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リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~

作者:setuna
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第九十六話 聖騎士 対 破壊神

 
前書き
マグナモン&アルフォースブイドラモン対キメラモンカオス。
なのは「リリカルアドベンチャー、始まります」 

 
ロイヤルナイツ。
デジタルワールドを管理する“イグドラシル”を主とする最強の聖騎士軍団。
ネットワークセキュリティの最高位、或いは守護神と呼ばれている13種類の聖騎士型デジモンたちを指す。
予言書の中に登場する存在で、デジタルワールドに重大な災厄が起こった時に予言に導かれ集うと言う。
ただし、絶対的な“善”では無く、彼等がデジタルワールドの秩序維持の為に必要と判断すれば、時には大量破壊や大量殺戮などの非情な手段も行使する。
しかもそれぞれの思想も微妙に異なっており、各々が信じる“正義”に従って行動しているため、それを巡って内紛が起こる事もある。
平時は実際に組織的な活動をしている訳ではないようだが、ネームバリューは大きく、一員であると詐称するデジモンもいる程。
ブイモンはパイルドラモンイクスの状態で奇跡のデジメンタルと融合し、究極体のマグナモンとして一段階進化するという前代未聞の進化を遂げた。
頑強なパイルドラモンイクスの肉体が人間の成人男性並の大きさにまで凝縮されたことで進化時間、必殺技の欠点等も解消され戦闘力も通常のマグナモンの数倍にまで高まっているだろう。
マグナモンの肉体自体も大幅に頑強になっているはずだ。
チビモンもロイヤルナイツ最速を誇るアルフォースブイドラモンに進化し、エアロブイドラモンとは比較にならないスピードで戦場に向かう。

大輔『エリオ!!キャロ!!』

フェイト『ルーテシア!!』

エリオ『父さん!!』

キャロ『お父さん!!お母さん!!』

ルーテシア『究極体に進化出来たんですね!!?』

完全に押され始め、辛うじて持ちこたえていたベルグモンとディノビーモンの傍に移動するマグナモンとアルフォースブイドラモン。

マグナモン[ああ、これ以上はやらせないぞキメラモン!!]

キメラモンカオス[ふん…また二匹…虫けらが死にに来たか……]

アルフォースブイドラモン[ブラックウォーグレイモンも言っていたが、化け物とは正に貴様のためにあるような言葉だな]

キメラモン[俺が化け物…?違う、俺はそれすら凌駕する破壊神だ!!ふははははは!!]

大輔『今度の俺達はちょっと強いぜ?』

フェイト『簡単には負けないよ破壊神さん?』

キメラモンカオス[ヘブンズナックル!!]

マグナモン[プラズマシュート!!]

光とプラズマ弾が激突し、凄まじい衝撃波が生じる。

エリオ『父さん!!こいつはどうやら自己再生能力があるみたいなんです!!生半可な攻撃ではすぐに再生します!!』

大輔『成る程な。そいつは確かに破壊神に相応しいや』

フェイト『行くよ、エリオ、キャロ』

エリオ、キャロ『『はい!!』』

幼い養父と養母と肩を並べて戦えるという事実にエリオとキャロは喜んだ。
ルーテシアも笑みを浮かべている。

マグナモン[こいつだけは絶対に倒さなきゃな]

アルフォースブイドラモン[皆、行くぞ!!]

アルフォースブイドラモンが先陣を切る。
マグナモン、ベルグモン、ディノビーモンがキメラモンカオスに向かっていく。

キメラモンカオス[いくら進化し、パワーアップをしたところで所詮屑は屑なのだ!!]

大輔『ほざけえええ!!』

マグナモンとキメラモンカオスの拳が激突する。
ベルグモンとディノビーモンが援護し、アルフォースブイドラモンがスピードを活かしてヒット&アウェイで攻め込む。

キメラモンカオス[屑が…]

口から業火を放つ。
合成元のメタルグレイモンのオーヴァフレイム。

アルフォースブイドラモン[テンセグレートシールド!!]

マグナモン[ライトオーラバリア!!]

