リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~
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楽屋裏
前書き
ちっとばかし休憩。
楽屋裏
大輔「痛てて…最近俺、怪我ばっかしてねえか?」
フェイト「仕方ないよ大輔。主人公だから必然的に前に出ないといけないし」
エリオ「父さん、肩を揉みましょうか?」
大輔「いや、大丈夫だ」
タケル「やあ、大輔く…」
大輔「消えろ、てめえは敵だろうが」
フレンドリーに話し掛けてきたタケルを一蹴する大輔。
タケル「せっかく話し掛けてあげてるのに!!ホーリーエンジェモン!!」
ホーリーエンジェモン[ヘブンズゲー…]
マグナモン[マグナムパンチ]
技が完全に発動する前にホーリーエンジェモンの顔面にパンチを入れて吹き飛ばす。
そして追撃にプラズマ弾を放った。
ホーリーエンジェモンはプラズマ弾に飲み込まれ、プラズマ弾は向こうで休憩しているヴァンデモンに…。
ヴァンデモン[ん?ぐはあああああ!!?]
ホーリーエンジェモンを飲み込んだプラズマ弾はヴァンデモンにも炸裂した。
デビモン[何!!?]
エテモン[ぶふう!!?]
ナノモン[…………(静激怒)]
突然のことに目を見開くデビモン。
突然のことにブルーハワイを吹き出す。
そしてナノモンはブルーハワイを浴び、静かにキレてプラグボムを至近距離でエテモンに喰らわせた。
イビルモン[ヴァンデモン様、大丈夫ですか!!?]
イビルモンがヴァンデモンに駆け寄るが、ヴァンデモンの表情は怒りに染まっていた。
デビモン[…大丈夫か?ヴァンデモンよ…]
ヴァンデモン[己ええええええ!!この虫けら共めええええええええっ!!!!]
選ばれし子供達【ん?】
大輔「何だ?」
キメラモンカオス[虫けら…だと…?]
ヴァンデモンの近くに(運悪く)いたキメラモンカオスの耳に入るヴァンデモンの叫び。
キメラモンカオス[虫けら…?この俺が虫けらだと…?]
キメラモンカオスのパワーが異常なまでに上がっていく。
デビモン[い、いかん!!今すぐヴァンデモンを止めろ!!]
キメラモンカオスの異常なパワー上昇に焦ったデビモンはヴァンデモンを止めるように指示する。
イビルモン[ヴァンデモン様、落ち着いて下さい!!]
ファントモン[落ち着いて下さいヴァンデモン様!!]
デビモン[落ち着け!!今のお前では逆に返り討ちにされるだけだ!!それに…]
チラリとキメラモンカオスを見遣るデビモンだが、ヴァンデモンは凄まじい怒気を放ちながら足を動かす。
ナニモン[ヴァンデモン様、落ち着いて…]
ヴァンデモン[邪魔だ!!]
ナニモン[ぐほおああああっ!!!!]
吹き飛ばされたナニモンは星となった。
大輔「何の用だよヴァンデモン。お前と話すことなんか…」
ヴァンデモン[今のは痛かった…]
大輔「?」
ヴァンデモン[痛かったぞおおおおお!!!!]
大輔「な、何い!!?この展開どっかで見たような…」
賢「ああ、ドラ○ンボール第27巻のフ○ーザね」
はやて「賢兄、他ジャンルネタはあかん!!」
ギルモン[オラは怒ったぞお!!ルーチェモーーーン!!]
ガブモンX[何故にルーチェモン?]
アグモンX[ほら、中の人がフ○ーザと同じだからだよ]
クロアグモン[中の人とはなんだ?]
スバル「ふえ?えっと…気にしないでくれると嬉しいかな…?」
ギンガ「うんうん」
キメラモンカオス[うおおおお!!]
キメラモンカオスのカブテリモンの技であるビートホーンがヴァンデモンに炸裂し、ヴァンデモンは吹き飛んだ。
全員【何!!?】
ヴァンデモン[ぐっ…何をするキメラモン!!創造主に逆らうと言うのか!!?]
