ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
SAO編
Chapter-2 1層攻略
Story2-5 ビーター
第3者side
Bossとの戦いは、HPバーも殆ど減っていない序盤だが、ディアベルを中心に統率されたこのレイドの連携はすばらしいものだった。
「A隊B隊!スイッチ!」
ディアベルは全体を見渡し、プレイヤーの残りHP、敵のスキルをも確認してそして的確な指示を送る。
グルァァァ!!
暴れ狂うイルファング・ザ・コボルド・ロード。
だが、統率され、機械的ともいえる精度の連携を崩すまでには至らなかった。
「今だ!E、F、G隊!センチネルを近づけさせるな!」
ディアベルが、そう叫ぶ。
「了解だ」
「OK!」
イルファング・ザ・コボルド・ロードを守ろうと、他の隊に攻撃を加えようとしているセンチネル二体を奇襲攻撃した。
キリトが武器を弾くと
「今だ!スイッチ!」
パートナーに指示を送る。
「一匹目!!」
アスナは素早く距離を詰めると、レイピアの速度を最大限に活かした突き。リニアーを放つ。
その速さは驚異的で、剣先が見えず、そして何より正確に鎧を覆っていない場所を貫いた。
シャオンはキリト同様にセンチネルの武器を弾き、
弾いた位置からクイックモーションで剣を回して首もとに斬り込む。
「二匹目、終わりっ!」
シャオンのその太刀筋はアスナと似たり寄ったり。
太刀筋が異常に速い。
「アスナは素人かと思っていたのに、剣先が見えない。凄まじい手錬れだ。
それにシャオンもスピードが前より早くなってる」
キリトも改めて驚いていた。
――アスナは少し前まではスイッチも知らない素人だったのにな
Bossのとりまきは通常の敵モンスターより遥かに強いが、ものともしていないのも素晴らしかった。
3人と言う少し人数の少ないパーティはセンチネルをものともせず、次々と粉砕していった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そして、戦いも終盤に差し掛かっていた。
センチネルは、キリト・アスナ・シャオンのパーティでほぼ一掃される。
たとえPOPしたとしてもすかさずだ。
それが嬉しい誤算だったようで、他の隊は全員Bossに集中できていたのだ。
そして、4段目のHPバーが赤く染まったその時
グルル………ガアァァァ!!!
持っていた武器・盾を投げ捨てた。
それを見た全員は、うすら笑う。この行動も知っているからだ。
「情報どおりみたいやな」
キバオウも笑っていた。
本当にあと一息のところまで来たのだ。
その時、後ろから声が聞こえる。
「下がれ!オレが出る!!」
指揮をしていたディアベルが前へと出てきた。
「は!?」
シャオンは目を見開く。
Bossは通常の敵とは違い、最後にどんな隠しだまをもっているのかもわからない。
「ここはパーティ全員で包囲するのが普通のはずだろ……」
キリトもそう思っていた。
その時2人は見た。
ディアベルがこっちを見たのを………
ディアベルは、剣に力を込める。
最大の一撃で終わらせる為にソードスキルを溜めているのだ。
だが……
「! Bテストと違う!」
シャオンが目を見開いてBossを見た。
「あれは、タルワールじゃない、野太刀!」
キリトもその声で気づいた。
Bossが手にかけた武器、それは曲刀ではない。
このフロアではまず使用されることのない武器。
「おい!駄目だ!行くな!!」
シャオンは、すぐさま声をあげた。
だが、センチネルも待ってはくれない。
「邪魔すんなぁ!!」
高速で切り裂く。
「ディアベル!全力で後ろへ飛べぇ!!!!」
キリトが変わりに叫ぶが………
ガアァァァ!!!
