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~転生者物語~ ジークジオンな士官

作者:hidezaru
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11話 失い、手に入れる後編

 
前書き
ガンダムの戦闘シーンは難しい。

高評価と感想を待ってます。 

 
8月17日 ムサイ巡洋艦 格闘訓練室

アスカ[おらおらおらおらおらぁぁぁ!! 覇王〇吼拳]

トレイズ[無駄無駄無駄無駄無駄ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!]

俺の覇王翔〇拳とトレイズの無駄無駄券が、いま激突する!!

セロン[うるさい…]

ズドン!! 後頭部に鋭い痛みが…炸裂…した…だ…と…

アスカ[のぉぉぉぉぉ…]

俺は呻いてるぐらいで、良かったが。 トレイズは気絶してらぁ。

セロン[真面目に戦闘訓練をしろ]

アスカ[いや…ねぇ、あれでも一応まじめ[ゲームの技を叫びながら戦闘訓練する人…いる?]スイマセンでした]

セロンめぇ~台詞を~・・・この借りは百万倍にして帰す!!

トレイズ[しかしよぉ、俺達はこんなところで待機してていいのかよ]

あっ、もう復活してるし、特技なのかな? だったら無駄な特技だな。

アスカ[仕方がないだろ。 命令なんだからな]

実際問題、大気圏に近い処で待機する理由がわからん。 ったく、何でだよ。

事をたどれば2週間前、回収して貰ったその足でサイド3に直行してもらい、ジオニックに直談判。 何とか戦艦の材料をゲッチュ、ツヴァイをその場で渡してザク高機動型を受領、試験運転の時にキマイラ隊と合流して摸擬戦の相手をしてもらい、軍席を捏造(バレなきゃ犯罪じゃないんですよ)したサイを押し付けて━━まぁ多分後方担当のMS隊に配属されるてるだろうな━━数日すぎて、ガルマ総帥からの特命で…いまに至る。

トレイズ[ったく。 アスカ射撃訓練しようぜ]

アスカ[ああ。 いいぜ]

因みにニュースでプトレマイオス隊の戦艦ができて艦水式が行われたとか。 宴会料理食べたかった。 おっと、また鬱になりかけてたぜ、イケナイ イケナイ

トレイズ[なぁアスカ、普通じゃつまらんから昼飯でもかけようぜ]

アスカ[相手の土俵で戦う馬鹿がどこにいるんだ。 まず勝負にならないさ]

俺の黒星に対してトレイズの銃はFNブローニング・ハイパワー、しかも二丁拳銃で合計装弾数は26発入り。 黒星の装弾数は8発入りの3.25倍差の装弾数だから、勝ち目無しだし。 アル・カタ(拳銃格闘の事だよ)戦なら負けないのに早打ちだけにはどうもならない。
因みにジオン軍の制式拳銃はきまっておらず、しかも自己の使い勝手と好き嫌いで決めていいとゆう暗黙の了解ができてるとかできてないとか。

トレイズ[張り合いないなぁ~]

アスカ[性分だほっとけ]

トレイズ[良いだろう。 俺この前AK74とRPGの弾買ってしまって貧困生活なんだよ、お願いだょ]

アスカ[お前が悪いんだろ!! 絶対嫌だね]

トレイズ[掛けろよ!! ハイパワーで撃ち殺すぞ!!]

アスカ[おぅおぅ、殺しにこいよ。 俺のポン刀で切り殺してやるからよ]

など、すんごく俺達らしい会話をしてたら、射撃訓練室についた。

ーーー射撃訓練室ーーー

トレイズ[ったく。 何でしてくれないんだろうね]

アスカ[普通の食堂いったらいいからだ]

この部隊には珍しく唐揚げとかの一品料理の自動販売機があって、この唐揚げはすんごく美味しくてトレイズの好物の1つだったりする。 トレイズは自分の作った料理以外は食べないからすんごく珍しい。 下士官食堂はタダなんだけど…

トレイズ[不味いからやだ]

だってさ。 因みにプトレマイオス隊の食堂は上手くてタダで、朝食はパイロットのみ部屋にもって来てくれる優遇特権があるのだ。
勿論トレイズには内緒である。

アスカ[我慢しろ]

トレイズ[ちぇっ]

因みに俺達は喋りながら拳銃訓練してます、やっぱりとゆうか流石とゆうか…トレイズの命中率はすんごく高かった。 俺が一発撃つ間にトレイズは4発撃ってるとゆう驚愕スピードの早打ちだ。 しかもトレイズのだけ専用レーンがあって、そこの的が動いてるからなお凄いや。 俺はまだまだ下手くそだから…見習わないとな。 そうゆうところだけな。

トレイズ[なんか失礼なこと考えてないか?]