アルフォースブイドラモンはベルグモンを、マグナモンはディノビーモンを守るように立ちながらバリアを張る。
キメラモンカオスの業火を防いだマグナモン達は再び突っ込む。

マグナモン[マグナムパンチ!!]

キメラモンカオス[ぬう!!?]

顔面に炸裂したマグナモンの拳にキメラモンカオスが吹き飛ぶ。

エリオ『イケる!!』

ベルグモン[マスターオブダークネス!!]

ディノビーモン[ヘルマスカレード!!]

ベルグモンの怪光線とディノビーモンの爪の斬撃がキメラモンカオスに炸裂した。

アルフォースブイドラモン[アルフォースセイバー!!]

アルフォースセイバーによる一撃がキメラモンカオスの腕をたやすく両断した。






























はやて「よっしゃあ!!」

なのは「凄い凄い!!」

キメラモンカオスと互角、もしくはそれ以上の戦いをしているマグナモン達になのは達も表情に余裕が生まれる。

ルカ「随分と実力に差が出来ましたね」

ユーノ「…うん。でも僕達だっていつか追いついてみせるさ…」

笑みを浮かべる子供達にリンディも笑みを浮かべる。
この頼もしい子供達なら、きっとどのような困難にも打ち勝ってくれるだろう。






























マグナモン達とキメラモンカオスの戦いは激化を極めた。
キメラモンカオスの一撃の威力は凄まじく、マグナモンもアルフォースブイドラモンも防御してもダメージを受ける程である。

アルフォースブイドラモン[兄さん!!]

マグナモン[行くぞ!!]

アルフォースブイドラモン[シャイニングVフォース!!]

マグナモン[エクストリーム・ジハード!!]

光線とエネルギー波がキメラモンカオスに直撃した。

マグナモン[まだまだまだ…!!]

かつてクラヴィスエンジェモンを屠ったシャイニングゴールドソーラーストームがキメラモンカオスに直撃する。
巨体なために全弾命中。

ルーテシア『やった…?』

キメラモンカオス[少しはマシになったようだが…]

全員【!!?】

キメラモンカオス[先程も言ったがその程度の力で俺を倒せると思っていたのか?]

煙が晴れた先には自己再生で傷ついた身体を修復しているキメラモンカオスがいた。

ベルグモン[あれだけの攻撃を喰らって平然としているだと…?]

キメラモンカオス[とっておきだ…]

キメラモンカオスの巨大な手から生み出されたプラズマ弾、カブテリモンのメガブラスターが放たれた。

ディノビーモン[うわあ!!?]

直撃を受けたディノビーモンは咄嗟に防御し、ダメージを最小限に抑える。

キメラモンカオス[ふふふ…雑魚の癖に中々やるじゃないか?]

ディノビーモン[雑魚だと!?俺は雑魚なんかじゃないぞ!!今言ったこと後悔させてやるぞ!!]

キャロのエアとルーテシアのグランスのジョグレス体のディノビーモンは二体の性格が混ざり合った結果、プライドが高い子供みたいな性格となってしまったようだ。

エリオ『ベルグモン、スライドエボリューションを』

ベルグモン[スライドエボリューションだと?]

エリオ『僕は未来でも君のパートナーだった。だからベルグモンのもう一つの姿についても知ってるんだよ』

ベルグモン[成る程な…まあ、この醜悪な姿よりは遥かにマシだ。やれるならやるぞ]

エリオ『うん、同調をさらに深めるよ。父さん!!』

大輔『分かってるさ、時間はしっかり稼いでやるからさ!!父さんを信じろ!!』

片腕しか残っていないため、感覚だけで無い左腕を動かす養父。

エリオ『はい!!』

やはり父は大人でも子供でも頼もしいとエリオは思う。

マグナモン[プラズマシュート!!]

