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~転生者物語~ ジークジオンな士官

作者:hidezaru
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10話 失い、手に入れる前編

 
前書き
~解説~
今のジオンのMS関連の仕事はザフトみたいな軍で作る状態なんだけど。
南極条約に<MSは会社が作る>とゆう条約があって一応ジオニックが形式的に作ってます。
他の会社……星になったのさ。
 

 
8月3日 プトレマイオス隊基地 MS研究室

研究員A[……以上でゲルググマリーネトライ及び鹵獲したジムストライカーのカスタム機の性能テストの結果です]

アスカ[御苦労様。此でよっちゃんやキリガクレが喜んでくれるカスタム機が完成だな]

だけどまだあるんだよなぁ。 悩みの種が、

研究員A[リボーンズガンダムはもう少しで完成です。 GN粒子の太陽炉の製造をほんとに1つでよろしいんですか?]

アスカ[ああ。 ツヴァイはジオン本国に送る命令だったからな。 太陽炉は必要ないらしいから使ってもいいんだけど製造のデータは送ることに成ってるけどな]

実際の話…使えるか使えないのかを俺が集めたデータで検証試験刷るんだよなぁ。 てなわけで、実物は要らないんだってよ。 勿体ないよなぁ。 まぁ前線の俺達からしてら願っても叶ったりだ。

研究員A[ネェル・アーガマの建造はかなり進んでいるんですけど、材料がそろそろ]

でた……目下の悩み材料不足。 ジオニックの奴等はMS以外の建造になかなか金と材料を出してくれないからなぁ。 MS主任としての力を乱用したろっかな。

アスカ[まぁ…何とかしてみるよ。 MSのデータ後でまた読むからおいていってね]

研究員A[はい 。 あと2機の建造の材料が…]

アスカ[それは明日届くから安心してね]

ニコッて笑う。 笑顔は大事だからね。 まぁ俺の新しいMS造りで決行つかったからな、そのお詫びもこめてだ。

研究員A[あっ…分かりましたそれでは]

あり? 赤くなりながら行っちゃった。 熱でもあるのかな? まぁいいや、兎に角いまはネェル・アーガマの建造を急がないと、また宇宙が戦場になるだろうしな。 地上の戦線が膠着状態が続く以上な……

アスカ[となると━━ジオニックに行くしかないのかなぁ…]

いきたくねぇ~。 俺ちゃんとした社員じゃないから妬みの視線が…… はぁ~。

アスカ[…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…行くのか…行きたくない…]

リボンズ[アスカ、ちょっといいか……どうした?]

……はっ!! いけない。ちょっとトんでた。

アスカ[いえ、なんでもありません。 用件は?]
           
リボンズ[あぁ、ツヴァイを本国に送る為の命令書を渡しにきた。 よく目を通すように]

では、もう行っちゃった。 任務書置いて。

アスカ(普通呼び出してくるのになぁ……うっ!! 嫌な予感…)

ツヴァイを乗せた輸送機単体で北極基地に来るように。 以上

アスカ[━━ファットアンクルあったかな?]

こりゃ徹夜だな。 今日も寝られないことに、密かにため息をつく。

ーーー北極基地ーーー

てなわけで仕事押し付けやって来ました来ました北極基地…この基地の奪取には其ほど手こずらなかったと聞く。 長距離移動能力を底上げしたファットアンクルから基地全体を見たとき成る程なと判った。 連邦海軍のMSはそこまで性能が良くなく、個の基地だって殆どのMSが寒ジムだったラシイ。 その為、水陸量産型による、ヒット・アンド・ウェイによる攪乱作戦で簡単に落とせたとか━━いまじゃ北極圏に近いジオン軍の宇宙空港として活躍中だとか━━まぁ便利だな。 景色も綺麗だし。 寒いけど…

アスカ[暇だしMS格納庫に行くか……]

任務なのに休暇みたいなご満喫っぷり…これいかに? まぁMSは個人的に好きだしも、しかしたら寒ドムも見れるかも。 だからこれは視察なの。

アスカ[先輩がゆってた休暇任務って、ほんとにあったんだな~]

亡くなった先輩との頭悪い遊びを思い出しながら格納庫にむかうため、個々まで乗ってきたスノーモービルに飛び乗る。 個々の基地の地図は貰ってるから、迷う心配はない。

ーーー格納庫ーーー

アスカ[おぉぉぉぉぉぉっっっ!!]

