フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!
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もしも4人目がミユキさんだったら
武器提供キュアスティック
第14話
前書き
今回もテレビ本編とタイトルが同一なので、記載しません。このエピソードでは、怪物を繰り出すカードを占いの館の中に置いたままなので、プリキュアとラビリンス軍幹部が直接対決します。この戦いでイースは、怪物ナケワメーケの代わりに部下兵士の戦闘員たちを初めて呼び出し、プリキュアと戦わせます。一方、ウェスターは徹底的に懲らしめられる日となり最後、体の一部が浄化されてしまいます。きっかけは桃園家への侵入により、あゆみがモップの柄で変身前の西隼人の時に尻を必要以上に叩かれ、ドーナツカフェでは、悪質な営業妨害行為によりカオルちゃんを本気で怒らせ、必要以上に痛めつけ、3幹部3人共退かせます。それでは、アカルンをめぐるエピソードをお送りします。
桃園家ラブの部屋
「ラーーーブ。」
「ハーーーイ。」
「ミーーキ。」
「ハーーイ。」
「祈里。」
「ハーーイ。」
「シフォン、わいは。」
「タル~ト。」
「言うてくれたねん。うれしいで。」
「スルスルスル。」
「ラブ、ジュースとお菓子持って来たわよ。」
「おかあさん、ありがとう。」
「まあっ、この子しゃべったわね。」
「お母さん、ビックリしたでしょ。」
「いや、尚子さんから話を聞いてるわよ。黄色いピックルンに通訳アプリが入っていることを。」
「もう、ママの間でも知られているのね。」
「私はこれで失礼するわ。」
あゆみは部屋から去った。
しばらくして、シフォンがピックルンのことについて話をし始めた。
「キィーーーッ。」
「キィーーーッ。」
「ねえシフォン、ピックルンの種類分かる。」
「ピルン、ブルン、キルン、アカルン、偵察用テルン。」
「ピルンってピンクのピックルンのこと。」
「うん。」
「キルンって黄色いピックルンのことだよね。」
「うん。」
一方
部屋を出たあゆみのリンクルンに着信が入った。
「もしもし、ティラミスさん。」
「わしじゃよ。ティラミスじゃよ。不審者が庭に侵入しているぞい。」
「エッ、そうなの。ありがとう、ティラミスさん。」
通話を切った。あゆみはモップを持ち出し、庭へ向かった。
再び、ラブの部屋では
「ブルンって、まだ出て来ないよね。」
「うん。」
「ミキタン、大丈夫よ。そのうち手に入るから。」
「テルンって。」
「ていさつようせい。」
「空飛ぶ防犯カメラみたいな妖精やで。」
「そうなの。と、言うことは、ラビリンスの不穏な動きを見張ってくれる妖精なの。」
「うん。」
「もう1つあったわね。」
「アカルン。」
「アカルンなんていたやろか。」
「ア、アカルン。」
「赤いプリキュアなんていなかったよね。」
「アカルンって4人目。」
「うん。」
「そうらしいねん。スウィーツ王国は、他の色でもピックルンを仕立てる能力があるねん。」
「そうなの。」
「では、5人目、6人目なんて言うのも可能なのね。」
「ヘエ。」
「ねえ、通訳アプリで屋根の上にいるすずめたちを話しかけてみよう。」
「そんなことできるの。」
「チュンチュンチュン。」
「キィーーッ。」
「どうなの。」
「大変よ。庭に怪しい大男がいるって。」
「大男。」
「ウェスターよ。」
桃園家の庭
「バシン。」
「ウギャアーーーッ。」
「ドロボーーーッ。」
「イテーーーーーッ。」
「バシン、バシン、バシン。」
「ドロボーーーー。」
「ダ、ダメだ。逃げろーーーー。」
再び、ラブの部屋では
「本当にいたのね。」
「ヤバイわね。アカルンのことを聞かれてしまったみたいよ。」
「と、言うことは。」
「アカルンをラビリンスの手に渡れば、必ず破壊されてしまうわ。」
すると、あゆみが部屋に入って来た。
「スルスルスル。」
「ラブ、気を付けて。ラビリンスのスパイが入って来たよ。」
「やっぱり。」
「私はこれから仕事に行くけど、戸締りはしっかりしてよ。」
「はい、お母さん。」
あゆみは部屋から去った。
「やっぱり、アカルンを探すしかないね。」
「そうしよう。」
「チョット待って。やみくもに探してもみつからないわよ。」
「じゃあ、どうすればいいの。」
「各ピックルンスウィーツ王国だよね、タルト。」
「ヘエ。そうでおま。」
「ならば、スウィーツ王国で聞いた方が良いわね。」
「誰、長老。」
「いいえ、シフォンのパパよ。パパの名前はショコラよ。」
「パパ、パパ。」
「シフォンがパパって言ってる。」