鋭ど!! ニュータイプか此奴は!!

アスカ[いやとくに…]

トレイズ[嘘だ。 お前は嘘つくとき必ずや顔がにやける]

ギクッ!!

アスカ[……分かったよ、唐揚げおごるから許してくれ]

トレイズ[オッケー!!]

因みに唐揚げは6個入りで500円する。 毎日この唐揚げ食ってるからすぐ金が無くなるんだろうな。 あっ、ミスった。

ーーー大気圏に近い宇宙空間ーーー

クリス[敵、8時の方向にペガサス級戦艦確認!!]

ゼクシオン[マーク確認……これは…ホワイトエンジェル隊です!!]

デミックス[げぇ!! まじかよぉ!!]

リヒティ[どうするんっすかぁ!?]

タテナシ[慌てないで!! 第一種戦闘配備!! カンザシちゃん警報を!!]

カンザシ[はい!!]

ピピピ!! ピピピ!! ピピピ!!

第一種戦闘配備の警報音がなり、俺とヤマグチは読んでたマンガを放り投げ、急いでパイロットスーツに着替えにはいる。

ヤマグチ[ちくしょう!! もう少しで友軍と合流出来たのによぉ!!]

ユウヤ[ボヤいてる暇があったらさっさっと着替えろ!! 俺は先に行くぞ!!]

くそ!! なんでこなくそ間が悪いときにくるんだ敵さん!! 俺は最短距離でMSデッキに向かうレバーを取り出して向かう。

ユウヤ[状況はどうなってるんだ!!]

兎に角、今は全くというほど状況が分からない。 こうしたほうが素早く聞けるのだ。

エリク[ユウヤか、どうやら俺達は地上からの因縁の部隊と出会ってしまったようだ]

因縁の部隊……ホワイトエンジェル隊かよ!! 宇宙まで着いてきて…ほんとどんだけしつこいんだよ、彼奴らは!!

キリガクレ[しかもだ、どうやら新型のペガサス級を母艦としてるらしいぜ]

ヨシダ[しかも隊長はその戦艦を今度からフォールンエンジェルからとって[フォルン]と呼ぶんだって]

堕ちた天使ね……ネーミングセンスが中二じゃねぇか!! まぁ、こっちからみたらそう見えるんだろうな…。

エリク[兎に角だ━━ 俺達が先にでるぞ]

エリクさんはよういい残し、新しい愛機[ギラ・ズール]に乗り込んだ。 しかしまぁカッコイイ機体だな、前にアスカが━━やっぱり親衛隊がいいな━━とか言ってたような。 でも俺は…

ユウヤ[やっぱり俺はグフカスタムがいいな]

アスカが別の機体にしろと言っていたが━━そもそも地上専用のきたいだし━━無理いって宇宙にも、グフカスタムが使えるようにカスタムしてもらった。 俺はコックピットに乗り込み機体を立ち上げゆく、俺用にビームライフルも作ってくれたアスカに感謝だな。

ラクス[カタパルト射出準備完了。 タイミングをパイロットに譲位しますわ]

ユウヤ[ユウヤ・ナガノ グフカスタム 行ってくる]

エリク[エリク・ブランケ ギラズール 出るぞ]

俺達はほぼ同時に出撃し、戦闘空域に向けてスラスターを吹かした。 戦闘空域に入ったとたんにミノフスキー粒子の影響で、通信機器が使えなくなった。 エリクさんのギラズールは右手を上げて(あっち俺は向かう)という、合図を上げてきた。 此方は敬礼のポーズを取り、別れた。 そして見たことない青色のガンダムタイプの敵に向かっていく。 ガンダムは嫌いだしな。

ユウヤ[せいやぁぁぁぁ!!]