寒ドムに陸ゲル、ハイゴックも在るじゃないですか!! 陸ゲルなんて寒地迷彩が施されてるし、いやぁ~いい所だなぁ。 MS研究者の一人としてもどんなカスタム機体かきになるなぁ~。 次は訓練所にでもいきますか。

ーーー訓練所ーーー

おうおう、やってるゆってる。 皆国を守るってゆう明確な目標があるから目が生きてるなぁ、ほんっと転生して良かった。

訓練所長[おい!! そこの貴様!!]

あっ……さっし。

アスカ[はっ!! 小官のことでありますか!!]

大尉なのに小官……これいかに。

訓練所長[訓練の時間難だぞ!! サボってたぶん俺じきじにに鍛えあげてやる!!]

こっちこい!!、だとよ……まぁ暇潰しにはいいか…。 決めたら決行が心情のため塀を飛び越え、上着を脱ぐ、ある程度ある鍛あげた体が露になる。

訓練所長[難だその体つきは!! なっとらん!!]

なっとらんのはアンタだアホ。 筋肉の付きすぎで絶対機動力が落ちてやがる、兵士は俺程度の筋力で十分だ。

訓練所長[基礎から叩き込んでやる!!]

いきなり正拳突きが飛んでくる、それを肘で右に受け流し空いた腹にボディーを打つが、訓練所長は効いた様子がなく逆に頭突きをしてきた。 俺はその頭突きをバックステップて交わし、相手の顎を蹴り上げる。
少し怯んだ訓練所長に肉薄し、腰を持ち、顔の目と口を掴み、足払いを掛けると…

兵士[あの巨体が回ったっ!!]

その場で空中一回転して頭から落ちていった。 受け身を撮れてない所を見ると気絶しているな。 首、折らなきゃ良いけど……。

ーーー南極基地内部の食堂ーーー

アスカ[暇だ……]

あのあと十人ほどのしてきた辺りでやめてきた。 相手にならんし疲れるだけだったしな。 ディスプレイを取りだし━━Zガンダムにでてたロケットをみる、片方にはツヴァイが乗せられていたがもう片方は……見たことない機体だな、後で調べておこう。

アスカ[暇だ……]

ーーー長距離砲台前ーーー

暇だったから格納庫に行ったら長距離砲台の通信設備の修理を頼まれた━━暇潰しには調度いいー━のでやってきましたが、MS以外の通信設備の修理をやったことがない。 まぁ、やれば出来るよ。 うん。 あと、今積んでるのは調べた所ガルバルディβだった。

アスカ[やるだけやるか……]

歩いてきた長距離砲台のドアノブを掴み━━

アスカ[……?]

欠けて止めた。 空間把握能力に反応があった。 此は良くできいなくてね、ON・OFFの切り換えが出来なくて困ったりしてたりしてたんだけど、今じゃなれた。 しかし…格納庫で聞いた話だと、誰も居ないんじゃなかったけ?

アスカ[……](スッ)

緋弾のアリアのカナさんからパクったグレネード弾を取りだし、愛銃の黒星のマガジンにセット。 ドアに耳をあて、内部の話し声を聞く。 聴覚もシンの三倍だ。

???[・・・だ・・・まえ・・・しょ・・・・ん・・]

???[・・せ・・MS・納庫・・撃・爆弾・・・連邦・・・呼・・]

話から察すると━━MS格納庫に爆弾を仕掛けて連邦のMS部隊を呼んで制圧ってシナリオだな……爆弾を仕掛けるのは比較的簡単かもな、整備兵の顔なんて隠せばなかなかバレないからな。(経験者) MSの整備兵の入れ替えが激しいのが原因なのかねぇ~。 俺の空間把握能力は壁もすり抜けるので……5人だけで武器ショットガンが5挺……余裕だな。 ドアノブに手を掛け一気に引く、そしてグレネード弾を撃つ素早くまたドアをしめる。 此でミンチのできあが…あっ!! やっば…弾丸の安全装置外すの忘れた。

アスカ[うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!]

