。」
「なれるよ。だってブッキーは動物大好きだし、好かれているし、相手の気持ちが分かるじゃん。」
「ええ、完璧に獣医さんに向いてると思うわ。」
「フフフッ。」
「獣医かあっ。そう言えば、俺も昔10位だんたんでい。」
「エエッ。」
「頑張ったら8位に上がったんでい。うれしいでい。」
「何の話よ。」
「で、チョット1位目指して来るでい。店番よろしくでい。」
「また、トイレ。」
「チョット、便秘気味なんでい。」
「ベ、便秘って。」
スウィーツ王国首都アラモード内ナノ研究所に隣接する工場
「完成したぞ、パインフルート。」
「そうか、完成したか。」
「これは、長老。」
「またまた戦力強化になるな。後は、ベリーのキュアスティックだけじゃな。」
「ハイ。それでは長老早速、威力テストを行います。」
「頼んだぞ。」
桃園家ラブの部屋
「このゲームおもろいで~ぇ。またクリアーしたで~ぇ。」
タルトは携帯ゲームのエンディングを眺めていた。
「もうすぐラブはん帰って来まんなあ。シフォンはん、どないしてるやろ。」
タルトはシフォンのいるベッドへ向かった。
「ウッウ~ウ。」
「シ、シフォンはんどないしたんや。」
「フィリップ~ゥ。」
「こらああかん。パフェはんに知らせるで。」
タルトは、自分のリンクルンでスウィーツ王国にいるパフェに向けて通話を始めた。
「もしもし、パフェはん。」
「タルト、2種類目のキュアスティックが完成したわよ。」
「ホンマでっか。」
「これから、威力テストを行う予定だけど、何かあったの。」
「シフォンはんが苦しんでいるねん。」
「シフォンが。困ったわね。威力テストが終わらないと、キュアパイン母娘に新しい武器を呼び出す外部メモリーを渡せないわ。」
「何でやねん。」
「とにかく我慢して。どうしてもつらいのなら、山吹先生を頼って。」
「山吹先生でっか。」
「そう、向こうで頼りになるのは山吹先生だけよ。早速向かって。」
「ヘエ。」
通話を切られた。
「ウ~ッ、ウ~ッ。」
「シフォンはん、辛抱しておくれや。」
タルトは、シフォン胴体をタオルで巻き抱き抱えて桃園家を出た。
ラビリンス総統官邸内謁見の間
「メビウス様、ウェスターを大目にやっていただけませんか。」
「何を言う、サウラー中将。」
「故意に不幸のゲージを下げたワケではございません。」
「まだ当分、反省していただなくてはならぬ。分かるな。」
「ハッ。」
「拘留期限日に釈放を検討しよう。」
「ありがとうございます。」
「ところで、本日も出動したいのか。」
「ハッ、その通りです。」
「相分かった。行くが良い。」
「ハッ。」
サウラーは謁見の間から去った。
一方
山吹夫妻は、練馬区にある小泉牧場にいる。
「先生、容体はいかがですか。」
「ウモーーッ、ウモーーッ、ウモーーッ。」
「出産が近いぞ。危ないから下がるぞ。」
「ハイ。」
正は仕切りから出て来た。
「あなた。」
「暴れて怪我でもしたらかなわん。出産するまで様子を見よう。」
赤塚公園内ドーナツカフェ
「困ったわね。」
「こんなに苦しんでいるシフォン初めて見た。」
「タルト、スウィーツ王国はどう言ってたの。」
「パフェはんと連絡取れたでっけど、パインはんの新しい武器が完成してはって、威力テストを行うって言うてんねん。」
「そうなの。」
「そんで、山吹先生を頼ってくれって言われたねん。」
「山吹先生。って言うことはブッキー。」
「私。」
「頼んます。」
「分かったわ。担いで行くわよ。」
