守護者に俺はなる!!!
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新たな仲間
ビビ「な、何を言ってるんですか!!」
「そうよ!私は敵なのよ!!」
ユウ「敵でも、殺されそうになってるのを放っておけるほど、俺は最低な奴じゃない」
俺は二人にそう宣言する。
ビビ「でも・・・仮に仲間にしても、裏切る可能性も」
ユウ「それについては大丈夫だ。少しでも裏切る行動をすれば、人間は少なからず動揺するし心拍数も上がる」
ビビ「そこまで分かるんですか!?」
ユウ「見聞色のお陰かな?それが分かるようになったんだ」
ビビ「本当ですか!?」
ユウ「あぁ。現に今体を軽くして逃げようとしてるだろ?」
「!?」
そう言われて、女性は驚くしかなかった。
ユウ「図星だな」
「驚いたわ。・・・いいわ、貴方の仲間になるわ」
ユウ「そうか♪」
俺は笑顔で縄をほどき、女性に手を差し出す。
ユウ「ユウだ。これから宜しくな」
「レモーネよ」
ユウ「いい名前だな。心配するな、どんな事があっても、お前を守ってやるよ」
レモーネ「///よ、よくそんなくさい台詞言えるわね」
ユウ「そうか?」
俺はビビに聞き返す。すると、ビビから黒いオーラが出ていた。
ビビ「・・・私は守ってくれないんですね」
ユウ「い、いや・・・ちゃんとビビも守るよ?」
「へ~、私が交渉してる間に、随分と楽しそうね?お兄ちゃん♪」
俺は声が聞こえてきた方をゆっくりと向く。そこにいたのは、鬼の形相をしたナミであった。
ユウ「よ、よ~ナミ。無事だったんだな」
ナミ「ええ、お陰様で!それで、私は守ってくれる対象にはならないのかしら?」
ユウ「と、当然守るぞ!!あ、当たり前じゃないか!!」
ナミ「ふ~ん・・・」
ジト目で俺を見るナミ。
ナミ「まっ、今回はそれでいいわ。それより、向こうでこれからの事を話し合うわよ」
ナミは俺の腕に抱き付き、向こうに連れていかれる。ビビとレモーネもその後を追い掛けた。
ナミ「それじゃあ、これからの事を説明するわよ?どうせ、お兄ちゃんの事だから助けるって言っちゃったんでしょう?」
ユウ「そうだ。コブラ王の伝言を伝えるだけだったけど、こんな事態になってるなら、放っておく訳にはいかないからな。それと、今日から新しい仲間のレモーネだ」
レモーネ「元B・Wのレモーネよ。言っておくけど、ユウの言うことしか聞かないからね」
ルフィ「別にいいぞ?」
レモーネ「軽っ!?」
ルフィのあっさりとし返答に、思わずツッコミをいれるレモーネであった。
ユウ「これがルフィだ。さて、追手も来ないとは限らないし、早目に島を出るとするか」
ナミ「でも、そう簡単にいくかしら?」
「ご安心下さいませ!!」
イガラムが出てくる。その格好に思わず吹き出しそうになった。
ビビ「イガラム!?その格好・・・」
イガラム「私がビビ様に成り済まして、先に船で島を出ます。その間にあなた達は河を登って島の反対側から脱出してください」
ユウ「一人だと危険だぞ?」
イガラム「ユウ殿、私はこれでもアラバスタ護衛隊隊長です。これくらいの任務くらい」
イガラムはそう言って、船に乗り込み出航していった。
ルフィ「最後までオモロイおっさんだったな」
ビビ「あれでも、かなり頼りになるんですよ」
ユウ「取り合えず、俺達も出発するぞ。イガラムの好意を無駄にしないためにな」
『おう(ええ)!!』
俺達はメリーに戻ろうとすると、イガラムが乗っていた船が爆発した。
ゾロ「なっ!?」
ナミ「嘘!!」
ユウ「もう追手が来たのか!?」
レモーネ「でも、早すぎるわ!!」
ルフィ「・・・立派だった!!!」
ルフィだけは、イガラムを称えていた。
ゾロ「急いで出るぞ!!ルフィ!お前はアイツ等を連れてこい!!」
ルフィ「おう!」
ユウ「俺達も行くぞ!!」
ナミとレモーネは、ゾロの後を追い掛けた。しかし、ビビだけは動かなかった。
ユウ「何してるんだビビ!!急いで逃・・・げ・・・」
見ると、ビビは下唇を血が出るまで食い縛っていた。俺はビビを抱き締める。
ユウ「心配するな!!何がなんでも、お前をアラバスタに!父親に会わせてやる!!俺に命をかけても!!!」
俺はビビを抱き抱えて、メリーに行くのであった。全員乗り込み急いで出航すると、霧が出てきた。
ナミ「霧が出てきたわね」
ゾロ「もうすぐ朝か」
等と話してると、知らない声が聞こえた。
「船を岩場にぶつけないように気を付けないとね♪あ~、追手から逃げれてよかった」
『だ、誰だ!!!!』
見ると、一人の女性がメリー号に乗り込んでいた。
レモーネ「そんな・・・」
ビビ「何で・・・何であんたがここにいるのよ!!ミス・オールサンデー!!」
ユウ(アイツの顔・・・何処かで見た気が)
俺は女性の顔に見覚えがあったが、思い出せなかった。
オールサンデー「先程そこで、Mr.8と会ったわよ?」
ビビ「まさか・・・あんたはイガラムを!!?」
ルフィ「お前がちくわのおっさんをやったのか?」
オールサンデー「さぁ?どうかしら?」
オールサンデーは、微笑みながら答えた。
ユウ「・・・・・・」
ナミ「お兄ちゃん、どうかしたの?」
ユウ「いや・・・アイツの顔何処かで見たんだけどな~」
俺はいまだに考えていた。
オールサンデー「フフッ、あなた達がこれからどうなるか見ものね♪」
オールサンデーがそう言って、帰ろうとした時無数の剣が向けられていた。
オールサンデー「!?」
ユウ「思い出した」
ナミ「お兄ちゃん?」
ユウ「ようやく思い出した。まさか、ここでお前に会えるとは思わなかった」
ビビ「誰なんですか?」
ユウ「こいつの名前はニコ・ロビン。昔あの人の船に乗ってた時に見た手配書で、お前のもあった。子供の時の写真だけどな」
その言葉を聞いて、全員が驚くのであった。
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