両手にバレーボール位の大きさのプラズマ弾を生み出し、連射する。
それらを全て受けるが、キメラモンカオスはそれすら意に介さず、突っ込んで来る。

フェイト『来る!!』

大輔『行くぞ!!』

マグナモン、アルフォースブイドラモン、ディノビーモンがキメラモンカオスに突っ込んで行く。
































ストラビモン[妙だな…]

ティアナ「え?」

フレイモン[お前も気づいたか。もう何十発も攻撃を喰らわせているのに全く奴のパワーは衰えない。それどころか上昇してやがる…今は何とか、数で何とかなってるけど…いつかはやられちまうぞ]

クロアグモン[気のせいかもしれんが…]

全員【?】

クロアグモン[キメラモンのエネルギーには偏りがある。攻撃にエネルギーを回すと防御のエネルギーがゼロに等しくなるようだ]

ギンガ「そうなの?」

クロアグモン[逆に防御にエネルギーを回すと攻撃のエネルギーがゼロになる。しかし、その代わりに奴の防御力は異常に強くなる。それにもしダメージを受けたとしても奴には自己再生能力がある。そのようなのは些細な欠点でしかないだろう]

これはダークタワーから造られたクロアグモンだからこそ気づけたのかもしれない。
同じ暗黒の力を持つ者として。































キメラモンカオス[ふはははははははははは…ははははははははははははははははははははははははははは…!!!!!!]

戦いが更に激化し、キメラモンカオスは不気味に笑いながらギガヒートバイパーを放った。

マグナモン[ライトオーラバリア!!]

何とかバリアで防ぎながら、大輔がキメラモンカオスを睨む。

大輔『畜生、ちょっとは手加減しやがれ…!!』

キメラモンカオス[手加減って何だ?]

デビモンの腕が伸び、マグナモンを掴むのと同時に投げ飛ばす。
追撃にメガブラスターを放った。

フェイト『大輔!!』

庇おうとするが、時間が圧倒的に少ない。
そこで。

ベルグモン[ベルグモンスライドエボリューション!カイザーレオモン!!]

ベルグモンは伝説の十闘士“エンシェントスフィンクモン”の力を受け継いだ、闇の属性を持つ獣型デジモン、身体は特殊な金属“オブジタンデジゾイド”で覆われていてとても硬く、別名“漆黒の獅子”と呼ばれているカイザーレオモンへとスライドエボリューションした。

カイザーレオモン[シュヴァルツ・ドンナー!!]

黒い雷の気弾がメガブラスターを弾いた。

カイザーレオモン[シュヴァルツ・ケーニッヒ!!]

黒炎の獣へ姿を変えキメラモンカオスに飛び掛かった。

キメラモンカオス[ぐあっ!!?]

カイザーレオモン[シュヴァルツ・ドンナー!!]

怯んだ隙にキメラモンカオスに何度も気弾を連射する。

大輔『や、やるな…今のうちに…マグナモン、回復を』

マグナモン[…ギガヒール+!!]

光がマグナモンを癒す。
傷が癒えたマグナモンとアルフォースで自己治癒を終えたアルフォースブイドラモンは再びキメラモンカオスに突っ込んだ。

キメラモンカオス[ヘブンズナックル!!]

キメラモンカオスの拳から光が放たれる。
アルフォースブイドラモンがそれをバリアで防ぐが…。

キメラモンカオス[ウオオオオオ!!!!]

バリアを解いた瞬間を狙われ、アルフォースブイドラモンはハイブリッドアームズの攻撃を浴びることになる。

アルフォースブイドラモン[うわあああああ!!]

キメラモンカオス[くたばれ!!]

とどめと言わんばかりに腕を振り下ろし、アルフォースブイドラモンを叩き落とす。

キメラモンカオス[消えろおおおお!!]

メガブラスターを放ち、アルフォースブイドラモンを撃破する。

キャロ『お母さ…』

キメラモンカオス[デスクロウ!!]

デビモンの腕が伸び、ディノビーモンをわし掴み、一気に殴り飛ばした。
ディノビーモンは地面に激突し、ジョグレスも融合も解除されてしまった。

エリオ『キャロ!!ルーテシア!!』

エリオの注意が二人に向くのと同時にキメラモンカオスがヘブンズナックルを放った。

カイザーレオモン[シュヴァルツ・ドンナー!!]