「エンジニア。」
「そうよ。ショコラはスウィーツ王国屈指のエンジニアよ。」
「そうなの。」
祈里は通話を始めた。
「もしもし、ショコラさん。」
「ああ、ナノ研究所所長のショコラだ。」
「アカルンを探したいのですが。」
「アカルンか、ずっとこの研究所で監視している。」
「そうですか。」
「飛び立って迷子になってしまう可能性も十分高いため、各ピックルンGPSタグを付けている。」
「リンクルンでは、誰かが手にしない限り反応が出て来ないが、パソコンでは反応する。」
「そうなの。」
「パソコン持ち出すと重いはず。そこで提案があるのだが。」
「どんなの。」
「随時、写メールを送信して情報提供しようではないか。」
「写メールですか。」
「そうだ。それに加え、アカルンと他の生命体が接触した形跡を映し出したグラフィックをGPSと重ねてみよう。」
「そのグラフィックって。」
「温度センサーだ。」
「温度センサー。体温で合わせるのですね。」
「そうだ。」
「その情報を手がかりに探せば良いのですね。」
「そうだ。後、君の通訳アプリを活用して接触の形跡のあった生命体に話しかけてくれ。」
「分かったわ。」
「それでは、成功を祈る。」
通話を切られた。
「写メール送るって。」
「そうなの。」
「パソコンでないと所在掴めないって。」
「パソコンなんて持って行けないからね。」
「ノートなら可能だけどB5サイズでないと重いわよ。」
「ショコラからの情報提供たよりか。」
「仕方ないわね。行こう。」
「うん。」
こうして、ラブたち3人は桃園家を出た。
一方
アカルンの存在はあの人たちにも知られていた。前任の赤いプリキュア隊員の夏木りんである。
「スウィーツ王国からこんな情報が入ったココ。」
「どんなの。」
「フレッシュのメンバーに4人目が存在するナッツ。」
「で、どんな色。」
「赤色だココ。」
「赤色だって。」
「赤ってことは、ルージュの後継者。」
「本当。あたしの後継者近々登場するんだ。楽しみだわ。」
「りんちゃんの後継者になるの。」
「そうみたいナッツ。」
「あたし誰が就任しそうなのか見てくる。」
「りんちゃん、行くの。」
「四ツ葉町へ行く。」
りんは板橋区四ツ葉町へ向かった。
占いの館
釈放されたウェスターもいる。
「イテテテッ、4人目のプリキュア。」
「それがどうしたの。」
「分からねえのか、イテーーーッ。奴ら3人だけでなくもう1人いるんだぜ。」
「で。」
「イテテテッ。今は我々奴ら3人同士。だが、そいつが現に現れたら4対3で不利だろうが、チームになった時。イテッ。」
「チーム。」
「ウガッ。イテッ。」
「あなたまさか、あたしたちがチームだと思っているの。中将と少尉との差、国立軍事大学卒と高卒との差、考えているの。よしてよ。虫酸が走るわ。」
「何でだ、イテテテッ。」
「尻直しなよ。チームだチームワークだなんて言うのは、自分1人の力に自信のない腰抜けの言いワケよ。」
「何だと、イテテテッ。」
「痔かい。」
「違う、イテテテッ。」
「でも、今までプリキュアに邪魔されて、更にカツラバブルの急降下も含めて不幸のゲージが思うように上昇しないのも事実ね。」
「カツラバブルは余計だろ。」
「ウェスターいつからプリキュアの味方になったのかな、ラビリンスはそう思ったよ。」
「言うなあ、イテテテッ。」
「その時のメビウス様、並みの怒りではなかったからね。それにいつやら、あたしの任務を邪魔をしたのはどなたかな。」
「言うなあ、イテテテッ。」
「ウェスター、痔を治したらどうだ。戦力になるかね。」
「痔じゃねえ、イテテテッ。」
「悪い芽は、早めに摘んでおくに越したことないってことかな。お尻直せよ。」
「結局、そうなるじゃないか、イテテテッ。ケツイテーーーッ。」
「ウェスター、4人目の幹部増員メビウス様に聞いてみるぞ。」
「頼む、イテーーーーッ。」
一方、ラブたち3人は
「ブッキー、どうしたの。」
「このアプリを手にしてから、動物たちにひどいこと言われっ放し。」
「これが動物たちの本性なのかね~え。」
すると
「アッ、メールが来たわ。」
「どれどれ。」
「この近辺で鳥とコミュニケーションした形跡があるわ。」
すると、1羽の野鳥が近付いて来た。
「キィーーーッ。」
「ピッピッピッピッ。」
「何言ってるの。」
「この付近にアカルンと出会って話をした野鳥がいるらしいわ。」
「本当。」
「これから向かうわ。大声出したり、大きな音を立てたりしたらダメよ。飛び立ってしまうから。」
「うん。」
ラブたち3人は1羽の野鳥に付いて行った。
「ヘヘヘヘッ、見つけたぜ、イテーーーッ。後を付いて行くぜ。」