「パインはん、おおきに。」
「私たちも家へ帰るわよ。遅いからね。」
「ヘエ。」
ドーナツカフェは店閉まいとなった。
「終わったでい。店を畳むでい。」
「カオル。」
「出た、ジュリアーノ。」
「今日の売り上げの集金に来たわ。」
「トホホホホホホ。」
スウィーツ王国内射撃場
「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ヒーリングブレアー・フレーーーーッシュ。」
「ビューーーーン、バチッ、ビリビリビリビリ、パン。」
「すごい威力だパフェ。」
「ハイ、あなた。」
「シフォンに何かあったらしいな。」
「あなた。」
「外部メモリーを持って、クローバーへ行ってくれ。」
「はい。」
パフェは射撃場を後にした。
山吹動物病院
「ただいま。あれ、ママがいない。」
「祈里さん、両親から言付が来てますよ。」
「何。その前に急患がいるんだけど、何とかならない。」
「この子ですか。」
「そう。」
「困りましたねえ。院長先生、小泉牧場へ出張で出かけております。」
「小泉牧場。」
「どうします。とりあえず、部下医師に診ていただけますか。」
「はい、お願いします。」
部下医師のいる診察室へ向かった。
小泉牧場
「ウモウウモウウモウウモウ~。」
「あなた、子牛が出て来ました。」
「4分の1ほど出てるぞ。まだ、様子を見るしかないな。」
再び、山吹動物病院では
「こんな変わった生き物を診るのは初めてですよ。」
「何か分からない。」
「有袋類のような姿をしてますが、人の血が入ったような。これは、動物と言うよりは民族(人類の区分)ですよ。」
「民族ですか。」
祈里は、シフォンを担いで診察室を出た。
桃園家ダイニングルーム
「ごちそうさま。」
「ラブ、後片付け手伝って。」
「ハイ。」
蒼乃家
「ごちそうさま。」
「美希。」
「ハイ、分かってます。」
山吹動物病院
祈里はタルトと共に父の執務室へ入った。
「ここは見よう見まねでやるしかないわ。」
「それしかありまへんか。」
「そう、それしかないわね。」
祈里は、聴診器と父の医学書を持って来た。そして、見よう見まね診察を始めた。
「ウ~ウ~ウ~~~ゥ。」
再び、小泉牧場では
「ボトン。」
「産まれたぞ。」
「良かった。」
「あなた。」
「まだ、子牛が立ち上がるまで安心できん。もうしばらく様子を見よう。」
「ハイ。」
再び、山吹動物病院では
「不安でんなあ。」
すると、シフォンの額が光った。
「これは。」
「パフェはんが来たみたいやねん。」
「急いで行って。ここへ、案内して。」
「ヘエ、パフェはんなら、何か分かりまっせ。」
タルトは桃園家へ急いで戻り始めた。
桃園家ラブの部屋
「ん。」
「パ、パフェさん。」
「早く行ってあげて、シフォン苦しんでいるから。」
「分かったわ。」
ラブは窓を開けパフェを外へ出した。
夜の赤塚公園
2人の青年がベンチに座って携帯ゲームをプレイしていた。
「何だよここまで来てゲームオーバーかよ。」
「ハハハッ。もう1回やれば。」
「よし、今度こそ。」
「ほう、簡単にやり直せるんだね。」
「失敗してもリセットすれば元通り。何度も蘇ると言うワケだね。」
「当たり前だろ。ゲームなんだから。」
「君たち、ゲームはおもしろいかい。」
「おもしろいからやってんだろ。」
「それは結構、スイッチ・オーバー。」
「ボッ。」
「ゲッ。」
「この姿は。」