俺のグフカスタムはハードポイントにビームライフルを止め、腰のヒートソードを振り抜いて一気に切り裂いた。 相手のガンダムタイプはシールドを掲げ上手くガードした、その流線的な動きでコイツはかなりの腕前とわかった。 エースかよ。

ユウヤ[めんどくさいのと当たったかもな]

俺のグフカスタムは相手のシールドを蹴り飛ばし交代して、敵のビームライフルをロールで否し、左腕のガトリングを連射。 だが、相手は後に目があるのかバックパックのスラスターを右に吹かし、ガトリングの弾から逃れた。 しかもビームライフルでガトリングの銃身を狙って来やがって、直撃した。

ユウヤ[なっ!?]

驚きながら、シールドのガトリングをパージした。 この程度でパージし忘れてシールドが使えなくなった用じゃ、エースとして名乗れないからな、しかし…俺のグフカスタムのガトリングは普通のガトリングより一層黒くカラーリングをされてるから、宇宙空間じゃ見えるので背一杯のばず…ましてや銃身をまん中を正確に撃ち抜くなんて━━やるな

ユウヤ[まだまだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!]

???[くっ……]

俺は一気に詰め寄り、近距離戦に持ち込んだ。 青いガンダムタイプの敵はビームサーベルを引き抜き、相手をしてくれるようだ。
接触したためなのか相手の声が聞こえた、思ったりより若いな…まぁ俺よりは歳上なのは声色から分かるけどな。 突き、切り上げ、切り下げ。 受け、受け流して、交わす。 こんな激しい剣劇は━━初めてだ。
青いガンダムに乗ったパイロットは、腰に差してたアーマーシュナイダーを取り出して二刀流擬きになった。 青いガンダムはアーマーシュナイダ━・・・

神(メンドクサイノデナイフデオネシャス)

……えーと…だな。 アーマーシュナイダー改めナイフを投げつけきた。 もみろん見え見えの起動だから、簡単に交わせるけど。
刹那━━青いガンダムが突撃してきた。

ユウヤ(いきなり!?)

反応が出来なかった俺は、そのまま後に向かって蹴り飛ばされた。

ユウヤ[ガハッッッッ!!!??]

蹴られた衝撃でシートベルトで締め付けられた体が飛び回り、肺の空気が一瞬ゼロになった、意識を手放しそう立ったぜ。 青いガンダムは追撃してこようとしたが、キリガクレのジムストライカーカスタムが守ってくれた。 キリガクレさん感謝します。
スラスターで姿勢をもとに戻そうとしたが、左腕が取れてるヤマグチのジムキャノンⅡとぶつかった。 俺はスラスターを吹かし、姿勢をもとに戻したが、ヤマグチの機体は慣性の法則で流れていった。 なにしてんのお前?
取り合えず、流れていったらマトに成るだけなので、電気ワイヤーを射出。 胴回りの部分に引っ付けた。

ヤマグチ[ユウヤッ! 大変だ!! AMBACシステムがイかれた!!]

AMBACシステムとは能動的質量移動による自動姿勢制御システムというもので、まぁ姿勢を正しく保つシステムであり最近のMSは此れにスラスターを追加して、姿勢制御をより完璧になった・・・・・らしい。
座学は苦手だ。 ただな……

ユウヤ[だったら早く下がるんだ!!]

AMBACのシステムのアル・ナシで戦闘による、命中率、姿勢制御、撃墜率がダンチ!! しかもパイロットの負担を激増する、AMBACシステムは俺達の生命線であり、縁の下の力持ちとなる。 ピキューン

ヤマグチ[なんだ? どうしたユウヤ!!]

なにか頭に……ハッ!! 俺はレバーとペダルを操作して、今いる地点から離脱する。 次の瞬間、ビームが俺達のコックピットを貫く形で消えていった。 今のは交わせたが、ヤマグチのジムキャノンⅡがいる状態でまた交わせるたかと言われたら━━無理だな。
もうワイヤーを外してる状態だから撤退しろの合図を贈る。 ヤマグチは敬礼のポーズをとって、撤退していった。

ーーーヤマグチーーー

ヤマグチ[クソッ!!]

悪態をつきながら、額を流れる汗を拭こうとするが、ヘルメットが邪魔だ・・・よしはずそう。

ヤマグチ[ふぅ~]

ヘルメットを脱ぎ捨てて息を尽く。 この解放感はたまらんなぁ。

ヤマグチ[しかし……なんで俺のジムキャノンだけAMBACシステムが使えなくなったんだ?]