第二の人生で12位の大きさの雄叫びをあげて、扉から横っ跳びで交わした途端、扉が蜂の巣になった。

連邦特殊兵士1[くそぅ!! こけおどしを!!]

ショットガンを構えて出てきた二人の男…迂闊ですねぇ~。 その内の一人の頭に黒星の銃弾をプレゼントしてやりました。

連邦特殊兵士2[ポール!? くそっ宇宙人が!!]

ショットガンの銃口が火をふく前に《銃口撃ち》でショットガンを破壊。 頭向けてに鉛弾をぶっぱなす。

アスカ[後…三人か…]

二人の仲間を殺されてるから迂闊には出てこない筈だけど━━武器の種類的にはアッチのほうが有利、ショットガンの弾なんて交わせねぇよ。 手榴弾は持っていないから、手榴弾ポイ→強襲KILLなんて出来ないからな、近づいた瞬間レンコンだな。
窓がないぶん上からの風穴祭りが無くてよかったな。 んっ? ショットガン? 落ちてるじゃぁ~ん。
俺は素早くドアの淵に近より、チートジャンプ力を発揮。 上手くバレずに敵の兵士の死体まで近寄れたが、

アスカ(なんで寒地態勢付いてないんだよ…)

素人目から見てもわかるように、銃身の内部に雪が入ってる。 これじゃあ撃てない。 しかし幸運ながらスモーク手榴弾をてに入れたのは嬉しい誤算だ。 俺は素早くドアの淵に近より、スモーク手榴弾を部屋に放り込んだ。 煙が発生して数秒間経ってから突撃し、少しドアから離れた瞬間ドアが蜂の巣になった。 危ね!! 一人の兵士に素早く近より顎に向けて掌底を放ち、無防備の首めがけて転生補正の全力チョップを右手で放つ、敵兵士から骨を折った手応えが感じるから上手く折れたな。 もう一人の兵士はさっき殺した兵士からパクったナイフを全力で投げる、その動作をしている間に《不可視の弾丸》による《銃口撃ち》でショットガンで破壊、銃口をそのまま足に向けて撃つ。 ナイフを投げて銃身を貫通した相手の後ろに素早く近より、両手のチョップで首の骨を断つ。

連邦特殊兵士5[ひぃぃぃぃ!! 化け物め!!]

ハッテ逃げようとした少し年上の男を捕まえる

アスカ[逃げるな!! 聞きたい事がある!!]

ーーー五分後 南極基地指令部ーーー

アスカ[司令官殿にお話があります!!](ドゴン!!)←捕虜片手に持ちながらドアを蹴破りながら入室

基地司令官[ぶはぁ!! な…なんなんだね君たちは!?]

30歳ぐらいの指揮官が、飲んでいたコーヒーを吐きながら質問してきた。 汚なっ!!

アスカ[吸いませんがお聞きしたいことがあります。 あのガルバルディの正体を教えてください]

基地司令官は少し考える素振りをしてから、意を決っしたなのか話してくれた。

基地司令官[……連邦が見つけたルナ・チタウム合金の存在を知っていますか?]

アスカ[ええ、知っています]

連邦のガンダムとかに使われる合金であり、正規UCではネオ・ジオンのドライセンな連邦のプロト・スタークジェガンに使われている、因みにこの世界のドライセンは超硬スチール合金を使われている。

基地司令官[あのガルバルディには…少量のルナ・チタウム合金を超硬スチール合金と合成した…]

司令官は少し間を開けてから━━俺達が驚くような台詞を口にする。

基地司令官[ルナ・チタウムの2.3倍の硬さを要する、超硬チタウム合金を全身に使用されています]

俺はもう…言葉か出なかった。 ルナ・チタウムの2.3倍━━それって、

捕虜[……ビームライフルなんて…効かないじゃん…]

余りのショックの強さに捕虜さんは、orzのポーズを取っている。 俺だって喜んでいいのか、分からない状態だ。

基地司令官[まぁ……結局失敗して、チタウムの1.5倍位しか無かったんだけどね]

捕虜&アスカ[……へっ?]

基地司令官[だから、超硬チタウム合金なんてのは、机上の理論だったんですよ]

アスカ&捕虜[……ほっ]

ジオンに嬉しい技術話なのに、捕虜と顔合わせて安心してるって━━なぜだ。 俺。

基地司令官[しかし、何故そんなことを聞いてくるんですか?]