「ニュースで見たぞ。ラビリンス軍事パレードでメビウス総統の後ろにいた男の1人。」
「勲章をたくさん付けていた幹部軍人。」
「君たちよくご存知だね。ゲームをすれば恐怖に変えるとしよう。オサキマックーラ2号、我に仕えよ。」
「シューーーッ、グサッ。」
「ゲ、ゲーム機にカードが刺さった。」
「逃げろーーーーッ。」
2人の青年は、ゲーム機を置いて逃走した。
そのゲーム機から渦が発生していた。
「ゲームスタートだ。」
再び、小泉牧場では
「子牛が立ち上がったぞ。」
「良かったです。」
すると、尚子のリンクルンに緊急メールが届いた。
「あなた。」
「スウィーツ王国からか。」
「そうよ。」
「仕方ない。行って来い。」
「ありがとう、あなた。」
尚子は、小泉牧場の牛舎から去った。
「奥様、どうなされたのでしょうか。」
「どうやら、有事が発生したのだよ。後のことは、1人でやれますからお任せください。」
「ハイ、先生。」
再び、桃園家では
「帰りましたで。」
「タルト、案内して来たの。」
「ヘエ。途中から1人で行くって言いまんねん。」
「そう、分かるかな。」
「リンクルンにGPSナビがありますさかい。」
「それなら、良いけど。ゲッ、何、この派手な月。」
「あんなお月はん見たことあらへん。」
すると、ラブのリンクルンに緊急メールが来た。
「行くしかないわ。」
ラブは外を出た。
再び、蒼乃家では
「あれって、星、月。妙だわ。」
「とにかく、急ごう。」
すると、美希のリンクルンにも緊急メールが来た。
「やっぱりね。」
美希は家を出た。
「美希、夜、出かけるのは危ないよ。」
小泉牧場の牛舎の陰
尚子がリンクルンを差し出し外部メモリーを差し込み90度に捻った。
「チェンジ、マザープリキュア・ヒーーーートアーーーッッップ。」
尚子はプリキュアに変身した。
「この格好で自宅に向かうなんて。」
尚子は飛び立った。
一方、パフェは
「何か、妙な月が現れたね。ラビリンスの仕業ね。急いで渡しに行かないと。」
パフェは、妙な月のような物体を気にせず山吹動物病院へ急行した。
四ツ葉町内
赤い妙な月が現れ、地元民衆が現場にたくさん集まっていた。そこに、ラブと美希が合流した。
「ミキタン。」
「派手な月ね。」
「これは、月でも小惑星でも隕石でもないわ。」
「ラブ、ヒビが入った。」
「ミシミシミシ。」
「これは。」
「卵。」
「ミシミシミシ。バリン。」
卵が孵った。
「こうなったら変身よ。」
「OK。」
ラブと美希は、リンクルンを出し横に開き外部メモリーを差し込み90度に捻った。
「チェンジ。プリキュア・ヒーーートアーーーッッップ。」
ラブと美希はプリキュアに変身した。そして....
「ピンクのハートは愛ある印。」
「パンッ。」
「もぎたてフレッシュ、キュアピーチ。」
「ブルーのハートは希望の印。」
「パンッ。」
「摘みたてフレッシュ、キュアベリー。」
「ゲームは楽しいねえ。」
「サウラー。」
「リセットすれば、何度も復活する。彼は不死身なのさ。」
「何。」
「ヤレッ、オサキマックーラ2号。」
「フシチョーーーー。」
「タアーーーーーッ。」
「トリャアーーーッ。」
「バコバコッ。」
「アレッ、いない。」
「確かに感触はあったけど。」
「あんなところにまた卵が。」
「何。」
「ミシミシミシッ。パカッ。」
「マタ、フシチョーーーーー。」
「こんなところで復活とは。」
「行くわよ。」
「OK。」
ピーチとベリーは同時に大ジャンプした。そして....