跳躍し、凄まじい斬撃で上方からディアベルを切りつけた。
「ぐああああああっ!!!!!!!!」
その一撃は胴の部分を深く損傷させた。
「クソッ!」
それも三連撃、致命的な一撃だ。
「あれは、刀スキル・緋扇!くそっ!!」
「で、ディアベルはん!!」
まさかのリーダーが眼前で吹き飛ばされたのを見て皆が動揺する。
その隙をBossは逃さない。
怒り狂った表情でにらめつける。
ガアァァァ!!
『次はお前らだ』と言わんばかりに。
キリトも駆けつけた。
「ディアベル!」
彼のHPバーは減り続けている。
ダメージが遅延されているようだ。
「おい、なぜあんな馬鹿な真似をした!」
シャオンは直ぐに回復のポーションを取り出す。
「危険だ、キリト!お前のもくれ。2人で同時にやるぞ!」
HPがどんどん減って行くのがわかる。放置すれば、尽きてしまうのは目に見えていた。
「ああ!」
キリトも十分状況を理解していた。
2人は間髪いれずに飲ませ、HP0を防ごうとするが、ディアベルは拒否した。
「お前らも、わかるだろ、テスターだったら………」
「「!」」
この時、悟った。
目の前にいるこの男も……
「LAによる、レアアイテム狙い?お前もBテスター上がりだったのか?」
あの時、自分自身も罵倒されていた立場だったのだ。
「頼む。君たちはキリト、シャオンだろう?君たちならいける。みんなの為に、倒」
最後まで言い切ることはできなかった。
そのディアベルの体は光り輝き、青い硝子片となって飛散していった。
「…………無意味な人の死なんて…………絶対にあっていいはずがない。
ディアベル……お前の意思は、俺たちが受け継いだ」
シャオンはそう呟くと立ち上がった。
そして、フィールドを見渡す。
そこには、先ほどまでの余裕ムードなどは無い。
ただ、叫び声が響き渡っていた。
仕方の無い事だ。
Bossの武器の違い、そしてリーダーの喪失。戦意を失いかねないものだ。
中でもキバオウは……
「なんで、なんでや?なんでリーダーのあんたが先に………」
戦意を喪失し、ガクリと膝をついていた。
「おい立て!今へたってる場合か!」
キリトは怒鳴りつけた。
「な、なんやと!」
「アンタがへたれてたら、E隊はどうなるんだ!今は、仲間の命も背負ってんだぞ!
……お前らはセンチネルを頼む。この場合のパターンは、POP率が異常に増加するんだ。間違いない」
キリトはあたりを見渡しそう言う。
確かに、先ほどまで三体が上限だったが、4、5と徐々に増えてきている。
もう、Bossにだけ集中できないほどにだ。
「なんやて!なら、お前らは逃げるつもりかい!俺らをおとりにして!」
「んなことするわけないだろ。ぶっ飛ばしにいくんだよ。ディアベルの遺言だ」
キリトは剣を構えなおした。
「私も。一緒に戦う」
「行こう。ディアベルの死を、絶対に無駄にしちゃいけない」
アスナとシャオンも来た。
二人からは強い意志を感じる。
それは、デスゲームと化したこの世界で何よりも必要なものだ。
「命懸けろよ?お前ら懸けられるか?」
キリトは振り向かずそう聞いたが
「命なんて、デスゲームになったときからずっと懸けてるさ」
「この世界に負けたくない。たとえ死んだとしても!」
皆、覚悟はある様だ。
キリトは安心していた。乱戦である今、全員を助けるのは難しい。
「……少し無茶する。いいよな?」
シャオンはそう言いBossのほうを見る。
キリトたちは何をするのかわからなかったが、頷いていた。
シャオンの視線は鋭く、寒気すら感じる。
その視線の先にコボルトの王。
今だ4段目のバーは一向に減っておらず、まだまだ暴れまわっている。
プレイヤー達は必死に持ちこたえてはいるが、時間の問題だろう。
殆どのメンバーのHPが半分を切っているのだ。
シャオンは剣を構えると、床を蹴り、最大出力でダッシュした。
「らぁぁぁぁぁ!」
そのスピードは、場を、フロア全体の空気を、ボスの体を切った。
その音でその場の全員が脚を止め、コチラを見る。
それはBossも例外ではなく、目をギラつかせていた。
その瞳に入ったのはシャオン。
標的を決めたようだ。
グルアァァァァァ!!!!!