アスカ[それはこの、捕虜さんに聞いてくれ]

背中を押して話す要に促す、少し俺を睨んでから、一気に喋った。

捕虜[うちの諜報部がこの南極基地に凄い合金で作られたMSがあると、上の連中に報告書を提出したら20機のMSを渡すから南極基地の占領及びそのMSを破壊してこい。 因みにスナイパー機体はない]

アスカ[捕虜の話が本当なら今すぐロケットを発射するべきです!! 許可をくださいます!!]

司令官は少し苦い顔をしていたが、諦めた要に溜め息を吐いた。

南極基地司令官[この捕虜をつれていくのが条件だ]

ーーー五分後 ロケットパイロット座席ー━ー

MSの地響きが聞こえてきた。 ようやく連邦軍が攻めにきたんだろう、それと同時に警報とMSが発射していってるな。

アスカ[しかし…この基地の防衛設備で守れるかな?]

この基地のMSは陸ゲルが2機、寒ドムが4機、ハイゴックが2機、幾らなんでも少ないかな? ぶっちゃけた話━━中途半端だ。

捕虜[最新鋭の機体がないから大丈夫だと思うよ]

やけに素直に言ってくるのは捕虜君こと、サイ・ティル君だ。 まぁこの作戦の失敗→死亡だからな、流石にここで嘘を吐くことはない……はずだ。

アスカ[兎に角、もう発射するよ]

一気に発射シークエンスまで機械を操作する、マニュアルは頭に叩き込んでるから、操作のほうは大丈夫のはずだ。 一気に秒読でさえもぶっ飛ばした。 急いでるからな。

サイ[ヘイヘイ]

アスカ[……ほんじゃぁまぁ~、行きますか]

南極基地の皆…生き残れよ。 全員に死ぬほど酒飲ましてやるからよ。

ーーー宇宙ーーー

はい、やってきました宇宙ぅ~。 この無重力具合がいいねぇ、隣のやつは無重力酔いしてるけど。

アスカ[さて…これからどうす…って、きたねぇなおい!! 吐き散らかすなよ!!]

サイ[おぇ~。 そんなこと…いったって━━ゲロゲロゲロ]

汚なっ!! 弱すぎるだろ。

アスカ[酔い止めがあったはずだから、ちょっと待ってろ]

後ろの棚に救急箱があったはずだ。

アスカ[あ~と……。 こでもないあれでもない]

なんでもあるな。 ロケットのマニュアルに懐中電灯、珍しいのでは懐中時計なんてある━━あっ。 MSの操作マニュアルなんてもあるぞ。 じゃなくて救急箱だ。 救急箱。 きゅう~きゅう~,ばこぉ~。 あっ。 あった。

アスカ[酔い止めあるかな~。 あったあった]

中にセットで入っていた、水袋と一緒に投げ渡したてやった。

サイ[おお。 ありがたい]

お礼をいってから酔い止めを急いで飲んでるサイを傍に見ながら、通信機を引っ張り出して、マニュアル通りの操作で━━SOS信号発信した。

アスカ[ふぅ~。 此で助けが来るはずだ]

近くを巡回している部隊がいるはずだ……多分。

サイ[そのSOS信号さぁ]

はやっ!! もう復活してるし、酔い止めの効目……恐るべし。

サイ[多分連邦にも行き渡ってるはずたぜ、その通信機のタイプ、連邦で見たことある。 まぁ来てくれたら来てくれたで万々歳だけどなぁ~]

んなわけあるかい。 ははぁ、んなわけあるかい。 大事なことだから3回目です。 絶・対・ナ・イ!! おれの運舐めんな。

アスカ[黙ってこれ読んどけ]

近くを漂ってた何かの本を掴む、厚さ的に雑誌のはずだ。 イライラしてたからそのまま顔面に投げつけてやった。 といっても無重力だから、検討違いの方向に飛んでいったけどな、後悔はしていない。

ーーー数十分後ーーー

あれから何もなくただ単に時間だけが流れていった。 それなのに…それなのに…和えて言おう、

アスカ[どうしてこうなった]