「ダブルプリキュア・キィーーーーーック。」
「バコバコン。」
「倒した。」
「いや、いなくなっただけ。」
「また、あんなところに卵が。」
「ミシミシミシ、パカッ。」
以後、繰り返しとなった。
再び、山吹動物病院では
「ウ~ウ~。」
「シフォンちゃん、触診よ。いろんなところを触って異常を見つけるのよ。」
「ウ~。」
「フニャフニャして全然反応しない。」
祈里は、医学書を開いて調べてみた。
「何だろうよく分かんない。今度は聴診器で調べてみよう。」
「ウ~ウ~。」
「よく分からないわ。パパだったら、何をもっとシフォンちゃんに何を言いたいか分かるんだろうか。でも、私はダメ。」
「ウ~ウ~。」
「どうしよう。」
祈里は、父のパソコンに電源を入れ調べ始めた。
「ウ~ウ~。」
「ごめんなさい。今の私では何が理解できない。」
「ウ~ウ~。」
「私、何か勘違いしていたのだろう。ただ、パパの治療見ていただけで何もしたことがないのに。」
「ウ~ウ~。」
「ごめんね、シフォンちゃん。私、何の力にもなってあげられない。」
「そばにいるわ。何もできないけど、ずっとそばにいるから。だからお願い。元気になって、シフォンちゃん。」
「ウ~ウ~。」
一方、動物病院の外では
「やっと着いたわ。」
パフェは空を見上げた。
「パインマザー。」
「パフェ、裏へ回って。」
「ハイ。」
パフェは動物病院の裏側へ回った。キュアパインマザーは着地した。
「パインマザー。」
「パフェ。」
「私の娘の容体に異変があるみたいです。」
「どうやら娘が見様見真似で診察しているらしいのよ。」
「そっと様子をみましょう。」
再び、院内では
「ずっと付いてあげるって約束したんだから。」
「ウ~ウ~。」
「ごめんね、シフォンちゃん。私にもっと力があれば。」
「ウ~ウ~。」
「今の私には信じることしかできない。シフォンちゃんは絶対大丈夫だって。シフォンちゃんは必ず元気になるって。私信じてる。」
「祈里、祈里。」
「シフォンちゃんがしゃべった。ハッ。」
祈里は後を振り向いた。
「ママ、何、その格好。パフェさんもいる。」
「私のリンクルンで黄色い外部メモリーを差して通訳アプリを作動してみたの。」
「それで、人間の言葉がしゃべれるように。」
「そう。」
「祈里、ウンチ出ない。」
「ウンチ出ないって。」
「便秘だったのよ。」
「早速、対処しましょう。例の手袋3組用意して。」
「ハイ。」
祈里は使い捨て衛生手袋を3組用意した。
「トイレへ向かうわよ。」
再び、夜の四ツ葉町では
「タアーーーッ。」
「トオーーーーッ。」
「バコバコッ。」
「ミシミシミシ、パカッ。」
「マタマタマタマタ、フシチョーーーーー。」
「キリがないわ。」
「どうすれば。」
「ゲームは永遠に続く。終わるのは君たちは倒れた時だけさ。」
「キャーーーッ。」
「プリキュアが敵わないなんて。」
「私たちどうなっちゃうの。」
「今日でプリキュアは終わり、君たちを助けてくれる者はもう誰もいない。もう誰も。」
「ウワァーーーー。」
「キャーーーーッ。」
民衆は逃走した。
再び、動物病院では
「ジャーーーーーーッ。」
「手袋はゴミ箱に入れて。」
「ハイ。」
「それでは出ましょう。」
「バタン。」
「キャハハハハハハ。」
「ママ、祈里、尚子ありがとう。」
「まあ、よくしゃべる子ね。」
「祈里さん、尚子さん、ありがとうございます。約束の外部メモリーをお渡しします。」
「こ、これは。」
「キュアスティックを呼び出せるわよ。ピーチとベリーの2人が戦っております。今すぐ行ってあげて。」
「私、ここで変身するわ。」
「OK。」
祈里は、リンクルンを出し変身用外部メモリーを差し込み90度に捻った。
「チェンジ。プリキュア・ヒーーーートアーーーッッップ。」
祈里はプリキュアに変身した。
「急いでください。」
「OK。」
パインとパインマザーは山吹動物病院を出た。
再び、夜の四ツ葉町では
「フシチョーーーー。」
「バコバコッ。」
「キャーーーー。」
「ドテッドテッ。」
「うううう、もう力が....。」
「このままじゃ。」
