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転生とらぶる

作者:青竹
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マブラヴ
  0897話

 写真集の為の撮影会から10日程。今、俺の目の前には想像を超える光景が広がっていた。
 ギアス世界からはKMF。しかも現在の陽光の主戦力であるガン・ルゥだけではなく、ヴィンセント・ヴォードやガレスといった第7世代のKMFも30機ずつ存在している。
 ガン・ルゥも合わせると200機程だろうか。
 当然KMF部隊を率いるのは、陽光の象徴的な存在でもある神虎。
 来てくれたのは嬉しいが、陽光を実質的に治めているお前が来て大丈夫なのか?
 先程挨拶に来た時にそう尋ねたところ、政治に関しては周香凛がいるし、武力が必要な時はグラストンナイツがいるので問題無いらしい。
 そこまでして来る必要があったのか? とも思ったのだが、ギアス世界の権勢を示しておきたいというのが狙いだとか。
 ……そうなんだよな。考えてみればここにはシャドウミラーが交流を持っている世界の多くが来ているんだから、外交的な面でも下手を見せられないんだろう。
 SEED世界からはアークエンジェル。搭載兵力はM1アストレイとバスター。
 ……バスターはオーブが持っていった筈だったが、結局オーブ軍に入隊したディアッカの機体として今も使われているらしい。
 まぁ、確かに誰が一番バスターを使いこなせるかと言われれば、それはずっと使っていたディアッカだろうしな。
 ちなみにアークエンジェルの艦長は当然の如くナタルだ。ブリッジクルーにしても、俺にとっては見覚えのある面子がそれなりに揃っている。
 そして何よりも驚いたのは、アークエンジェルの搭載MSの中にジャスティスが存在したことだろう。
 いいのか、これ?
 確かにアスランはカガリと付き合っているし、ウズミからもその辺を認められている以上はいずれアスハ家に婿入りするんだろうから、パイロットとしては問題無い。だが、ジャスティス自体の所有権はプラントに……より正確にはザフトにあったと思うんだが。
 恐らくは戦後の交渉で買い取ったんだろうな。核エンジンのMS使用は地球連合軍もザフトも禁止されていて、オーブとシャドウミラーしか許可されていないし。
 それを思えば、オーブとしてもかなり奮発したんだろう。当然その目的はギアス世界の星刻と同じく、自分達の権勢を示す為だろう。
 残念なのは、キラとフリーダムの姿が無かった事か。
 さすがにモルゲンレーテに就職したキラを引っ張ってくる事は出来なかったらしい。
 フリーダムは恐らく原作通りにどこかに隠してあるんだろうが。
 マクロス世界からは、スカル小隊のVF-25が4機に、ピクシー小隊のクァドラン・レアが3機。……前の2つの世界と比べると見劣りするが、これは俺達が依頼したのがミュートスの大統領のハワードではなく、S.M.Sだったのが影響しているだろう。
 主戦力であるマクロス・クォーターは遠慮して貰っていて、ラビット1のカナリアも衛生兵としての仕事が忙しいらしく今回は不参加となっている。
 ちなみにスカル小隊、ピクシー小隊の母艦としてはニヴルヘイムを使用予定だ。
 そして、最後が……ネギま世界。
 視線の先にいるのは50人程の生身の人間。
 中にはネギを始めとしたネギパーティの面々の姿もある。
 魔法使いというのを隠さなくてもいいだけに、それぞれが杖を始めとした魔法使いとしての姿をしていた。
 この魔法使いの集団の中にはガンドルフィーニや高畑の姿もあるが、その中でも特筆すべきは何と言ってもエヴァの姿がある事だろう。
 600年を生きた真祖の吸血鬼でもあるエヴァは、純粋に魔法戦力としては最高峰の存在だ。
 一応シャドウミラー所属なのに、何故茶々丸、チャチャゼロと共に魔法使いの集団にいるのかと言えば、単純にシャドウミラーから出せる生身の戦力がエヴァだけだからだ。
 ……まぁ、エヴァ1人でネギま世界から派遣された魔法使い達を上回っていると言われれば、その通りなんだが。
 ネギも大分強くなったが、エヴァは何だかんだあってシャドウミラーでの戦闘訓練を行っているので、結果的にはその戦闘能力も上がっているんだよな。
 普段面倒くさがりのエヴァが何故参加しているのかと言えば、以前マブラヴ世界の京都で行った花見であの世界が気に入ったかららしい。確かに二条城の桜は非常に見応えがあったので、分からないでもない。……今回攻略するハイヴはイラクにあるアンバールハイヴだが。
 こちらもS.M.Sと同じく国単位の参加ではないので、権勢とかそういうのは殆ど考えていない。魔法使いとしてはマブラヴ世界で困ってる住人達を助けたいという動機の方が大きい。
 自分達の輸出している商品を買ってくれる相手へのアフターサービス的な意味も含まれているっぽいが。
 そして最後に、こちらは前回の鉄原ハイヴ攻略作戦でも共闘した修羅神。
 一応所属は魔法使い達と同じくネギま世界という事になるんだろう。
 前回のハイヴ攻略作戦で思う存分に戦えたのが気持ちよかったらしく、今回参加するメンバーは前回よりも増えている。
 ただし、指揮官はアリオンじゃなくてフォルカと、その副官としてフェルナンドが来ているが。