キメラモンカオス[俺は虫けらではない…虫けらは貴様だ…]
ヴァンデモン[え…?]
選ばれし子供達【(ああ、さっきのヴァンデモンの叫びか)】
キメラモンカオス[俺は最強の破壊神だ!!ふはははははは!!!!]
キメラモンカオスがヴァンデモンに襲い掛かる。
ヴァンデモン[な、何い!!?ま、待てええええ!!?]
10秒後。
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!
ヴァンデモン[ぎゃああああああああ!!?]
僅か10秒で自分で造ったキメラモンカオスにボコボコにされた創造主ヴァンデモンであった。
キメラモンカオス[終わったな…所詮、屑は屑なのだ…]
自分で造ったデジモンに足蹴にされ、屑呼ばわりされた創造主ヴァンデモンの心境はいかなものか…(-.-;)。
大輔「な、何て奴だ…」
オーガモン[お、恐るべし、キメラモンカオス…]
すずか「あまり関わりたくないなあ…」
デビモン[…哀れだな、アンデッドの王よ……]
本当に哀れんでいるデビモンであった。
エテモン[全くもう、お馬鹿さんねえ♪]
エテモンはヴァンデモンを見て呆れながら笑う。
ヴリトラモン[てめえは何様のつもりだコラアアアア!!]
ズドオオオオオオン!!!!
エテモンにフレイムストームが炸裂した。
エテモン[ぎゃあああああ!!!!?]
…エテモンは星となった。
キメラモンカオス[ウオオオオ!!]
大輔「こっち来んじゃねえよ!!」
マグナモン[これで終わりだ!!プラズマシュート!!]
マグナモンのプラズマ弾をキメラモンカオスは余裕で回避。
そしてそのプラズマ弾は…。
エテモン[痛たた…何も本気で攻撃しなくてもいいじゃない…ん?]
ボロボロのエテモンにキメラモンカオスが回避したマグナモンのプラズマ弾が迫る。
エテモン[ウキャアアアア!!?]
見事にエテモンに直撃した。
終わったのはキメラモンカオスではなくエテモン。
ダスクモン[…哀れな奴だ]
一部始終を見ていたダスクモンであった。
おまけ~大輔×アインスⅢといってもルカ×スバル~
大輔「へえ、結構人がいるな」
賢「そりゃあそうだよ。お祭りなんだからさ」
大輔「賢、はやて。お前ら何してんだ?」
賢「何って屋台さ。お好み焼きはいかが?」
はやて「今ならお安くしとくで?タコ焼き」
大輔「じゃあ俺とアインスの分を買うよ」
アインス「大輔、いいの?」
大輔「構わねえよ。俺達はほら…恋人なんだから…」
アインス「……」
赤面する二人に賢とはやてはクスリと笑ってお好み焼きとタコ焼きを差し出す。
大輔「サンキュー。お、美味い」
アインス「流石は主と賢だ。とても美味しい」
スバル「あ、タコ焼きとお好み焼きだ!!」
ルカ「賢さんとはやてさんがやってるんですね?」
手を繋ぎながら現れた新たなカップル、ルカ&スバル。
賢、はやて「「っ!!」」
二人の姿を見た瞬間、二人の目がキュピーンと光った。
大輔とアインスはまた始まったとげんなり。
ルカ「えと…タコ焼きとお好み焼き、どっちも下さい。出来れば大きい奴」
はやて「はいは~い」
ニヤニヤと笑いながらパックに詰める。
そしてルカのタコ焼き&お好み焼きに仕上げのマヨネーズに手を伸ばす。
実はこのマヨネーズ、ハバネロですら軽く上回るくらい辛いマヨネーズなのだ。
何故それを使うのかと言うと。
はやて「(ふふん、ルカ君のタコ焼きとお好み焼きを食べられない状態にすればルカ君大好きなスバルは自分のを食べさせようとするはずや)」