目の前におる連邦の戦艦3隻に、現連邦主力MSジムⅡに遠距離に構えたボール高機動型━━珍しいなぁ~。
取り合えずMSに乗っとこ。 ロケットが爆発しても耐えられるはずだ。 サイに格納庫に行くように合図して俺はツヴァイのコックピットに急ぐ。

サイ[おいこら。 なんで俺まで乗らなきゃいかんのだ]

物凄く不機嫌そうな顔で通信画面越しに睨んでくる、取り合えずその視線をスルーして、

アスカ[自分で考えなよ]

兎に角ジャイアント・バズーカを装備して置かないと火力が足りないからな、ツヴァイの弱点は火力の少なさだからな。

アスカ[ハッチ開けるぞ、連邦が動かないなら先手をうつ]

サイが文句を言わないところみると、ジオンの兵士として腹をくぐったな。 ハッチか開いてMS越しの視界がクリアになって、俺が産まれた地球がみえるや。

アスカ[ユウキ・アスカーツヴァイー出撃する]

アスカはハッチが完全に開いた瞬間に飛び出して、運悪く近くにいたジムⅡをバズーカの銃撃で撃墜させる。 そのまま追加に装備した海ヘビを左腕に装備してジムⅡにめがけてムチを振るう。 電撃による強制停止になったジムⅡが大気圏に突入していった。 左側からジムⅡがビームサーベルを振るい、ツヴァイに攻撃をしてきたが、左腕の固定装備であるGNピストルのビームでコックピットを貫いた。 アスカは機体のレバーを操り戦艦方面に機体を向けて、一気に突撃した。 其を察知したのか分からないが戦艦━━サラミスがメガ粒子砲やミサイルの弾幕を放ってきた。

アスカ[そんな弾幕…どうってことないぜ!!]

アスカの操るツヴァイはミサイルとビームとの僅な間をすり抜けていった。 ロール、ストップ、急上昇(といっても無重力だからその定義は謎)を繰り返し交わしていく。 遂にサラミスはツヴァイの接近を許し、ブリッジの真上に陣とられた。

アスカ[アバヨ]

ジャイアント・バズーカが火を吹き、ブリッジを支点にサラミスはくの字に曲がり、火球に変わった。アスカの背後からジムⅡがビームライフルを撃ってくるが、空間把握能力の持ち主であるアスカは其を見なずに交わした、一気に急接近したアスカのツヴァイは、左腕でビームサーベルを引き抜き、すり抜け様に胴から横一文字に切り抜いた。 その様は━━まさしく狼…いや獅子だった。
連邦軍はその様に飲まれ、動きが止まってた。

サイ[止まってるぞ下手くそ]

そこにガリバルディβに乗ってるサイのビームライフルが貫いた。 幾つものジムⅡが火球に変わり、命を散らしていった。 このサイは規格外エース(シャア、リボンズ)とは違いザフトの名無しの赤服エース位の実力を持ってるため、ただのパイロットじゃ相手に成らなかった。 サイのガリバルディは左腕でビームサーベルを抜いて、マシンガンを撃ちまくってくるジムⅡを蹴り飛ばし、強襲型ボールに当たりそのままジムⅡのコックピットとボール本体を貫いた。 その間にアスカのツヴァイは━━ジャイアント・バズーカを破壊されたため━━もう一隻のサラミスの艦橋を[アネイゼル]で切り裂いた。 しかし、二人の快進撃はそこまでだった。 とある一機のMSの出現によって。

アスカ[なに? マゼラン級からMSが出現してきたぞ、MSは機種っと…ガンダムだと!!]

もっと正確に言えばフルアーマーガンダムだった。 アスカはこの時知らなかったがこのフルアーマーガンダムに乗ってるパイロットは強化人間だったので、ニュータイプでありアスカの天敵だった。 アスカの操縦技術は全てシン・アスカの技術そのものだったが、SEEDが無いため精々勘のいいパイロット止まりだった。 そのためニュータイプはアスカの天敵だった。 フルアーマーガンダムのパイロットは2連ビームライフルをアスカの交わした先に正確に撃ってきた、アスカは空間把握能力を全開にして対応したが 完全に交わすことはできず、少しずつ傷が付いていった。

アスカ[こんっの野郎がぁぁぁぁぁぁぁ!!]

