守護者に俺はなる!!!
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彼女の正体
ナミ「子供の時の手配書!?その時に既に賞金首だったの!!?」
ユウ「そうだ。俺も初めて聞いた時は驚いたけどな」
ロビン「・・・それがどうしたというの?」
ポーカーフェイスを崩さないロビン。
ユウ「当事8歳の子供に、世界政府は高額な値段をつけた。今は分からないが、当事の懸賞金額は七千九百万」
ビビ「七千九百万!?」
ユウ「確かにそうだ。けど、おかしいと思わないか?いくら何でも、8歳の子供にその額は」
ナミ「確かにそうね。いくら何でも、その額はおかしいわね」
ユウ「だろ?」
そう思ってると、周りが煙に包まれた。煙が晴れると、ロビンは消えていた。
ゾロ「いねェぞ!?」
ウソップ「逃げたのか!?」
ナミ「嘘でしょ!?」
ユウ「・・・・・・」
ユウだけは、黙っていた。
ナミ「・・・お兄ちゃん?」
ナミはユウを見つめるのであった。とにかく、俺達はアラバスタ目指して進むのであった。
ルフィ「サンジ~!朝飯~!!」
サンジ「用意するから、少し待ってろ」
ユウ「・・・出来たら呼んでくれ」
ユウはそのまま、船の後方に行ってしまった。
ユウ「・・・煙が出てきたのは想定外だが、その道逃がすつもりだったしな」
俺は元々、何か理由をつけてロビンを逃がすつもりでいた。白ひげの船にいた時、マルコやジョズ達から聞いた話を思い出すと、捕まえる気にはなれなかった。
ユウ「けど・・・《悪魔の子》か」
ロビンについてるあだ名を思い出す。
ナミ「お兄ちゃん」
すると、ナミがやって来た。
ユウ「どうかしたのか?」
ナミ「どうしたって、それはこっちの台詞よ。あのロビンって人を見てから様子がおかしいから」
ユウ「・・・大丈夫だ。少し昔の事を思い出してな」
ナミ「昔の事?」
ユウ「あぁ。俺が暫く世話になった船で、アイツの手配書を見たんだよ。その時に言われたのが《悪魔の子》と呼ばれている」
ナミ「悪魔の子・・・」
ユウ「そうだ。詳しいことは調べてないから分からないが、どうも放っておけないんだよ」
ナミ「・・・・・・」
ナミは黙って俺の話を聞いている。
ユウ「なぁナミ」
ナミ「ん?」
ユウ「もしだけど、これ以上俺がレモーネみたいな人を見つけたら、放っておけない。だから、最悪船を二隻に分けるつもりだ」
ナミ「船を?」
ユウ「そうだ。ルフィと旅は一緒にするが、これ以上増えればメリーにも負担がかかる。ナミはルフィに誘われたんだから、このまま乗ってればいい。船を見つけ次第、乗り移るつもりだ」
ナミ「悪いけど、私もそっちに乗るよ?」
ナミの言葉に俺は驚いた。
ユウ「いや・・・お前はルフィに誘われただろ?」
ナミ「それはお兄ちゃんも一緒よ。別に、船を見つけても一緒に行動するなら同じでしょ?」
ナミは笑いながらそう言う。
ユウ「・・・フッ。お前には敵わないよ」
俺は頭を撫でながらそう言うのであった。
ユウ「そうだ!ナミに渡すものがあったんだ」
俺はポーチから、アクセサリーショップで買ったネックレスを渡す。
ナミ「開けていい?」
ユウ「いいぞ♪」
ナミは箱を開ける。
ナミ「うわ~♪素敵」
ユウ「わざわざ頼んで、この形にしてもらったからな。俺も着けてるぞ♪」
そう言って俺は、首に着けてるネックレスを見せる。
ユウ「因みに、ベルメールさんやノジコにも送ってるから、俺達全員が着けてる。いいだろ?このミカンの形♪」
俺が頼んだ形は、ミカンの形だ。これなら、俺達家族に相応しい。
ナミ「ありがとう!早速着けてみる♪」
ナミはネックレスを首に着ける。
ナミ「どう・・・かな?」
ユウ「似合ってるぞ♪」
俺は笑顔で、思っている事を言うのであった。
ナミ「初めてだね。お兄ちゃんからのプレゼント」
ユウ「そうだな。本当は、もっと早くあげるつもりだったんだけどな。アーロンが来て、おじゃんになったからな」
ナミ「そうね」
ナミは俺にもたれかかってくる。暫く波の音だけが、俺達の耳に聞こえるのであった。
サンジ「お~いお前ら!メシできたぞ!!」
ルフィ「メシ~!!」
ゾロ「やっとかよ」
ウソップ「腹減った~!」
ゾロゾロと、部屋に入っていく一同。
ユウ「・・・俺達もいくか」
ナミ「そうだね」
俺達も行こうとすると、ナミに呼び止められる。
ナミ「お兄ちゃん!」
ユウ「ん?どうし・・・」
そこまで言うと、口が塞がれていた。
ナミ「・・・プハッ!プレゼントのお礼よ///」
顔を赤くしながら、ナミは先に行くのであった。俺は暫く動けなくなり、ビビとレモーネが呼びに来るまで固まっていたのであった。キス位でって言うなよ!既に経験済みとか言うなよ!!
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