「フフフフッ。君たちとのゲーム楽しかったよ。そろそろ、ゲームオーバーにしようか。」
「いいえ、まだよ。」
「終わりじゃない。」
「私たちが終わらせない。」
「パイン、パインマザー。」
「もう1人いるわ。プリキュア・アイビーム。」
「ピューーーン。」
「グサッ。」
「イテテテッ。」
「バコン。」
キュアベリーマザーは、サウラーが手にしたリモコンを奪った。
「これで、神出鬼没は無くなるわ。パインマザー、これを預けて。」
「OK。」
「さあ、名乗るわよ。」
「私たち動けない。」
「仕方ないわね。3人でレッツプリキュアやるわよ。」
「O~K~。」
「イエローハートは祈りの印。」
「パンッ。」
「とれたてフレッシュ、キュアパイン。」
「ブルーのハートは希望の印。」
「パンッ。」
「摘みたてスウィート、キュアベリーーーーーーマザーーーー。」
「イエローハートは祈りの印。」
「パンッ。」
「とれたてスウィート、キュアパイーーーーンマザーーーーーッ。」
「レッツ!プリキュア!」
「チキショー、やりやがってクソババア。」
「誰がクソババアだって、ウブ*ンヒョロヒョロボンボン。」
「何がウブ*ンヒョロヒョロボンボンだ。ヤレッ、オサキマックーラ2号。」
「フシチョーーーーー。」
「あたしはサウラーと戦う。パインとパインマザーはこの怪獣を頼むわ。」
「OK。」
「望むところだ。」
こうして戦いは始まった。
「フシチョーーーーーッウン。」
「ガチッ、ガチッ。」
「しまった。」
「キャーーーッ。」
パインとパインマザーは吹っ飛ばされた。
「ドデッ、ドデッ。」
「いったぁ~い。」
「パイン、パインマザー。」
一方、サウラーとベリーマザーは
「よくも舐めた口叩いたわね、坊ちゃん。」
「ああっ、股間が。」
「ニョキニョキニョキニョキ。」
「ホラッ、所詮男なんでプリキュアを倒せないわ。」
「何を。アーーーーーッ。」
「うっふ~ん。」
「しまった、勃起が止まらん。」
「ニョキニョキニョキニョキ。」
「アーーーーッ。」
「溜まったもの出しなさい。」
「何を。」
再び、パインとパインマザーは
クビナケ4号の頭部圧力攻撃に苦しめられていた。
「うーーーーーっ。」
「うーーーーーっ。」
すると、シフォンとパフェが姿を現した。
「祈里、尚子ガンバレ。」
「パフェ。」
「シフォンちゃん。」
「シフォン。」
「しゃべれるの。」
「応援してあげて。この2人にも。サウラーと戦っているベリーマザーにも。」
「シフォン、もっと声を上げて。」
「ラーブ、ミーキ、レーミ、ガンバレ。サウラータチガレ。」
「ピーチ、ベリー、少しは元気が出て来たはずよ。」
「OK。立ち上がってみる。」
一方、サウラーとベリーマザーは
「何が、勃ち枯れろだと、このクソコアラ。」
「坊ちゃん、鼻が違うでしょ。コアラじゃないわよ。」
「ギューーーーーーッ。」
「うぎゃーーーーぁ。」
再び、ベリーマザー以外のプリキュア隊は
「立てたね。」
「ハイ。」
「飛んで。パイン、その後、感電させるわよ。」
「OK。う~~~ぅ。」
ピーチとベリーはジャンプした。
「行くよ、パイン。」
「OK、パインマザー。」
「ダブルプリキュア・サンダーーーーッ。」
サキクラ2号の頭を押さえた手から静電気がほど走った。
「バチッ、ビリビリビリビリ。」
「フチョーーーーーーーーーウ。」
更に
「ダブルプリキュア・キィーーーーック。
「バコッバコッ。」
「ゼッフチョーーーーーーーーウ。」
「ドデッ。」
「やったわ。」
一方、サウラーとベリーマザーは
「何だと。サキクラ2号を裏返しにするとは。」
「坊ちゃん、何が裏返ししたって。」
キュアベリーマザーは、サウラーの腕を手繰って投げ飛ばした。
「ドスン。」
「坊ちゃんも裏返しね。逃がさないわ。」
「や、やめろ。」
「キュッ、チューーーーーッ。」
再び、ベリーマザー以外のプリキュア隊は
「パイン、キュアスティックを出すわよ。」
「OK。」
「いいの、2人だけで。」
「任せて、今回は通常の8倍の威力を誇るダブルスペシャルよ。」
「OK。」
「キィーーーッ、キィーーーッ。」