問題の野鳥と出会った。
「近付いたらダメ。ラブちゃん、ミキタンここにいて。」
「うん。」
「キィーーーッ。」
「キルンと野鳥はコミュニケーションを始めた。そして....。」
「キィーーーッ。」
「分かったわ。下がるよ。」
「おっと、ヒーーーッ。腫れが引かない。」
祈里は、2人待機している場所へ戻って来た。
「分かったわよ。高島平駅前商店街にあるゲームセンター『アミューズメントよつば』よ。」
「サウラーが悪さしたゲーセンね。」
「サウラーの奴、こんなところで悪さをしていたのか、イテテテッ。」
ラブたち3人は、アミューズメントよつばへ向かった。アミューズメントよつばとは、かつてサウラーが1台のスロットマシーンを怪物にして人と動物を入れ替えた悪事を行った場所でもあった。
数分後
ラブたち3人はアミューズメントよつばに到着した。
「どこにいるのだろう。」
「ラブ、あの機械。」
「どれ、スウィートランド。」
「あ、あの娘。どこかで見たことあるような。」
「お久しぶり。横浜で出会った夏木りんよ。」
「りんちゃん。」
「話は聞いているわ。あたしの後継者近々現れるんだって。」
「りんちゃん、どこでその話を。」
「お待たせ。」
「ブッキー。」
「これは、お久しぶりね。」
「りんちゃん何しに。」
「あたしの後継者見に。」
「まだ、誰か決まったワケではないよ。」
「そう、これから君たち同行したい。」
「それは良いけど。」
「そうすれば、いずれ判明するでしょ。」
「分かったよ。ところで、りんちゃん。アカルン取り出すの手伝って。」
「良いよ。」
アカルンはスウィートランドの中にいた。よく似た景品にまぎれて。ラブ、美希、祈里、りんの4人
は両替してからスウィートランドのプレイを始めた。
「アッ、救った。」
「ここからややこしいのよ。まず、この上よ。」
「ポトン、ポトン。」
赤いハートのぬいぐるみが2個取出口へ落ちて来た。
「次、上段の床が引っ込んだ時救ったハートを落として。その後、下段奥に乗った景品が押していくから、先に乗っかった景品が取出口へ向かうわ。」
「OK。」
「少し、押して来た。」
「ポトン。」
赤いハートのぬいぐるみが落ちて来てゲットした。
「次はラブちゃんね。」
「ビッグチャンスが回って来たわよ。」
「よし、ゲットだよ。」
「分かる。」
「まず、底のハートをたくさん救ってと。上段の床引っ込んだタイミングで落としてと。」
「オオッ。」
アカルンが取出口へ向かった。ところが.....
「手前で曲がってしまったよ~お。また、最初からやり直しだよ。」
ラブは熱くなってしまい、射幸性をあおるかのようにスウィートランドをプレイし続けた。
「ちょっと、ラブちゃん。」
「やめなさい。」
「もう5千円以上使っているわよ。」
「ラブちゃんってこんな性格なの。」
「そうよ。」
「のめり込んだら、ドハマリするタイプよ。」
「やったあ、取出口に入ったあ。」
「キィーーーッ。」
「と、飛んで行ったわ。」
「追うよ。」
ラブたち4人は、アミューズメントよつばを後にした。
高島平駅北商店街
「キィーーーッ。」
「ラブ、どんだけ金使ったの。」
「いいの、いいの。お父さんがカツラバブルで株の売却益を当てたのだから。」
「あの1件ね。」
「そう言えば、高島平駅到着した時笑い声の渦が巻いてたわ。」
「駅の放送全然聞こえないほどよ。」
「そんなことがあったの。」
「そうよ。」
「クソッ、あいつら、あの事をまだ言っているのか。」
ラブたち4人は赤塚公園入口へ近付いた。
「公園へ入って行ったわ。」
「行くしかないわね。」
「行こ行こ。」
赤塚公園内ドーナツカフェ
「ヘイ、ダブルチョコ3個お待ち。」
「ありがとう。」
カオルちゃんは、少し入口方向へ少し歩いた。アカルンはカオルちゃんの横を通過した。そして、ミユキの注文したドーナツの穴に入った。
「あの人は。」
「近付いてみよう。」
すると、振り向いた。
「ああ~っ。」
「へい、いらっしゃい。」
「ええ~っ。」
「まさか、カオルちゃんが4人目。」
想像編
「揚げたてフレッシュ、キュアドーナツ。」
キュアドーナツは別名カオルちゃんマンとも言う。
「レッツ!プリキュア!」
現実に戻って
「ありかも。」
「ごめん、あたしチョット考えさせて。」
「ラブちゃん何考えてるの。」
「また、変なこと想像しているわ。」
「ラブっちゃんってあの『のぞみ』ちゃんと引けを取らないわね。」
「ねえ、ミキタン、結構イケてると思わない。」
「あのねえ、プリキュアは女性しか就れないはずよ。掟書見てよ。」
「ミユキさん、来てるぜ。」
「本当。ミユキさ~ん。」