相殺しようとするが、上手くいかず、押し合いになる。
キメラモンカオスは嘲笑うようにデビモンの腕から闇のエネルギーを発現し、光に向けて放つ。
光と闇、二つの相反する力が一つとなり、凄まじい威力の波動となってカイザーレオモンに炸裂した。

キメラモンカオス[ふっ、はははは…ふはははははは!!!!]

波動に飲まれたカイザーレオモンを見て笑うキメラモンカオス。
煙が晴れると、そこには気絶しているエリオとダスクモンがいた。

大輔『フェイト、エリオ、キャロ、ルーテシア…』

戦闘続行が不可能となってしまったフェイト達を見遣り、大輔とマグナモンはキメラモンカオスを睨んだ。

マグナモン[許さない!!]

キメラモンカオス[ウオオオオオ!!]

拳がぶつかり合い、互いに体当たりする。

マグナモン[エクストリーム・ジハード!!]

キメラモンカオス[ギガヒートバイパー!!]

エネルギー波と熱線がぶつかり合い、大爆発を起こす。

マグナモン[うおああああ!!]

キメラモンカオス[オオオオオオッ!!]

咆哮しながら激突を繰り返す。
激しくぶつかり合う両者。

マグナモン[でやああああ!!]

マグナモンの拳がキメラモンカオスの顔面に炸裂するが、キメラモンカオスは防御にエネルギーを回したことで無効果し、ニヤリと笑いながら瞬時に攻撃にエネルギーを回した。

キメラモンカオス[ふはははは!!]

キメラモンカオスの全ての腕がマグナモンを襲い、弾き飛ばした。

キメラモンカオス[メガブラスター!!]

マグナモン[あ…ぐ…]

直撃を受けたマグナモンは一瞬意識が飛びそうになる。

キメラモンカオス[雑魚に俺を超えることは出来ん!!消えろ虫けらがあああっ!!]

ギガヒートバイパーがマグナモンに炸裂した。
熱線を受けるのと同時に大爆発が生じる。

マグナモン[う…]

地面に仰向けに倒れながらキメラモンカオスを睨むマグナモン。

キメラモンカオス[ふっふっふ…]

とどめのメガブラスターをマグナモンに向けて放つ。
大輔が死を覚悟した瞬間。

ヴリトラモン[コロナブラスター!!]

ヴリトラモンの放ったレーザーがメガブラスターを弾いたのだ。

大輔『え?』

メタルグレイモンX[テラデストロイヤー!!]

Bウォーグレイモン[ガイアフォース!!]

メタルグレイモンXのミサイルとブラックウォーグレイモンのエネルギー弾がキメラモンカオスに炸裂した。

キメラモンカオス[死に損ないめ…!!]

忌ま忌ましそうにヴリトラモン達を見遣りキメラモンカオス。
エネルギーを最大まで攻撃に回し、消し去ろうとするが…。

ワーガルルモンX[カイザーネイル!!]

ミスティモン[ブラストファイア!!]

グレイドモン[クロスブレード!!]

パンジャモン[冷気功波斬!!]

四体の完全体が、キメラモンカオスの腕を切り落とす。

エンジェウーモン[ヘブンズチャーム!!]

ヴォルフモン[リヒト・クーゲル!!]

そしてエンジェウーモンとヴォルフモンが光線と光弾を放ち、キメラモンカオスの目に当てる。

キメラモンカオス[うがああああ!!?]

目を潰されたことで痛みに悶えるキメラモンカオスからマグナモンの元に向かう。

ティアナ「大丈夫?」

大輔『お前ら…どうして…』

ルカ『大輔さん達だけに任せられるわけないでしょう!!僕達も戦います!!それにしても…』

賢『とんでもない化け物だ…厄介なのを造ってくれたな…』

はやて『視力が戻り始めたようやで?』

目と腕の再生を終えたキメラモンカオスは凄まじい怒りを向けていた。

アリサ『とうとうキレちゃったみたいね…』

すずか『気をつけて、何をするか分からないよ』

キメラモンカオスが全身に凄まじいエネルギーを纏い始める。

キメラモンカオス[これでくたばるがいい…!!]