パインとパインマザーは、リンクルンを出し横に開き外部メモリーを差し込み、キュアスティックのコマンドを選択した。
「2秒以上押してください。」
パインとパインマザーは、クリックボタンを2秒以上押した。
「エイッ。」
ディスプレイからキュアスティックが姿を現した。そして、受け取った。
「癒せ。祈りのハーモニーキュアスティック、パインフルート。」
「ドレミファソラシト、ジュワンジュワン。」
「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ヒーリングブレアーーーーーッ・ダブルスペシャル。」
「バチッ、バチッ、シューーーーン、シューーーーン、ビリビリビリビリ。」
「フチョ。」
「ハアーーーーーーーッ。」
一方、サウラーとベリーマザーは
「何、倒さずに浄化しようと言うのか。」
「うっふん~。坊ちゃん、何が浄化したって。」
「うぎゃあーーーーっ。」
再び、ベリーマザー以外のプリキュア隊は
「アーーーーーーーーーッ。」
「ゼッフチョーーーーーーーーウ、シュワワシュワワ~~~~ッ。」
「やったあ。」
「勝ったあ。」
「ベリーマザーは。」
「ここよ。さあ坊ちゃん、自首しなさい。」
「冗談じゃない。プリキュア、恐るべし。」
「サウラーはワープして去った。」
「しまった。」
「祈里、尚子、勝った勝った。」
「どうして、シフォンがしゃべれるようになったの。」
「私が持って来た黄色い外部メモリーに通訳アプリをセットしておいたの。」
「通訳アプリ。」
「これのおかげでシフォンの容体が分かったの。」
「さっきまで苦しんでいたよね。一体、何の病だったの。」
「便秘。」
「べ、便秘。」
「何だ。」
「そうだったの。」
「パフェさんに来てもらえなかったら、もっと大変なことになっていたのよ。」
「そうなの。」
「便秘をあなどっちゃいけないわ。」
「エエ~ッ。」
「食欲不振になったり、嘔吐したり、重症になれば腸を手術することもあるわ。」
「ゲッ。」
「怖~い。」
「だから、威力テスト終了後、真っ直ぐ向かったのよ。」
「よく向かってくれたよね。」
「タルトから連絡があったからね。話を聞いてたら、便秘ではないかと分かったのよ。」
「シフォンのママだからね。」
「そうよ。」
「あの~。」
「君たちは。」
「ゲーム機を放置して逃げた者です。」
「これね。」
「カードが刺さっていない。」
「電源入れてみて。」
「おっ、異常ない。」
「コマンド選べる。」
「選べます。」
「スタートボタン押してみて。」
「押せる。」
「ちょっと、プレイしてみて。」
2人の青年は、試しにプレイしてみた。
「大丈夫だ。」
「良かった。」
「君たち、サウラーに狙われたの。」
「そうです。」
「怖かったです。」
「テレビニュースを見て分かっていました。拉致されるかと思いました。」
「国交のないならず者国家だからね。」
「プリキュア隊の皆様、ありがとうございます。」
2人の青年は去った。
「あたしたちも引き上げるわよ。」
「夜だから解散ね。」
「そう、解除は各自行って。」
「OK。」
「それでは、解散。」
プリキュア隊は解散し家路へ向かった。
翌日 赤塚公園
「便秘の原因は、夜更かしや生活のリズムの乱れ。後、運動不足が考えられるわ。」
「そう言えば、タルト最近ゲームにハマっていたよね。」
「エッ。」
「シフォンと夜更かしをしていたみたいだし、お散歩あまりしてなかったんじゃない。」
「アッ、そうなの。」
「あ、あの~う。わいが....つい、夢中になってしもうて。」
「タルト。」
「タルト。」
「悪い、悪かったんや~。」
タルトは逃げ出した。
「待ちなさい」
「コラッ、タルト。」
「キュア。」
「うふふふふふふ。」
「堪忍してや、シフォン。」
完
後書き
シフォンの容態も回復し、キュアパイン母娘が手にする新しい武器が手に入れ、特典アプリによって、シフォンとのコミュニケーションが一層、取れるようになりました。
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