他の機体からそんな情報はないし、ガンダム試作4号機と撃ち合ってる時は特に不調はでなかった。 これは断言できる。 アスカとカンザシによる整備はいっつも完璧だし、操縦もいつも通りに行えた。 ではなぜ? 外部からの干渉もなかっ………まさか!!

ヤマグチ[もしそうなら、早く機体を止めないとヤバイぞ!!]

急いで火を落とす━━よかった、まだメインコンピューターは侵食されていないな。 ミノフスキー粒子圏内からは、もう外れているから、通信できるはすだ。

ヤマグチ[こちらb-2! 応答せよ!!]

俺達の部隊は出撃順に、a.b.c.d.e.のコードネームが振分てられる。 情報を混乱させるとかの理由で、こんなまどろっこしい事をしているらしぃ。 因みに右からでたら1、左からでたら2だ。 今日俺は、二番目で左のレーンからでたため、b-2となる。

クリス『b-2どうしたんですか?』

ヤマグチ[AMBACシステムがイからて交代中だ・・・が、少し調べたい事がある、もし当たってたら機体を棄てる事になるから、迎えを頼みたい]

クリス『・・・・・・・・・・・・』

返事がない・・・・・・。
・・・・・・。
・・・。 なげぇ…。 ポン

クリス『艦長から許可がでたため、必要な場合はそうしてください。 後そうだった場合連絡してください、迎えを寄こしますので』

ようやくきた。 風車が10個折れたぞ。

ヤマグチ[了解しました。 通信を終了します]

宇宙空間にでるため、ヘルメットを被り直す。 そして宇宙空間の移動に使う、バックパックを装着する。 コックピットのハッチを開けると━━

ヤマグチ[・・・綺麗だ・・・]

お…思ってたより地球は綺麗だったんだな、いっつもここらへんは、戦場になるからよくみてなかったんだな。

ヤマグチ[さっ…さっさとするか]

なんだか急に恥ずかしくなり、頬を掻こうとして、またヘルメットに邪魔された━━カッコつかないな━━そう思い微笑みかけたその時・・・ジムキャノンⅡの頭部から腰に駆けてビームが貫いた。 後ろを振り向いた瞬間━━オレハシヌ━━そう察した。

ヤマグチ[連邦ぅッッッ!!!!]

呻きながら、コックピットのフチを叩いた瞬間。 ホノオニツツマレタ。

ーーーユウヤーーー

クリス『そんな…ヤマグチ機ロスト…』

パトリック[マジかよ……あのヤマグチが、撃たれたのかよ…]

キリガクレ[馬鹿野郎!! 悲しむのは後だ、気を強くもて!!]

ヤマグチが撃たれたのを聞いて、動きが鈍るパトリックの赤いバウを援護する形で、接触通信で渇を入れるキリガクレのジムストライカーカスタム。
其を眺めていた俺は━━レバーを強く握り絞めながら━━ナニカガキレタ

ユウヤ[・・・・・・・コロス]

俺はレバーを後に引っ張り、ペダルを強く踏み込みながら、その戦線から離脱した。 ミノフスキー粒子の圏内から出たとたんに、母艦から通信がはいるが其を無視する━━もう頭の中にはコロスの3文字以外なかった━━スラスターを最大限まで吹かしてるから、もう視認できる距離まで近付けた。 …よし、ついてるぞ。 まだ気づいてはいないな。 レバーのスイッチ部分を操作し、シールドをパージし、ヒートソードの熱量を最大限まで上げる。 流石はアスカが作り上げたヒートソードだ、これならルナ・チタウムだって切り裂けるな。 そして、その瞬間はきた。

ユウヤ[死ねぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!]

雄叫びを上げながら一気に切り裂く…ハズだった。 其なのに、なんでシールドに阻まれてるんだ? 気づかれてはなかったはずだ━━ナゼ━━その疑問は接触通信で相手のパイロットが教えてくれた。

???[教えてやるわ、私はニュータイプだから分かったのよ。 貴方もニュータイプらしいけど…まだ若いわね、なりたてなのかしら? 思考がそのまま流れてくるわね]

俺が……ニュータイプ? なに世迷言を、

???[世迷言じゃなくて事実よ。 まぁ、あなたはここで死ぬから関係ないけど]

ジャキン!! シールドのまん中部分が変形し、キャノン砲がでてきやがった。 推進材が切れてるから、避けることも出来ない。
チクショウ…ここで終わりなのか…俺はっ!?