賢「(そして冷静沈着のルカが辛さで悶えるシーンと二人のラブシーンが見れるという正に一石二鳥だね)」
はやて「(ふふ、賢兄もワルやなあ…)」
賢「(フッ…褒めても何も出ないよ…)」
アイコンタクトでの会話に大輔とアインスは呆れたように見ている。
もし内容が分かったらリインにこいつらの腹黒さが遺伝しなくてよかったと思うだろう心底に。
スバル「ルカ兄、向こうで食べよう!!」
ルカ「はい」
二人は向こうのベンチで食べようと足を動かす。
はやて「よし、まずはルカ君が辛さに悲鳴を…あれ?」
賢「?」
はやてと賢は疑問符を浮かべた。
激辛マヨネーズをたっぷりかけたはずのタコ焼きとお好み焼きを普通にルカは食ってるのだ。
はやて「な、何やてえ!!そ、そんな馬鹿な!!あれだけの量の激辛マヨネーズやのに…まさか、間違えて普通のマヨネーズをかけてもうたんか賢兄!!?」
賢「いや、確かにこれは…」
「「すいませーん」」
賢「ん?……チッ」
「「今、舌打ちしたでしょ!!?」」
声に反応して振り向くとリーゼアリアとリーゼロッテがいたため、賢は忌ま忌ましそうに舌打ちした。
賢「気のせいだよ。ほら」
タコ焼きとお好み焼きを差し出す。
例のマヨネーズをたっぷりかけて。
二人はタコ焼きとお好み焼きを口にした。
次の瞬間。
リーゼロッテ、リーゼアリア「「qあwせdrftgyふじこlpっっっ!!?」」
訳の分からない言葉を発して気絶した二人を見て、はやてが口を開く。
はやて「…どうやら賢兄の間違いやないみたいやな」
賢「いや、これだけでは分からないよ。はやて、ストックしておいた残り二つの激辛マヨネーズを持ってきて」
はやて「はいは~い」
奥からストックしておいた激辛マヨネーズを二つ持ってきて、二つのフタを開ける。
大輔「おい、何をするつもりだ」
アインス「ま、まさか…」
引き攣る二人とは対象的に賢とはやては腹黒さMAXの笑みを浮かべる。
賢「いやいや彼女達には闇の書事件でお世話になったからお礼をしないといけないなと思ってね」
はやて「せやな、お礼はちゃんとせなあかん」
二人は激辛マヨネーズを気絶しているリーゼアリアとリーゼロッテの口の中に押し込む。
大輔「ま、待てえ!!気持ちは分からなくはないけど、それだけは…」
アインス「そ、そうですよ主!!流石にそれは…」
賢、はやて「「えい♪」」
大輔とアインスの静止も空しく、賢とはやては満面の笑みで容器を捻り、大量のマヨネーズを口の中に注ぎ込み、すぐに離れる。
リーゼロッテ、リーゼアリア「「ガ、ガリャアアアアアアア(訳:か、辛あああああああ)!!!!」」
口だけでなく喉や鼻にまで届いたのだろう、強烈な辛さに苦しみ、口やら鼻やらからマヨネーズを吹き出しながら池の方に向かって行った。
賢とはやては腹を抱えて笑っていた。
賢「いやあ、どうやら本当に間違えたわけではないようだね。まさかルカが辛い物に耐性があるとは思いもしなかったよ」
はやて「全くもう、賢兄はお茶目さんやなあ♪」
賢「はは、ごめんごめん僕としたことが調査不足だったよ」
賢、はやて「「HAHAHAHAHA☆」」
※良い子は真似しないでね!!
大輔「(な、何て奴らだ。こいつら人間じゃねえ…)」
アインス「(見方によっては歴代の主の中でも危険人物かもしれない…)」
ドン引きする二人。
ルカとスバルはタコ焼きとお好み焼きを食べ切り、次の屋台に向かったのだった。
後書き
賢とはやてが黒い…良い子は絶対に真似しないでね?
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