「揃いも揃ったな」

 ニーズヘッグのコックピットから、映し出されている光景に思わず呟く。
 実際、各世界からこれだけの戦力が1つの軍事作戦に参加するというのは、少し前までは考えられなかった事だ。
 正直な感想を言わせて貰えば、幾らフェイズ5のアンバールハイヴだからと言っても戦力過剰な様な気がするが……カシュガルに対する橋頭堡であると考えれば、どれだけの数BETAがいるか不明なんだよな。
 フェイズ2の鉄原ハイヴであの数だったんだから……
 もっとも、その無数にいるBETAをハイヴの外に誘き出して数を減らすというのが、こうやって各世界から戦力を用意して貰った理由なんだが。
 後、ついでにマブラヴ世界の戦力も。
 何はともあれ、実際に連携を取れるように訓練しないとな。
 そう判断し、その場にいる全機にオープンチャンネルで通信を送る。
 ああ、ちなみにシャドウミラーの機体も全機揃ってはいる。……ニヴルヘイム以外は。

「全員、今回はシャドウミラーからの要望に応えてくれた事に礼を言わせて貰う。今回集まって貰ったのは、マブラヴ世界で近いうちに行われるアンバールハイヴ攻略作戦の連携を確認する為だ。ハイヴの攻略に関しては各々がシミュレータでやっていると思うが、実際に連携を取るのは初めてだと思う。それぞれ、違う世界から派遣されてきた部隊だというのを十分に承知の上で、スムーズに連携行動を取れるようにして欲しい」

 その言葉を終えると、前もってこちらで用意しておいた連携確認の行動を各部隊へと向かって送っていく。
 特に重要なのは、やっぱりネギま世界の魔法使いと修羅神だろう。
 魔法使いは生身であるが故に、修羅神はその性格故に、MS部隊、KMF部隊、VF部隊と連携を取るのが苦手だ。
 ちなみに通信に関しては小型のタブレット端末を用意してあるので、魔法使い達も普通に聞いたりデータを受信したりは出来るようになっている。
 ……BETAがこのタブレット端末に反応したりしないだろうな?

『まずはSEED世界のMS部隊とKMF部隊で、シャドウミラーとS.M.S、修羅神と魔法使いで連携を確認していって下さい』

 シロガネから聞こえてくるマリューの声に従い、それぞれが部隊単位で分かれていく。
 当然ながらシロガネとアークエンジェルも行動を共にするという事で、連携の確認は必要になってくる。
 ……ただ、マリューとナタルだしな。既に阿吽の呼吸と言ってもいいような間柄である以上、その辺で困る事はないだろう。

「よし、S.M.Sと合流するぞ」

 俺の声に従い、シャドウミラー隊はS.M.Sとの合流地点へと向かう。
 とは言っても、そもそもシャドウミラーはバジュラ戦役でS.M.Sと共同戦を行ったことがある。当然その後の連携訓練に関してもスムーズに進み、特に混乱する事もないまま無事に終わった。

『ま、それでもこんなのは確認しておくに越した事はないからな』
「ああ、分かっている。だからこそこうしてやっているんだし」

 オズマ機から送られてきた通信に短くそう返す。

「それに……ほら、見てみろ。当然の如く世界が違うと連携が上手く取れない」

 映像モニタに映し出されたのは、M1アストレイの動きに付いていけずに遅れるガン・ルゥ。
 まぁ、ガン・ルゥだし……とも思うが、実際にハイヴ攻略戦で連携が合わないといらない被害が出る可能性もある。