アスカは自分を鼓舞するために雄叫びを上げ、側に浮いていたジムⅡのビームライフルを掴みFCS(MSの射撃管制装置)を設定をしなおし、使えるようにした。

アスカ[あんまりしられてないが……]

ビームライフルを撃ち、フルアーマーガンダムのキャノン部分に当たった。 パイロットは素早くキャノンをパージして誘爆をまのがれたが、その目は見開いている。 ただの人間が強化人間型ニュータイプである自分にビームライフルを当てたのだ。

アスカ[射撃はメッチャ得意だよ!!]

アスカはもう少ない粒子を警告してくるランプを無視してファングを発射した。 ファングを縦横無尽に操り、頭と腕とをむしり取り、ビームライフルを撃ちコックピットを貫いた。

アスカ[よっしぁ!! じゃないんだよなぁ~]

粒子を無視してファングを使ったりしたためか、粒子はもう殆ど無くなってしまったんだよなぁ~。 動くのは動くけど戦闘による機動はもうできないな。 幸い、サイがMSを引き付けてるから狙われる可能性はないと思うけどなぁ~。 あい、視界になんか写ったような…

アスカ[マゼラン級!?]

忘れてた……マゼラン級の存在をスッカリ忘れてた。 マゼラン級のメガ粒子砲が鈍く光、ビームが発射された━━終わったな━━頭にその文字が頭に過ったその時、丸いシールドを構えたMSが俺を守ってくれた。 ビームがそのMSのシールドに当たり受け止められ、眩しい光が収まり、そのMSの全容が明らかになった。 ゲルググ高機動型のランドセルを装備し、赤と白を機体カラーにしている
から多分…ギャン・エーオースだと思う、

???[……アスカ、久しぶり]

…この声でギャン・エーオース乗りは一人━━まず、2機位しかない━━セロン・マスクウェイだな。

アスカ[セロンか、随分と久しぶりだな]

またビームが跳んできてるが、俺が作った盾はこの程度のビームを完全に守ってくれるからな。

アスカ[でっ…お前がいるなら彼奴もいるよな、《整合騎士》さんよ]

《整合騎士》とはセロンの二つ名だ。 本人いわく━━あの盾とビーム・ペイオネットガンが原因━━と言っておりますが、絶対奴の顔が原因だと思う。 まんま、時雨沢先生のセロンだからな。 イケメンめぇ~。

セロン[……うるさい。 マゼラン級にトレイズがいる]

メインカメラをマゼラン級に向けてみると、ちょうどマゼラン級が轟沈していた。 戦艦戦が一番得意からなトレイズの奴はな。

アスカ[腕は落ちてないな、《蒼き藍弾》の二つ名に恥じない戦いぶりだな]

トレイズ[恥ずかしいから止めろよ、《フェンリル》さんよ]

挑発してんのか此奴は!! 切り捨てたろか動かないけど。

トレイズ[とにかくっだ。 ムサイにこいよ、そこのガルバルディと一緒によ]

セロン[MSは用意してある、予備のゲルググだ]

まぁ……ジオニックに行ける事もできるから、ちょうどいいか。 隠れ家の隠し財産からダイヤを少し取り出したいからな。

アスカ[いいぜ。 サイ行くぞ]

サイ[命令すんな]

ジオニックに頼んで、ネェル・アーガマの建設材料とダイヤを換金した金を送ればすぐ完成して、宇宙にこれるはずだ。 例の部隊も宇宙に上がってる情報はないけど……用心はしとかないとな。  
 

 
後書き
特殊MS連隊[プトレマイオス]

このMS隊は[キマイラ]とは別の思惑でつくられた部隊だ。 凄腕のエースパイロット達を一ヶ所に纏め、各地の戦線の状況に対応できるパイロットを派遣するための部隊のため、連隊とゆう表現をされている。 とゆうのも、ただでさえ国力が少ないジオン公国は前半戦で多大な消耗を得たため、その経験でえた教訓でこの部隊が出来たとゆわれてる。 そのため、全員が同じ戦線にいるのはごくまれである。


ジャーナリスト[いろんな考えでこの部隊は出来てるのですね、さて次回の話は?]

[失い、手に入れる後編]

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