「今日は、私たちの練習お休みなんでは。」
「どうしてここに。」
「今日は、朝からテレビの収録やダンスレッスンがあってねもうクタクタなの。」
ミユキ他、トリニティのメンバー全員スケジュールに空きが生じた。ラビリンス一連有事で報道特番が放映された影響があった。
「で、何か甘いものが食べたくなっちゃって。カオルちゃんのドーナツが日本一だものね。」
「じゃあ、ひょっとしてミユキさんが4人目。」
「ねえ、テーブル見て。」
「ア、アカルン。」
「アア~ッ。」
ミユキが食べようとした瞬間........。
「そこまでね。」
「あっ。」
「きっとお前たち3人関係深い人間が4人目とにらんでいた。いつもダンスを教えているこの中を付けていて正解だったわね。」
「ふん、君の動きが止まったとみて来てみたらビンゴだったね。」
「チョット待った。お前ら楽ばっかりしやがって。」
「悪知恵がないわね。あんたが要領悪いのよ。」
「クウ~ッ、黙れ~ぇ。スイッチ・オーバー。」
「一体、何なの。」
「そいつをよこせ。」
「バコーーーーン。」
カオルちゃんはウェスターに向けて蹴りを入れた。
「グオ~~~~ッ。」
「お嬢ちゃんたち、今のうちに車の中に入るんでい。」
カオルちゃんはラブ、美希、祈里、ミユキ、りんの5人を移動販売車の中へ入れた。
「バタン、バタン。」
「ドアをロックするんでい。」
「はい。」
「や、やりやがったな。」
「オイ、俺の店の前で暴れられたんでは、他のお客様のご迷惑なんでい。」
「何を。」
「兄ちゃんが敵国軍人のウェスターだとはなあ。恩を仇で返しやがって、見損なったでい。」
「うるせえ。ぬおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっっ。」
カオルちゃんは、巧みに回避しウェスターの片腕を掴んで手繰り投げ飛ばした。
「とりゃあーーーーーぁ。」
「ドスン。」
「ウギャーーーーーア、腰と尻が激イテエ~~~~ッ。」
「てめえ、特に許さねえ。」
「ウ、ウェスターが投げ飛ばされたわ。」
「あわわわわわわわわ。」
「女を平気で殴ろうとする最低の兄ちゃんよ。まだまだ、痛い目に遭わしてやるぜ。オラアッ。」
カオルちゃんは何と、あのウェスターの巨体を目一杯持ち上げ、構えた膝目掛けて思いっ切り落とした。
「やめろぉ~。」
「うるせえ。」
「ドカッ。」
「ウギャア~。」
この技は別名「背骨折り」とも呼ばれている「バックブリーカー」である。更にカオルちゃんは、痛がるウェターを持ち上げ、イースとサウラーのいる方向へ投げ飛ばした。
「ポイッ、ピューーーーッ。」
「うわあ~。」
「イース避けろ。」
「ヒョイヒョイ。」
「ドスン。」
「グオオオオオオオォッ。」
痛み苦しみながらも、ウェスターは立ち上がった。
「やめな、ウェスター。」
「まだまだ。」
「そうかい。かかって来な。」
「ブルブルブルブル。」
「あわわわわわわ。」
サウラーは、ビビって震えている。
「行くぜ。」
「来い。」
「ぬおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ。」
「ドカッ、バキッ、ボコッ、バコッ、ドカッ。」
「グオオオオオオオォッ。」
再度、弱っているウェスターをカオルちゃんが持ち上げ、ウェスターの脳天を地面目掛けて思いっ切り叩きつけた。ジャーマンスープレックスである。
「ドスン。」
「どうでい。」
「ウギャ~~~ア~~~~ッ。」
「どうだ、まだやるか。」
「ヒイーーーッ。」
「あわわわわわわ。」
「オイ、そこのノッポ。いつでも相手になってやるぜ。かかって来い。」
「あわわわわわわわわわわ。僕は遠慮しておきます。」
「あたしも。」
「ヒィーーーーーーーーーッ。」
「ヒ、ヒィーーーッ。逃げろーーーーーっ。」
サウラーもイースも公園奥へ逃げ出した。
「何で、何で、あいつはあんなに強いんだ。」
「国違いの同業者としか言えん。」
「ウェスター、占いの館へ戻るわよ。」
「うん。」
「おととい来やがれ。」
イース、サウラー、ウェスター3人共占いの館へ向かった。
その直後
ラブ、美希、祈里、ミユキ、りんの5人は車の外へ出た。
「あたしも行く。」
「りんちゃんはここにいて。」
「ミユキさんを守って。」
「うん。」
「バタン。」
「カオルちゃんって、本当に強いのね。」
「あったぼうよ。」
「ここから先、私たちに任せて。」
「ナケワメーケが出現するかもしれないよ。」
「合点でい。気を付けて行くんでい。」
「カオルちゃん、2人をお願いします。」
「合点でい。」
ラブ、美希、祈里の3人はラビリンス3幹部を追跡し始めた。