それに答えるように、センチネルを引きつれ、シャオンに向かってきた。
「来た、か。相手してやるよ」
シャオンは、一息つくと敵を見定めた。
「無茶苦茶だな」
「昔っからこうなんでね」
キリトはため息をしながらも、剣を構えなおす。
「それでも、あんなスピードだなんて思わなかったな」
「悪いな。
だが……こっからが本番だぜ」
半死半生に近いプレイヤー達には目もくれず、こちらへと迫ってきた。
「行くぞ!!」
シャオンは剣を構えた。
そして、武器を弾く。
「スイッチ!!」
「了解!」
間髪いれずにキリトが飛び出す。
が……
グルアァァァ!!
「不味い!
ぐはぁっ!」
まともにボスの攻撃を受けてしまった。
吹っ飛んできたキリトに吹っ飛ばされるシャオン。
その二人にボスが攻撃しようとした、その時。
「おおおおおおらああああっ!!!!」
雄叫びと共に、巨体が横切る。
「回復するまで、俺たちが支えるぜ!!」
そういったのは、エギルという名のプレイヤーだ。
そして、そのエギルの行動に触発され、皆が飛び掛る。
「すまねぇ」
「ありがとう」
2人は礼を言うと、ポーションを取り出す。
「買っといて正解だったな」
キリトはそう呟くと素早く飲み、回復する。
「駄目だ!!アイツを囲むな!!」
シャオンの叫びが響く。
敵を一掃する360度の重範囲攻撃刀スキル〔旋車〕があるからだ。
それを狙うのが見えた。
「キリト!行くぞ!!」
シャオンはそれを見て、素早く立ち上がった。
「ああ!!」
キリトも共に向かう。
「とりあえず武器の根っこに攻撃するぞ!」
「ああ!!!根っこは弱いからな!」
2人の剣が交差する。
「「とどけぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」」
息を合わせるように放った。
あたった場所は、Bossの野太刀の根元。
様々な武器の共通ウィークポイント。
当たったと同時に、Bossの野太刀がへし折れた。
二人ともまさか折れるとは思ってなかったようで、驚いていた。
「アスナ!最後は一緒に頼む!!」
シャオンは、走りながら叫ぶ。
「任せて!」
それぞれ、力をこめ、最早、武器を持たず攻撃を防ぐことの叶わない体を斬りつける。
グルアァァァァァァ!!
「まだまだああああ!!!」
「せいっ!!!」
「いくぜぇぇぇぇぇぇ!!!」
突きや切り裂きでBossのHPバーはドンドン減って行き…………
「こいつは! ディアベルと俺のお返しだあああ!!」
「うおああああああああああ!!!!!!!!」
シャオンとキリト。
2人は高く飛び上がり、二人の剣はBossを上から斬り込んだ。
その瞬間………
グギャアアア!!
