守護者に俺はなる!!!
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海軍本部大佐が登場!!
買い物を終えた俺は、ルフィが見に行ってる処刑台広場にやって来た。すると、ルフィを除いた全員が来ていた。
ナミ「お兄ちゃん!!」
ユウ「ナミ?それに皆も」
ゾロ「何でここにいるんだ?」
サンジ「人混みが多くてな。気になって来たんだよ」
ウソップ「俺もだ」
ユウ「ウソップ、何だそのデカイ魚は?」
俺はウソップとサンジが担いでいる魚を見る。
サンジ「これは《エレファント・ホンマグロ》だ。調理のしがいがあるぜ♪」
ユウ「へ~・・・」
俺は騒ぎになってる場所を見る。すると、そこにいた人物を見て驚いた。
ナミ「どうしたの?」
ユウ「お前ら、落ち着いて処刑台を見てみろ」
『??』
ユウに言われて処刑台を見ると、そこにはルフィが今にも処刑されそうになっていた。
『なっ!?』
それを見て全員驚く。
ユウ「どうするかな・・・」
ナミ「お兄ちゃん達はルフィをお願い!!私とウソップはメリーに戻ってるわ!!急がないと、この島に嵐がくる!!」
ユウ「分かった。そっちは任せる。いくぞ!ゾロ!!サンジ!!」
「「おおっ!!」」
二手に別れ、俺達はルフィを救出するために処刑台へ急ぐのであった。
「「「その処刑待った~!!!」」」
ルフィ「ゾロ!!サンジ!!ユウ!!」
バギー「来たなロロノア!!だが一足遅かったな!!」
ゾロ「邪魔だ!!」
サンジ「どけ~!!」
ユウ「クソッ!!人数が多すぎる!!」
俺達は少しずつ処刑台に近づいてはいるが、未だにルフィの元には行けない。
『処刑台さえ殴り倒せば(斬り倒せば)(蹴り倒せば)!!』
ルフィ「ゾロ!!サンジ!!ユウ!!ナミ!!ウソップ!!・・・悪ィ、俺死んだ♪」
サンジ「バッ!?」
ゾロ「バカなこと!!」
ユウ「言ってんじゃねェ!!?」
しかし、ルフィに降り下ろされた剣は止まらず、もう駄目かと誰もが思った。その時、処刑台目掛けて落雷が落ちたのであった。そして処刑台は崩れ落ち、黒焦げになったバギーと、少し焦げたルフィがいた。
ルフィ「なははは!!やっぱ生きてた♪儲け」
サンジ「・・・おい、お前神を信じるか?」
ゾロ「神だ?んなこと言ってる暇ないぞ!!」
ユウ「そうだな。今の騒ぎで海軍も動き出してるし、早く戻らないと、嵐で島から出られなくなる」
ルフィ「おしっ!なら逃げるぞ!!」
そして俺達は逃げ出す。すると、何処からか現れた海兵達が人物を続々とやって来た。
ルフィ「うっとしいな。止まって戦うか?」
ユウ「相手してたら、グランドラインに行けなくなるぞ」
走ってると、前方に刀を持った女性が立っていた。
「止まりなさい!!」
「たしぎ曹長!!」
たしぎ「貴方がロロノア・ゾロだったんですね!!私を騙してたんですね!!」
ゾロ「お前こそ海兵だったんだな。お前ら、先に行ってろ!!」
ルフィ「分かった」
サンジ「テメェ!!レディに手を出す・・・」
ユウ「さっさと行くぞ!!」
俺とルフィはサンジを抱えながら走る。すると今度は、男が立っている。
「来たな。麦わらのルフィ。波動のユウ」
ルフィ「お前誰だ!!」
「俺の名はスモーカー。海軍本部の大佐だ。お前を海へは行かせねェ!!」
ルフィ「!!?」
ユウ「能力者か!?」
スモーカー「俺は《モクモクの実》を食べた」
ユウ「自然系か・・・」
サンジ「離しやがれ!!」
サンジが俺より先に動き、スモーカーに蹴りをいれるが、煙に蹴っても意味がない。
ユウ「どけサンジ!!俺が相手をするから、ルフィ徒一緒に先に行け!!」
サンジ「なっ!?いくらお前でも、ソイツの相手は無理だ!!」
ユウ「いいから!!」
ルフィ「・・・分かった」
サンジ「ルフィ!?」
ルフィの言葉にサンジは驚いた。
ルフィ「絶対に戻ってこいよ!!」
ユウ「心配するな」
そしてルフィ達は言ってしまった。
スモーカー「お前が俺の相手か?」
ユウ「そうだ。自然系の力でも・・・」
俺はスモーカーに近づき殴る。
スモーカー「ガハッ!!」
殴られたスモーカー。
スモーカー「一体・・・どうやって」
ユウ「覇気って知ってるか?これを取得してれば、例え自然系の能力者でもダメージを与えれるんだよ」
腕を黒くしながら言う。
スモーカー「・・・バカな」
ユウ「己の能力に甘んじた奴は、早死にするぞ?」
スモーカー「・・・・・・」
そう言われて、何も言い返せなかった。
ユウ「けど、今まであった海軍の中で、一番まともだよお前は」
スモーカー「・・・何?」
ユウ「俺の村が襲われて、海軍が来たと思えば、ある海賊と取引してる海兵もいたしな。それに比べれば、数億倍マシだよ」