「あなたがりんちゃん。」
「そうよ、夏木りんって言うの。」
「覚えておくわ。」
「聞きたいけど、あなたが4人目の候補なの。」
「みんなそう言ってるけど、あたしには無理だわ。」
「そんなことないわ。」
「りんちゃん。」
「あたし、ミユキさんでないとイヤだ。だって、ウマが合うんだもん。」
「りんちゃん。」
一方、ラブたち3人は
「人気がないわね。」
「ここで変身よ。」
「OK。」
ラブたち3人はリンクルンを取出し、横に開いてから外部メモリーを差し込み90度に捻った。
「チェンジ。プリキュア・ヒーーーートアーーーッッップ。」
3人はプリキュアに変身した。
「あの3人はどこへ行ったのだろう。」
すると、スウィーツ王国からメールが届いた。
「何々、GPSを見ろって。」
「私にはママへ通話しろって。」
パインは、尚子へ向けて通話を始めた。
「もしもし、ママ。」
「祈里、気を付けてね。敵と接近戦をしたらダメよ。」
「ダメなの。」
「離れたところからシューティング攻撃するのよ。」
「そうなの。」
「ダイヤモンドアイメイク装着している。」
「うん。」
「ならば、以下の攻撃が可能よ。1つは『プリキュア・アイビーム』、1つは『プリキュア・アイフラッシュ』、更にもう1つは『プリキュア・テンプテーション』以上3つを総称して『プリキュア・アイ攻撃』と呼ばれているわ。」
「どう使いこなすの。」
「目に力を入れてからその力を溜めて撃ちたい時に、技名を言ってから放つのよ。」
「うん。」
「効果を説明するわね。」
「うん。」
「まず、プリキュア・アイビーム。目から光線を発射し相手にダメージを与えるのよ。次に、プリキュア・アイフラッシュ。目から広範囲に強烈な光を放ち、相手の目を見えなくするのよ。最後、プリキュア・テンプテーション。異性に対して色目を放ち、相手を言いなりにする効果があるわ。以上、分かったわね。」
「うん。」
「祈里、成功を祈るわ。」
通話を切られた。
「パイン、何か分かった。」
「目から光線を放ってって。」
「なるほど、これにキュアスティックの攻撃と併用すれば、敵はなかなか近付けないはずよ。」
「こっちも見て。ラビリンス3幹部の所在が分かるわ。」
「占いの館付近まで退散しているわ。」
「ピーチ、このコマンドクリックして。」
「どんなの。こ、これは。」
「テルンからの提供映像よ。」
一方、ラビリンス3幹部は
「占いの館入口まで退却してしまうとは。」
「あのドーナツカフェを攻撃するには、ナケワメーケカードを取りに行くしかないわ。」
「ところでイース、あのドーナツカフェの男、一体、何者なんだ。」
「あの男確か、あたしたちと同業の国違いのスパイとしか言えないわ。」
「やっぱりな。」
「確か母国でジェンマと呼ばれているわ。」
「エライ奴のところへ攻撃を仕掛けてしまったなあ。」
「おかげて、ウェスターがこの有様。アカルンが飛んでいる時捕まえるしかないわ。」
「それしかないのか。イテェーーーッ。」
「あの移動販売車へこの姿では、2度と近づけないわ。」
「イテェー、イテェー、イテェーッ。もう2度とあのドーナツが食べれないのか、グオーーーーッ。」
「仕方ないでしょ。店の前で暴れたんだから。」
「だから、ナケワメーケカードを取りに行くのでしょ。」
「イース、奴ら3人こっちへ向かって来るぞ。」
「チッ。」
「何、向かって来るって。俺は行くぜ、イテテテッ。」
「ウェスター大丈夫か。」
「何が何でもまず、プリキュアを力ずくで倒す。」
ウェスターは再び公園北側へ向かった。
「僕も公園北側へ向かおう。」
「そうかい、あたしは付近の園内通路で待ち構えるわ。」
「そうか。」
サウラーも北側へ向かった。
一方、プリキュア隊は
「3人のうち2人がこっちへ向かって来るわ。」
「よぉーーーし、行くぞ。」
「OK。」
プリキュア隊の3人もバラバラになって向かって行った。
しばらくして、ベリーがサウラーを発見した。
「トォーーーーッ。」
「バコッ。」
「イテェ。」
「トォーーーッ。」
「ヒョイ。」
「このアマーーーッ。」
「ブーーン。」
「ヒョイ。」
戦いはしばらく続いた。そして.....
「ああ~ん。」
「フフフッ。こんな羞恥な格好したことないだろう。しばらく、他人に見られな。」
蒼乃家の美容院店内社長室
「緊急メールよ。これは。」
「いやぁ~ん、ああ~ん。」
「だらしないねえ、変身よ。」
レミはリンクルンを横に開き、外部メモリーを差し込み90度に捻った。
「チェンジ。マザープリキュア・ヒーーーートアーーーッッップ。」
レミはプリキュアに変身した。そして....