『いや、そもそもあっちは一応同じ世界だろ?』

 呆れた表情を浮かべつつバトロイドのVF-25Sが見ているのは修羅神と魔法使い。
 色々な意味で異色の組み合わせだが、そこでは予想通りに混乱が巻き起こっている。
 そもそも修羅神は牛、カメレオン、コウモリ、アルマジロといった風に何種類もあり、そこに今回は猫型のシトリーも入っている。
 ……基本的にシトリーはメイシスの部下の女修羅しか使ってなかった筈だが、その辺が変わって男も使うようになったのか、あるいは単純にアンバールハイヴ攻略作戦には女の修羅も出てくるのか。
 ともあれ俊敏さの高いシトリーを始めとして色々と種類が多い為に、修羅神同士でも動きに統一性は無い。いや、機種だけじゃなくて修羅の気質そのものが個人主義というか、いわゆるヒャッハー主義とでも言うべきものだから、それも影響しているのだろう。

「MS部隊とKMF部隊ならシャドウミラーとして行動を共にした経験があるから、連携に問題は無いんだけどな」
『となると、俺達もその辺は同じか。他の世界の戦力と上手く連携を取れるようにした方がいいだろうな』
「ああ、その辺は任せる。この後も色々と組み合わせを変えてやるつもりだし」
『そうだな、それがいいだろう。実際に本番でこんな風になっちゃ、目も当てられない』

 ガン・ルゥを踏みつけそうになったM1アストレイを、バスターが押さえて何とか惨事を防ぐ。
 ……KMFはその大きさを考えると、MSと行動を共にするのは難しそうだな。となると、いっそのこと魔法使いと行動を共にした方がいいか?
 魔法使いも魔法使いで、基本的に移動速度はバラバラだしな。例えばネギなんかは雷速瞬動を使えばMS程度では追いつけない程の速度を出すし、KMFも……あ、いや。KMFはランスロット・アルビオンが桁違いの速度を出していたか。
 まぁ、そこまでいかなくても瞬動とか空を飛んだりと、色々な高速移動術はある。
 問題は全員がそれを使えるって訳でもないことだろう。
 そうなると部隊として使うにはかなり厳しいものがあるか。
 いっそ魔法使いと修羅神は好きなように動かすか? そんな風にも思ったが、即座に却下する。
 シャドウミラーだけでならそれでも構わないんだが、今回は他の世界の部隊もいるし、マブラヴ世界でも戦力を出してくる。
 鉄原ハイヴの時のように好き勝手に修羅神を動かしたりすれば、出なくてもいい被害が出る事になりかねない。
 となると、やっぱりその辺をどうにかするしかないな。
 修羅神の方はフォルカに、魔法使いの方はエヴァ……は無理だろうから、高畑辺りにでも頑張って貰うか?
 いっそ後方から指示を出して貰う人物を派遣して貰うとか。
 そんな風に考えている間にも、修羅神と魔法使いはギクシャクしながら連携を確認していき……あ、修羅が切れた。
 でもって魔法使いの方も切れて……ぶつかり合う直前にその2勢力の間にエヴァの放った巨大な氷の塊が落下してきた。
 同時に、空中から降りてくるエヴァ。
 ……幾ら学園結界が無いからと言っても、よく魔力の消耗が激しいホワイトスターであそこまで魔法を使えるよな。伊達に600年を生きた吸血鬼じゃないって事か。
 ともあれ、力を見せつけるようなエヴァに反発したのか、コウモリ型の修羅神ハルパスが空中に浮かんでいるエヴァへと向かって翼から衝撃波を発生させる。
 だが、放たれた衝撃波はエヴァの魔法障壁であっさりと防がれ、逆に無数に放たれた氷の矢で羽の部分を貫かれ、地面へと落下していく。
 生身で修羅神と互角以上にやり合えるんだから、さすがだよな。

『おい、アクセル。いいのか?』

 オズマの言葉に小さく首を横に振る。

「ぶつかりあって友情を育むのはお約束だろ。それに今の状況で俺達が関われば、余計にこじれるような事になりかねない」
『そう、か? 寧ろこのままにした方が危険な気がするが』

 その言葉にも一理あるが、実際修羅と魔法使いというのは色々と似てないようで似てるし、似ているようで似ていない。
 同じ世界の住人なんだし、出来れば自分達で話を付けて欲しいというのが正直なところだ。

「……あ、始まった」

 エヴァVS修羅神。
 色々と騒々しい騒ぎではあったが、最終的にはネギパーティが必死になってエヴァを止めて、痛み分けという感じになった。





 結局この日は色々と問題もあったが、お互いを理解したという事では意味があったと思う。
 ……思いたい。 
 

 
後書き
アクセル・アルマー
LV:42
PP:55
格闘:301
射撃:321
技量:311
防御:311
回避:341
命中:361
SP:1402
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.10
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    ???
    ???

撃墜数:1120 
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