俺はそう言い残して立ち去ろうとすると、フードを被った男がいた。
「・・・中々な覇気使いだな」
ユウ「誰だ!?」
俺はすぐに戦闘体制になる。
「そう警戒するな。別に手を出しはしない」
スモーカー「な、何でアンタがここにいる・・・ドラゴン!!」
ユウ「ド、ドラゴン!?あの革命家の!!?」
ドラゴン「それは別にいい。お前も早く行け」
スモーカー「何でアンタが麦わらや波動を助ける!!」
ドラゴン「男の船出だ。邪魔する理由がどこにある?」
ユウ「あ、ありがとう!」
俺は行こうとすると、ドラゴンが近寄りこう言った。
ドラゴン「お前の人生だから、無理強いはしない。けど、ルフィを助けてやってくれ」
ユウ「それは一体・・・」
すると、突然突風が吹き付けた。俺はそのまま港付近まで飛ばされており、既にドラゴンの姿はなかった。
ルフィ「ユウ!!無事だったか」
ユウ「ルフィ!!ゾロもサンジも無事か!!」
サンジ「ああ」
ゾロ「けど、船はかなり沖に流されてるぞ!!」
ルフィ「心配すんな」
するとルフィは、メリーに向かって手を伸ばす。
サンジ「お、おい・・・」
ゾロ「まさか・・・」
ユウ「ゾロ。このカードを船に持ってってくれ」
俺はカードを渡して、ルフィから離れる。
ゾロ「お、おい!?お前はどうすんだよ!!」
ルフィ「ロケット~!!」
俺の言葉を聞く前に、ルフィ達は飛んでいってしまった。
ユウ「さて、それじゃあ俺も・・・」
移動しようとすると、海兵に囲まれた。
「動くな!!」
「手を上げろ!!」
ユウ「やれやれ。悪いけど、ここで捕まる気はないよ」
そう言って俺はカードを巻き上げる。海兵達は視界を奪われるが、すぐに見えた。しかし、既にそこにユウの姿はなかった。
「き、消えた!?」
「バカな!!」
「捜せ!!近くにいるはずだ!!」
海兵達は周りを探すが、当然いるはずもなかった。
ドラゴン「ハハハッ!面白い少年だ!!」
すると、ドラゴンの袖に1枚のカードが入っていた。
ドラゴン「・・・この私も気が付かないとはな」
カードに書かれた内容を見て、更に笑うのであった。
ルフィ「・・・ぁぁぁぁああああああ!!!!」
ゾロ「どわっ!!」
サンジ「グヘッ!!」
ルフィ「ブベッ!!」
ナミ「ちょっと!もう少しまともに乗り込めないの!!」
ゾロ「コイツに言え!!」
サンジ「このクソゴム!!!!」
ルフィ「いいじゃね~か。無事なんだし」
「「アホか~!!」」
ウソップ「おい・・・ユウはどうした?」
ナミ「そうよ!!お兄ちゃんは!?」
ユウいない事に気がつき、ナミが詰め寄る。
ゾロ「アイツは港に残ってる」
ウソップ「何でだよ!!」
ナミ「置いてきちゃったの!?」
ゾロ「落ち着け!!アイツは俺に、カードを渡してきた」
サンジ「カード?」
ゾロは、ユウ渡されたカードを見せる。
ナミ「それって、トランプよね?」
ウソップ「そうだな」
すると突然カードが巻き上がり、全員の視界を奪う。
ルフィ「おわっ!?」
サンジ「カードで何も見えねェ!!」
トランプが地面に落ちると、そこにはユウが立っていた。
『ユウ(お兄ちゃん)!!?』
ユウ「よっ♪」
ユウは軽い返事をする。
ゾロ「お前どうやって・・・」
ユウ「ゾロが、そのトランプをここに持ってきてくれたおかげだ」
ナミ「それでもおかしいでしょ!!?」
ユウ「これが俺の能力だよ」
ウソップ「能力?ってことは、お前も能力者なのか?」
ユウ「そうだ。けど、先程使った力は、俺が昔から使っている物だ。マジックだよ」
『マジック!?』
ユウ「ああ。悪魔の実の能力は《マジマジの実》を食べたんだ」
『マジマジの実??』
聞きなれない言葉に皆?を浮かべる。
ユウ「そうだ。例えば・・・ナミ、花束を持つ格好をしてくれ」
ナミ「??こう?」
ナミはユウに言われ、花束を持つ格好をする。
ユウ「それでいい。なら・・・ほい!」
すると花束が突然現れた。
『えぇ~!!』
ルフィ「スッゲ~!!」
ルフィは目を輝かせ、残りは驚いていた。
ナミ「何!?どうなってるの!!?」
ゾロ「何もないところから・・・」
サンジ「急に花が!?」
ウソップ「どうなってんだ!!?」
花束の花が舞うと、今度は姿が消えていた。
ユウ『種も仕掛けもございません♪』
何処からかユウの声が聞こえる。すると、ウソップの鞄からユウが出てきた。
ウソップ「おわああああああ!!?」
ユウ「そこまで驚くなよ」
ウソップ「驚くわ~!!」
ユウ「っと、これが俺の一部の力だ」
ルフィ「スゲ~ぞユウ!!」
そんな形で、俺の力を皆に教えたのであった。いよいよグランドライン。また戻るとは思わなかったな。
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