「入れ替わりの術。」
「シューーーン。」
再び、ベリーとサウラーが出会った公園内では
「静かになったなあ。ん。」
「坊ちゃんうれしいわ。」
「ゲッ、レミ。」
「ニョキニョキニョキニョキ。」
「こんな格好で脚を止めてタダで済むと思ってるの、うっふ~ん。」
「あ......あの~。」
「ニュキニョキニョキニョキ。」
「ホラ、こんなに膨れちゃって、うっふ~ん。」
「ギューーーーーッ。」
「ウギャァーーーーッ。」
「うっふ~ん、プリキュア・テンプテーション。」
サウラーはベリーマザーに支配された。
美容院店内社長室
「シューーーン。」
「あれ、ここはママの執務室。と言うことは、入れ替わったの。急いで戻らないと。」
再び、ベリーマザーとサウラーは
「チューーーーッ。」
「ギューーーーッ。」
「坊ちゃん、人気の無い森の茂みへ行くわよ。」
「アーーーーッ。」
ベリーマザーは、サウラーを抱き締めたまま低空飛行で森の茂みへ向かった。その後、どうなったかは言うまでもない。
公園内別の場所
パインとウェスターが出会おうとしていた。
「ヘヘヘッ、見つけたぜ。ウォリャーーーーァ。」
「プリキュア・アイビーム。」
「何。」
「ビューーーーン。」
「ヒョイ。」
「うわあ。」
「グサッ。」
「イテーーーッ。」
プリキュア・アイビームは追尾能力を有していた。
「チキショーーー。」
「プリキュア・アイフラッーーーシュ。」
「ピカーーーーッ。」
「うわあ、眩しい。」
光が消えた。
「しまった、目が見えない。」
「プリキュア・サンダー。」
「バチッ、ビリビリビリビリ。」
「うぎゃーーーーあ。」
「ドデッ。」
ウェスターは動けなくなった。パインはリンクルンを出した。
「キィーーーッ。」
パインはリンクルンを横に開きキルンを差し込んだ。そして、キュアスティックのゴマンドを選んだ。
「2秒以上押してください。」
2秒以上押した。
「エイッ。」
「ディスプレイからキュアスティックが飛び出した。そして、受け取った。」
「癒せ。祈りのハーモニーキュアスティック、パインフルート。」
「ファファファ。キィーーーン。」
「プリキュア・ワイドサンダーーーー・フレーーーーッシュ。」
パインは、パインフルートを天高くかざし雷雲を呼び出した。
「一体、何なんだ。目が見えなくて痛い。」
ウェスターは立ち上がったその直後.....。
「ピカッ、パチッ、ドッカーーーーン。」
「ウギャアーーーーーッ。」
ウェスターの脳天に雷が直撃した。
再び、ドーナツカフェでは
「ゴロゴロゴロゴロ。」
「キャアーーーーッ。」
「怖いーーーーー。」
「どうやら近くに雷が落ちたみたいでい。」
「雷。」
「日頃の行いの悪いあのお兄ちゃんにバチが当たったんでい。」
「そうなの。」
「女に暴力を振るう男なんて最低ね。」
「そうでい。おてんとうさんは見逃さないでい。」
パインとウェスターが出会った場所
ウェスターが落雷を受け気絶し再度倒れた。パインはフィニッシュ技を唱えようしていた。
「ドレミファソラシド。キィーーン。」
「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ヒーリングブレアーーーーッ・フレーーーーーッシュ。」
「シューーーーン。スッ。」
「ウッ。」
「ハアーーーーーーッ。」
ウェスターは意識を取り戻した。しかし、1つの悪いの(悪意)『憎悪』が飛んでしまった。
「し、しまった。食らってしまった。チキショー、覚えてろ。」
ウェスターはワープして去った。
「勝ったわ。」
パインはパインフルートを引っ込めた。
「ピーチ、ベリー、どうしているのかしら。探してみよう。」
パインは他の2人を探しに歩き始めた。
一方
ベリーは空を飛んで移動中で公園内を見渡していた。
「ここがカオルちゃんのドーナツカフェね。あれは。ママ、もういい加減にしてよ。」
別の方向を見渡すと
「ピーチが森の奥へ向かっている。パインがなぜかゆっくり歩いている。イースは待ち構えているわね。と言うことは、ウェスターがいない。敗れて去って行ったのかしら。パインに聞いてみよう。」
再び、パインは
「どこへ行ったのだろうみんな。」
「パイン。」
「エッ。」
パインは空を見上げた。
「ベリー。一体どうしたの、空なんか飛んで。」
「詳しくは地上に降りてから話すわ。」
ベリーは着陸をした。
「ベリー。」
「サウラーと戦っている最中、自宅へ突然戻されたのよ。」
「と言うことは、ママと入れ替わったの。」
「そうよ。イチャ付いてるどころの状況じゃなかったわ。」
「そうなの。」
「放っておこう。ところで、ウェスター倒したの。」
「倒したわ。最後、ヒーリングブレアー・フレッシュを食らわせた後、ワープして逃走したみたい。」
「本当、ウェスター撃退するなんてすごいわ。」
「ママから教わった技も含めて駆使して絶対に近付けなかったの。」
「あの男筋肉モリモリだから、接近戦をやっても勝ち目がないわ。それに離れての攻撃だと体が大きい分ヒットしやすいからね。」
「ねえ、ピーチの動向が気になるわ。」
「ピーチね。イースのいる方向へ向かっているらしいの。」
「行きましょ。」
「OK。」
一方
ピーチは真っ直ぐイースのいる方向へ走って行った。