巨体は鮮やかな青い硝子片に変わり、砕け散った。
そして
『Congratulations!』
の文字が高々と浮かび上がっていた。
暫く場に沈黙が訪れていたが、その文字を目の当たりにした皆は……
「やった……」
1人がそうつぶやく。それが始まりのように
『うおおおおおお!!!!!!!!!!』
一斉に場が沸いた。
「うおお!!やったぜええ!!!」
「倒したぁぁぁぁ!!!」
皆が喜び合っていた。
「ふぅ」
シャオンは膝のほこりを払い立ち上がった。
「やるじゃん」
そう言ってキリトに手を差し出す。
そして引っ張りあげた。
「はは、前とは違う。言っただろう?次は負けないってな」
キリトは手をとり、起き上がった。
そして、拳と拳を突き出し、互いに当てていた。
その時、キリトのウインドウが見えた。
「それは?」
シャオンは、少し驚いていた。
「ああ、LAだろう?俺になったみたいだ。何か悪いな」
キリトはそう言っていた。
「俺のにもあるんだよ。それ」
その言葉を聞いてキリトも驚いていた。
これはBossに対して最後の攻撃を加えたものが受け取れる、ラストアタックボーナスだからだ。
だが、間違いなくシャオンにもキリトにもあった。
「同時撃破?それでだろうなー」
2人の剣がピタリと同時にヒットし、そのダメージでHPを減らしたんだとすれば、ありえない話ではない。
キリトのユニークアイテムは
【コートオブミッドナイト】
漆黒のコート。
シャオンが、
【コートオブブルーリア】
黒と青のコート。
それを眺めていると
「お疲れ様」
アスナが近づき、
「見事な剣技だった。Congratulations!この勝利はアンタ達のものだ」
エギルも来ていた。
「違うって。みんなの勝利だ。皆が抑えてくれかったら、絶対こうはいってなかったよ」
「いや、ほんとにすげーよ!お前ら!」
「助かったぜ!!ありがとう!!」
「そうだそうだ!よっ!名剣士コンビ!!」
皆が拍手を送ってくれた。
その時……
「なんでやっっ!」
叫び声が聞こえてきた。
その声の主は………
「何でディアベルはんを見殺しにしたんやっ!!」
目に涙を溜めたキバオウだった。
そして、ディアベルと共に戦っていたグループも皆暗かった。
当然だろう、失ってしまったんだから……
「み、見殺し?」
キリトはそう聞く。
「そうやろがっ!アンタらはBossの攻撃しっとったんやないか!その情報があればディアベルはんは死なずにすんだんや!」
叫びが響き渡る。
もう、拍手喝采はなくなっていた。
「そうだ!お前!元Bテスターだろっ!あの変な情報もあった!それにそっちの奴だって!情報を知ってて隠していたんだ!だから、攻撃パターンとか知ってて倒せたんだろ!」
シャオン、キリトを見てそう叫ぶ。
だが、疑問を投げかけるプレイヤーもいた。
「でもよ、昨日配布された攻略本にのっていたボスの攻撃パターンはBテスト時代の情報だ。って書いてあっただろ?彼が元テスターだって言うのなら、寧ろ知識はあの攻略本と同じじゃないのか?」
「そ、それは……」
押し黙ってしまった。
だが、ディアベルと共にクリアを目指していた曲刀使いは憎悪溢れる一言を口にした。
「あの攻略本が嘘だったんだ!アルゴって情報屋が嘘を売りつけていたんだ!アイツだって、元Bテスターなんだ、タダで本当のことなんか教えるわけなかったんだ!」
――まずい、この流れは……
キリトは危惧した。
この場で、自分だけが糾弾を受けるのならまだ良い。
その矛先が他の元テスター、アルゴ達の様なプレイヤーにまで及んでしまえば……
敵意が暴走すればそれこそ魔女狩りのような状況になってしまう。
――どうすれば良い?何を言えば収まってくれる?
謝罪か? ……いや、駄目だ。他のプレイヤーにまで上る
考えを張り巡らせていたその刹那。
シャオンが肩を叩いた。
そして、目を見た。
「キリト。考えるよりも行動する方が早いときもあるんだよ………
巻き込んでも、いいか?」
「俺とお前の仲だろ、シャオン」
「助かる。俺1人じゃちょっと無理だからな」
シャオンは移動していく。
その先には、今までずっと我慢して聞いていた2人。
この中で誰よりもこの戦闘の功労者は誰なのか、
誰のお陰で生き残る事ができたのかがわかっている2人だ。
「あなたたち!」
「おい!」
示し合わせたかのように声を上げたが……
シャオンは2人の肩を軽く叩き、制した。
「元Bテスターだって?俺たちをあんな連中と一緒にすんな。
だよなぁ、キリト」
「そうだ」
「な、なんだとっ!」
そんな言葉を聞き、更に憎悪を燃やすメンバー。
「SAOのCBTの倍率はかなりのものなんだぞ?
