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守護者に俺はなる!!!

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最初の島は、ウイスキーピーク?

レッドラインを越えた俺達は、変な二人組を乗せて《ウイスキーピーク》という島に向かっている。コイツらは、双子岬にいた巨大なクジラ《ラブーン》を狙っていたが、俺やルフィがそれを止めさせた。ルフィはラブーンとまた喧嘩すると言って、額にルフィ直筆の海賊マークが描かれた。そして双子岬を後にした。ナミの指示で進んでいると、ようやく最初の島に到着した。

「送ってくれて感謝する」

「それでは、私達はここで」

「「バイバイベイビー!!」」

そして二人は、海へ飛び込み泳いでいった。島の河に入ると、町の人達に歓迎されていた。

ユウ(・・・怪しいな。海賊を歓迎する町。海賊より腕がたつのか、それとも・・・)

船を岸につけ降りると、物凄い髪型をした男が出てきた。

「いらっじゃ・・・ゴホン!マーマーマーマー♪いらっしゃいませ。ようこそ歓迎の町ウイスキーピークへ。我々はあなた達を歓迎します。今までの旅の話を肴に、名物の酒でも」

「「「喜んで~!!」」」

ルフィ、ウソップ、サンジはそのまま行ってしまった。

ゾロ「おいおい」

ナミ「大丈夫かしら?ねェイガラッポイさん。この島のログは、どれくらいでたまるのかしら?」

イガラッポイ「ログ?今はお気になさらず、宴を楽しんでください」

ナミも連れていかれ、俺とゾロだけになった。

ユウ「・・・俺は船に残ってる」

ゾロ「いいのか?」

ユウ「あぁ。明らかに怪しすぎる」

ゾロ「・・・分かった。船は任せるぞ」

そしてゾロも行ってしまい、俺は見張り台に登り、身を隠すように座るのであった。夜になり、騒がしかった町も静かになる。俺は気配を張り、周りを確認するとやはり動きがあった。

「おい、さっさろ金目の物を奪うぞ!」

ユウ「それは遠慮してもらおうか?」

「だ、誰だ!!」

叫ぶ連中を無視して、俺は箒で空を飛んでいる。

ユウ「やっぱり怪しいと思ったんだよ。海賊を歓迎する町なんて、普通はおかしいからな」

「そ、空を飛んでいる!!?」

ユウ「それは別にいいだろ?」

俺はゆっくりと下に下がっていく。そして箒から降りる。

ユウ「さて、悪いけど敵と分かれば手加減はしないぞ?」

「この人数で勝てると思ってるのか?」

ユウ「それは・・・どうかな♪」

先程の箒を複数の剣に変えた。

「なっ!?能力者か!!」

ユウ「ご名答♪」

指をならすと、俺の周りにいた連中が、頭だけ出して体は箱の中に入れられた。

「何だこりゃ!?」

「出しやがれ!!」

ユウ「残念だけど・・・サヨナラだ♪」

指をならした瞬間、男達は全員消えてしまった。すると、遠く離れた場所から叫び声が聞こえた。

「た、助けてくれ~!!」

「溺れ死ぬ~!!」

ユウ「この船に侵入するからだ」

俺はメリーを降りて、騒ぎの中心に行く。すると、ゾロが戦いを終わらせたのか、酒を飲んでいた。

ユウ「随分と殺ったな」

ゾロ「ま~な」

ユウ「此方にも何人か来たけどな」

ゾロ「そうか」

すると、何処からか気配を感じる。

ユウ「・・・誰かが島に入ってきたみたいだな」

ゾロ「一瞬だが、俺も感じた」

ユウ「どうなることやら」

俺が移動すると、遠くで爆発が起きた。

ユウ「なんだ!?」

イガラッポイ「あ、あなたに・・・お願いがございます。ビビ様を・・・お助け下さい!!」

ユウ「ビビ?もしかして、アラバスタのコブラ王の娘の?」

イガラッポイ「王をご存知なのですか!?私の名は、アラバスタ護衛隊隊長のイガラムです」

ユウ「そうだったのか。コブラ王に、元気でやってるならそれでいいと伝言を一年前に預かってたんだよ」

イガラム「なんと!?」

ユウ「それなら、助けにいかないとな。ゾロ、イガラムを頼む」

俺はゾロにイガラムを託すと、急いでビビがいる場所に向かった。























ビビ「ハッ・・・ハッ・・・」

「何処に逃げても無駄だ」

「キャハハ!私達から逃げれないわよ」

私は必死に敵から逃げていた。

ビビ「頑張ってカルー!!岩の裏に行けば船があるわ!!」

カルー「クエー!!」

カルーと呼ばれたカルガモは、必死に走る。

「鬱陶しい鳥だな。・・・くらえ!鼻空想砲(ノーズファンシーキャノン)!!」

ビビ「!!?」

飛んでくる鼻くそを避けれない。もう駄目かと思ったその時・・・

ユウ「させないぞ?」

パチンと音が聞こえると、私の目の前に突然岩が現れた。そして今度は目の前に男の人が出てきた。

「俺達の邪魔をするのか?」

ユウ「本来なら邪魔する予定はなかったけどね。けど、コブラ王からの伝言も伝えないといけないしね」

ビビ「!?パパを知ってるの!!」

ユウ「一年前にね。いや~、コブラ王の娘だから、どんな人物かと思ったけど、凄く可愛いな」

ビビ「!?///」

いきなそんな事を言われたビビは、顔を赤くしていた。

「とにかく、俺達の邪魔をするなら、容赦しない!!吹き飛べ!!」

男は腕捲りをして、俺にラリアットをしてくる。

ユウ「さっきの鼻くそで分かったが、お前も能力者だな」

「そうだ!!俺は《ボムボムの実》を食べた全身爆弾人間だ!!」

ユウ「あっそ・・・説明ご苦労さん」

俺は構える。

ユウ「悪いけど、さっさと終わらせるぞ。二千枚瓦回し蹴り!!」

「グアアアアアアアアア!!!!」

男は吹き飛んでしまった。

「Mr.5!!」

一緒にいた女性は驚いた。

ユウ「おっと、動かないでね♪」

俺は既に、女性の周りに何本も剣を向けていた。

ユウ「女性には、あんまり手を出したくないんだよ。だから、大人しくしててくれるかな?」

「クッ・・・」

女性は観念したのか、手を挙げていた。

ユウ「ゴメンね」

俺はその女性の腕を縛り、頭を撫でながら謝るのであった。

ユウ「さて、改めて聞くけど、ネフェルタリ・ビビで間違いないかな?」

ビビ「はい」

ユウ「コブラ王からの伝言だ。一年越しだけどんね。『自分が思ったことをしているならいい。元気でいるならそれでいい』だそうだ」

ビビ「・・・パパ」

ビビは言葉を聞いて、涙を流していた。

ユウ「かなり遅くなったけど、無事に伝えれてよかった。さて・・・」

俺はビビから、敵の女性に振り返る。

ユウ「ビビを殺しに来て、見事に失敗したけど、これからどうするんだ?」

「このまま殺されるしかないわ。逃げても、必ず私達より上のエージェントが消しに来るわ」

ユウ「だったら、俺と一緒に来ないか?正確には俺達とだな」

「「・・・はっ?」」

ユウの言葉に、二人は間抜けな声をあげたのであった。 
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