「ハアハアハア、ラビリンスの連中どこにいるの。」
「フフフッ、来たか。」
「いたっ、イースだ。」
ピーチは、イースの方へ真っ直ぐ走って行った。
「ハアハアハアハア。」
「オヤ、戦う前から息が上がっているわね。」
「まだまだ。」
「それで、このあたしに勝てるのかしら。」
「イース、勝負だ。」
「望むところよ。」
こうしてピーチとイースの直接対決が始まった。
「タアーーーーッ。」
「バコン。」
イースのクロスカウンターが見事に決まった。
「オラッ、どうだ。」
「いったあ~い。」
「そんな状態でこのあたしに勝てないわ。さあ、かかって来な。」
「何、タアーーーーッ。」
イースは、パンチを繰り出そうとする腕を手繰り投げ飛ばした。
「ドスン。」
「いったあ~い。」
再び、ベリーとパインは
「あの方向で『痛い!』って聞こえたわ。」
「ピーチの声よ。」
「急ごう。」
「うん。」
再び、ピーチとイースは
「いったあ~い、エーーン、エーーン、エーーーン。」
「あら、泣いちゃって、まだまだ子供ね。もっと強烈な一撃を食らわしてあげるわ。」
イースは、何とピーチを目一杯持ち上げた。
「思いっ切って地面に叩きつけてあげるわ。」
「やめて~~~~え。」
「フォッ。」
「ドスン。」
イースは、ピーチにボディスラムを食らわした。
「いったあ~い。助けて、レイカさん。」
「オラッ、立て。立ってみろよ。」
「エーーン、エーーン、エーーン。」
「ならば、もう1回腕を手繰るよ。投げだけではつまらないわ。今度はこれよ。」
イースはまたまた、ピーチの腕を手繰ってアームロックを仕掛けた。
「ギューーーーッ。」
「うわーーーーん、痛あーーーーーい。」
「あきらめろ。」
「あきらめない。エーーーン、エーーーン、エーーーン。」
「グィーーーーッ。」
「エーーーン、エーーーン、エーーーン、エーーーン。」
「チョット待ったあ。」
「何。」
「ドカッ、ボコッ。」
「イテェ~。」
ピーチとイースとの間合いを離した。
「何をする。」
「これ以上、ピーチに攻撃を加えるワケには行かないわ。」
パインはリンクルンを横に開き、キルンを差し込み救急セットのコマンドを選択した。すると、ディスプレイから救急箱が出てきた。
「何と。」
「今度はあたしが相手よ。」
「お前はキュアベリー。」
パインは応急手当を始めた。
「そこにいるのはキュアパインではないか。」
「クズン。」
「ピーチ、もう大丈夫よ。」
「戦う前に聞きたいことがある。」
「何よ。」
「まず、パインとやらウェスターはどうした。」
「撃退したわ。」
「何だと。」
「近付けず、目を見えなくしたことでパニックになっていたわ。」
「と言うことは、あの落雷はお前の仕業か。」
「その通りよ。」
「クズン。」
「最後、動けなくなって1つ悪いのが飛んで行ったわ。」
「何、一部浄化しただと。」
「そうよ。」
「何と言うアマ。次、ベリーに問う。」
「何よ。」
「サウラーはどうした。」
「ママと入れ替わってどこかへ行ったわ。」
「何。最近、お前の先代と思われるベリーに追われてると聞いたが。」
「離婚しているの。以来、いろんな愛人を作っているの。」
「そうか、だから愛人にしようとしているワケか。」
「イース、サウラーはどんな男なの。」
「あの男、産まれた時から母の顔を知らないで育っているのだよ。彼の母は産まれてからすぐ命を落としてしまったのだよ。」
「そんな経緯があったの。」
「だから、熟女に弱いのだよ。話はそれまでだ。さあ、行くぞ。」
「いざ、勝負。」
こうして、ピーチに代わってベリーとイースが直接対決することになった。
「トオーーッ。」
「ヒョイ。」
「何と言う長身。」
「ブオーン。」
「ヒョイ。」
「ブオーン。」
「ヒョイ。」
「うかつに近寄れない。」
キュアベリーはジャンプした。」
「プリキュア・キィーーーーック。」
「ヒョイ。」
「トオーーーッ。」
「ヒョイ。」
「ブオーーーン。」
「ヒョイ。」
「今だ。」
イースはベリーのキックを繰り出した右脚を捕まえた。
「いやあ~ん。」
「何言ってる、ウブの大木め。」
「ドデッ。」
「ああ~ん。」
イースは更にもう方脚を掴みブンブン振り回し始めた。ジャイアントスイングである。
「ブーーーン、ブーーーン。」
「大きなウブっ娘ちゃん、ブンブン振り回してあげるわ。」
「ブーン、ブーン、ブーン、ブーン。」
「やめて~ぇ、目が回る~ぅ~。」
「ブンブンブンブンブンブンブンブン、ポイッ。」
「ドスン。」
「ピヨピヨピヨピヨ。」
「応急手当が終わったわ。」
「パイン、ありがとう。さあ、戦線へ復帰するわよ。」
「OK。」
パインは救急箱を引っ込めた。
「ベリー。」
「目を回してる。」
「グッ。」
「ウッ。」
「パイン。」
パインは目を覚まさせた。
「何、3人揃ってしまったか。」
「1対1では勝てなくても3人がかりなら、何とかなるわ。さあ、名乗るわよ。」
「OK。」
「ピンクのハートは愛ある印。」
「パンッ。」
「もぎたてフレッシュ、キュアピーチ。」
「ブルーのハートは希望の印。」
「パンッ。」
「摘みたてフレッシュ、キュアベリー。」
「イエローハートは祈りの印。」
「パンッ。」