エネルギーの影響で大地が震え始める。

Bウォーグレイモン[こ、これは…]

一輝『やばいぜこりゃあ…』

遼『全員この場から離れるんだーーーっ!!!!』

キメラモンカオス[ウオオオオオ!!!!]

凄まじい咆哮と共にキメラモンカオスの身体から凄まじい波動が放たれた。
溢れる無限の力、堅牢なタフネスに加え、再生能力まで備えた怪物に大輔達は勝てるのだろうか?






























おまけ~楽屋裏の続き~

キメラモンカオス[ウオオオオオ!!!!]

大輔「まだ暴れ足りねえのかよ!!?」

キメラモンカオス[メガブラスター!!]

賢「させるか!!」

咄嗟にエテモンを盾にする賢。

エテモン[ぎゃあああああ!!?]

エテモンが黒焦げになるのを見て陰に隠れていたナノモンが賢にでかしたと言いたげに親指を立てた。

エリオ「(鬼だ…)」

ルーテシア「(師匠お…)」

はやて「ちょいとお!!?あんたアレの創造主様やろうが!!今すぐ止めんかい!!」

ヴァンデモン[フッ、愚か者め。キメラモンカオスの暴走は最早、全てを破壊し尽くすまで止まることはない。つまり私にも止められないと言うことだ]

はやて「偉そうに言ってるけど阿保や!!こいつ阿保や!!」

エンジェウーモン[愚か者はあんたよおおおお!!]

エンジェウーモンの得意技のホーリーキックが炸裂した。
ヴァンデモンはキメラモンカオスの元まで吹き飛ばされ。

キメラモンカオス[屑が…失せるがいい!!]

…キメラモンカオスのハイブリッドアームズで星になった。

ルカ「というか、コントロール出来ない兵器ほど危険な物はないですね」

ティアナ「そうだね…って、危ない!!?」

スバル「ねえ、誰か催眠術使えそうなデジモンはいないの!!?」

ユーノ「そんなのはここにはいないよ」

アリサ「ちょっとここ崩れるわよ!!?」

フレイモン[まあ、しばらくは大丈夫だろ]

キメラモンカオスの暴走に対して無視を決め込むことにしたフレイモンである。

チビモン[痛たた…]

フレイモン[随分やられたなあ、お前]

チビモン[仕方ないじゃん。キメラモンカオス強すぎだよ]

一輝「あんなのが相手じゃ仕方ねえよ」

遼「そうだぞ。寧ろよくやった」

一輝「それにしてもお前が大輔から聞いた遼って奴か」

遼「ああ、あんたは?俺は秋山遼」

一輝「俺は伊藤一輝だ。よろしく頼むぜ」

遼「こっちこそ」

なのは「ね、ねえ!!そんな事話してる場合じゃないんじゃないかなあ!!?」

のらりくらり挨拶を始める一輝と遼の二人の背景では、キメラモンカオスの暴走が激化していた。
熱線やら業火やらプラズマ弾やら何やらが飛び交う中で、平然と話している二人に軽く異常さを感じるなのはであった。

レオルモン[早くキメラモンカオス戦終われ…]

ドルモン[そう簡単に終わるなら苦労はしないよ…]

エテモン[い、いい加減にしなさいよねあんた…あんたの暴走ぶりには流石のアチキも呆れて物も言えないわ…デ、デジモン版、………ブ、ブロッコリーめ…]

賢に盾にされた挙げ句、邪魔者扱いされ、キメラモンカオスにメッタ打ちされてボコボコにされたエテモンは地面に倒れた。

すずか「デジモン版ブロッコリー…これでギルモンに恨みを持ってたら完璧だよね?」

ギルモン[いい!!?]

すずかの発言にギルモンは驚く。

ヒント

ギルモン=野沢雅子

キメラモンカオス=島田敏

キメラモンカオス[ウオオオオオオオッ!!!!]

キメラモンカオスの咆哮が響き渡り、キメラモンカオスが大暴れして舞台裏まで大変なことになったのは言うまでもない。
 
 

 
後書き
キメラモンカオス強し。 
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