???[じゃぁね。 ジオンのパイロット君♪]

チクショウ!! チクショウッ!!

???[good-bye♪]

カチッ…俺をコロス━━スイッチの音が聞こえた気がした。

ユウヤ[チクショオオオオオオオオオッッッ!!!!!]

そこで俺は…俺の意識がシャットダウンした・・・・・

ーーーネェル・アーガマーーー

ピッ ッ……この音は!?

クリス[…うっ…くっ……ユウヤ機……ロスト…うっうっ…うわぁぁぁん!!]

そんな…一騎当千のこの部隊のパイロット二人が……この短時間に、命を散らしたというの!? だけど、悪い知らせは終わりじゃなかったわ。

ゼクシオン[大変です!! 3時の方向に敵部隊、数は…MSだけで20機はいます!!]

デミックス[うっそ~ん!? まじぃ!!?]

MSが20機!! いくらこの艦が最新式でも、MS20機の集中砲火には耐えられないわ!?

タテナシ[対空戦闘用意!! ミノフスキー粒子散布!! ミサイル[レーヴァテイン]射出と同時に、右舷左舷の[マスタースパーク]放つよ]

しかし、いくらなんでも、中二臭くない? この名前。

デミックス[へいへいのほ~い] パチッパチッ、ピピッ

……相変わらずミサイルと主砲の、安全装置を外すのは無駄に早いんだから。 サボリ魔じゃなかったら、もう少し出世できるのに、 もったいないわね。

タテナシ[艦を敵MS部隊に向けて、ラクスの合図で一斉発射よ!!]

全員[[[了解!!]]]

じっくりと…しかし、確実に向いていく。 艦が前を向いた瞬間━━

ラクス[今ですわ!!]

タテナシ[ってぇ!!]

私の合図と同時にミサイルとメガ粒子砲が放たれ、時を置かずに小さい火球が上がった。 ミノフスキー粒子が渦まいてるから、レーダーは使えないけど…何機か落ちたわね。  よし。

タテナシ[主砲[グングニル]を発車用意!! 出し惜しみはしないわ、一気に片を付ける!!]

デミックス[りょうかぁ~い]

グングニルとは、メガ粒子砲の上位に位置するマグナム粒子砲? そんな名称の粒子砲らしくて、アスカ曰く・・・

アスカ(マグナム粒子砲とはビームサーベルを含んでおり、ビーム自体に当たらなくてもそのビームサーベルに当たった瞬間…ボカン)

タテナシ[・・・・・ビームライフルに転用しないでほしいわね]

苦笑いがでるわ。

タテナシ[しかし、よくメカ粒子砲が飛んでくるわね…戦艦が沢山いるのかしら?]

といってもこの部隊には、腕のいい操舵士がいるから黙視でも被弾率0だけど。

デミックス[発射準備完了。 いつでもいけますよ?]

私はアイアンディティである[発射]と書かれている扇子を振り上げて、

タテナシ[うてぇぇぇ!!]

マグナム粒子砲が……?

タテナシ[出てないけど…]

カンザシ[あのぉ…実はまだ完成してないんです。 最終調整はアスカさんがいないと出来ませんから、打てなくなっています]

まじですか…

デミックス[話してる場合じゃないよ!!  ジムが一機突撃してきてるぜ!!]

正面モニターで見てみたら、確かにジムが一機突撃してきてるわ。 動きは良いわね……じゃなくて!!

タテナシ[止められないの!?]

デミックス[当たらないんだよ!!]

そんなやり取りをしていたら、だいぶ近付いて来たし。 ジムのビームライフルが、ブリッチに向けられたその時…行きなりジムが爆発した。 そして、さっきまでジムが立っていた場所には…黒くカラーリングされた高機動型ザクⅡが、立っていた。

アスカ[よう!! 待たせたな!!] 
 

 
後書き
二人の兄妹がいました。 兄はジオンに、妹は連邦に…二人は知らず知らずの内に、殺しあっていたのです。

アスカ達の援軍によって、撤退できる位まで敵の勢力を減らした[プトレマイオス隊]しかし…

次回[ピリオド 一つの終曲]

感想よろしくお願いいたします!!  
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