「とれたてフレッシュ、キュアパイン。」
「レッツ!プリキュア!」
「何がレッツプリキュアだ。今回、持ち合わせのカードがないから、代わりにあたしの下僕と戦ってもらうわよ。」
イースは、ラビリンス携帯で部下たちへ向けて大量のメールを送信した。
「準備はできたわ。出でよイース士官隊、我に仕えよ。」
「何。」
「誰。」
イースの真ん前で大量の部下兵士が姿を現した。
「イー、イー、イー、イー、イーイーイーイーイーイーイーイーイー。」
「うわぁ。」
「たくさん姿を現したわよ。」
「こんな連中と戦うの。」
「フフフッ。その通りだ。一番格下の士官隊だけどな。」
「パイン、キュアスティックを用意して。」
「OK。」
ピーチとパインは、リンクルンを出し横に開いてからピックルンを差し込みキュアスティックのコマンドを選択した。
「2秒以上押してください。」
「そうか、更に増員するわ。」
「イーイーイーイーッ。」
2秒以上押した。
「ハッ。」
「エイッ。」
ピーチとパインのリンクルンディスプレイから、それぞれ異なるキュアスティックが飛び出した。そして、両者共受け取った。
「届け。愛のメロディ、ピーチロッド。」
「癒せ。祈りのハーモニ、パインフルート。」
「さあ、あたしの僕たちよ、始末しておやり。」
「イーーーーーーーーッ。」
こうして、プリキュア隊とイース士官隊との戦いが始まった。
「私はこれで行くわ。この攻撃なら、広範囲に効くわ。」
「レシド、キィーーーン。」
「プリキュア・エナジーストーム・フレーーーーーッシュ。」
「ビューーーン、バチッ、ウォーーーーン、ビリビリビリビリ。」
「イーイーイーイーキィーキィーキャッキャァーーーッ。」
「ドデッドテッドテドデッドテッドテッドデッドデッ。」
エナジーストームとは、広範囲に電磁波を仕掛ける魔法であった。
「何。」
「パイン、やるわね。私はこれよ。」
「ドレド、カチャッ。」
「プリキュア・トルネード・フレーーーーーッシュ。」
「ピューーーーッ。グルグルグルグル。」
「ドカッバキッドカッバキッ。」
「イーイーイーイーキィーキィーキャッキャァーーーッ。」
「グルグルグルグル。」
「バコーン、ドカーン、ボコーン、バキーーン。」
「イーーッ、イーーーッ。」
「ドテッドテッドテッドテッバタッバタッバタッバタッ。」
「ピーチもすごいわ。」
「当たり前よ。」
「あっ、近付いてきた。」
「ここは任せて、トオーーーッ。」
ベリーは回し蹴りを仕掛けた。
「ドカッボコッバコッドカッ。」
「イーイーキィーキィーッ。」
「ドテッドテッドテッドデッ。」
「すごいわ。」
「4人1度に倒すなんて。」
「大したことないわ。」
以後、こんな展開で攻撃は続いた。そして、イースだけになり追い詰めた。
「何、全員倒しただと。覚えてらっしゃい。」
「しまった。」
イースはワープして去った。フィニッシュ技を唱えることはできなかった。
「また逃げられちゃったよ。」
「仕方ないわね。」
「もうこれでラビリンスの連中はいなくなったし、変身解いて戻ろう。」
「OK。」
フレッシュの3人は変身を解いた。ベリーマザーは。放っておきましょう。結果は次回で。
再び、ドーナツカフェでは
「どうやら、静まったみたいでい。」
「そうなの。」
「おっと、あの娘たち戻ってくるまで待つんでい。」
「はい。」
すると
「ミユキさーーーん、りんちゃーーーん。」
「無事に戻って来たみたいでい。ドアを開けるから逢いに行くんでい。」
「ありがとう、カオルちゃん。」
「どうってことないでい。」
「ミユキさーーーん、りんちゃーーーん。」
「ラブちゃん、美希ちゃん、祈里ちゃん大丈夫、心配したわ。」
「はい、大丈夫です。」
「そうかな。ラブちゃん、絆創膏なんか付けてどうしたの。」
「転んじゃった。」
「おちょこちょいね。」
「りんちゃん。」
「あたしの後継者、ミユキさんに決まりよ。」
「エッ。」
「ミユキさんは性格的にウマが合うのよ。それに、赤は火を扱うからね。間違った人を選んじゃ行けないのよ。」
「それもそうね。」
1人になってしまった美希はアカルンを探していた。
「アカルンはいない。ラビリンス3人に狙われたことで、どこか飛んで行ったのかしら。」
「ねえ、今日、あたしオフだから臨時レッスンやらない。」
「エッ。」
「やったあ。」
「りんちゃん、ハリキっちゃて。」
「りんちゃん、ミユキさんのレッスン受けるの初めてだもんね。」
「りんちゃんも覚えてね。」
「はい。」
赤塚公園内レッスン会場
「この前教えたステップ、もう1回やってみせるから見てて。」
「はい。」
ミユキたち5人は、ダンスレッスンを受けている場所へ移動した。そして、ミユキの模範ダンスが始まった。
しばらくして
「もし、ミユキさんが4人目だったら、こんなにうれしいことないね。」
「うん。」
「もちろんよ、あたしの後継者なんだから。」
「りんちゃん。」
「やっぱり、ミユキさんのダンスいいわ~ぁ。」
「素敵だね。」
完
後書き
こうして、ラビリンス軍幹部との戦い勝ち、退いて行った軍幹部の3人は、本国からキツィお咎めを受けることになります。
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