受かったのはたった1000人。
その中に熟練者って呼べるものがどれだけいたと思う?
殆ど、レベリングの仕方も知らないような連中だったよ。
要するに……初心者。新しい物好きの連中もいたよ。
今日みたいな戦い方ができるアンタ達の方が遥かに優秀だよ」
そのシャオンの言葉に皆が押し黙った。
まるで、Boss戦前の空気の様に張り詰めていた。
シャオンはそれを確認すると、意図的な冷笑浮かべ続ける。
「俺は他の連中とは格が違う。Bテスト時代に上った層は14層。他の連中は付いてこれなかったよ。
当然だ。来たら来たで、即効で死ぬんだからな。
そして、あのBossが使っていた刀スキルは10層の敵だったか?だから知っていたんだよ。
初めから情報を渡せ?1層目のBoss戦でいきなり10層レベルのスキルが出るなんて普通思わないしな」
首を振り、冷徹な表情を感じた。
皆は本能的に悪寒がはしる。
そして、それを聞いたE隊のメンバーの1人が掠れた声で言う。
「なんだ、なんだよっ!それ!それ元Bテスターどころじゃねえじゃねえか!」
「そうだ!もうチートだ!チーターだ!」
チート、ゲーム上の不正な力。
世界を捻じ曲げ、書き換えた力だ。
オンラインじゃ、忌み嫌われる象徴だった。
「Bテスターでチーター、だからビーターだ!」
≪ビーター≫
「ビーターか、いいね。そう、俺はビーターだ。これからはオレを元Bテスター如きと一緒にしないでくれ」
そういい、背中を見せた。
まだ、Bテスターは600人ほどはいる。
そして、大部分がシャオンの言ったように、殆ど初心者。
その中でも少数なのが情報を独占する汚いプレイヤーだ。
とりあえずは、今後元Bテスターだからといって、目の敵にされる事は無いだろう。
まあ、その代わり恐らくは二度と前線でギルドやパーティなりに入れる事は無いといって良い。
情報の伝達は恐ろしいほどに早いからだ。
――俺は元々ソロだ。1人でも問題はないさ。これまでも、そしてこれからも……
シャオンの中に僅かに寂しさの様なものも残っていたがそれを押し殺した。
そして、キリトたちと共に入手したユニーク品、
【コートオブブルーリア】を装備した。
体は光につつまれ、その次には黒と青のコートにつつまれる。
丈も随分伸び足元にまで達するほどだ。
そして、そのロングコートをばさりと翻し、Boss部屋の奥の小さな扉に向きなおした。
「第2層の転移門は俺がアクティベートしておいてやる。そこからは、主街区までフィールドが続く。1層とは比べ物にならないMobが出るだろうから、今のままでついてきたいなら、死ぬ覚悟……しとけよ」
皆のほうに向いた。
言葉は失っていたが、殆どが憎悪の目で見ていた。
だが、3人は違った。
エギル・キリト・アスナ。
彼らはちがった。
何もかもわかっている。そう言っているように感じた。
「ありがとな、みんな」
それだけで心が軽くなっていた。
シャオンは主を失った玉座を、通り越し、次層へと続く扉の光の先へと入っていった。
「まあ、精々死なないように頑張れよ」
キリトはキバオウたちを罵ると、シャオンを追いかけ、第2層の地面を踏んだ。
Story2-5 END
後書き
Talk After the Story
作者「で、まあChapter-2まで終わりましたけど?」
シャオン「俺がソロプレイせざるを得なかった理由の一つだな、これ。
でも、これが絶対的に悪いとは言えないんだよなー。
結果的にいいこともあったし」
作者「まぁ、そこも含めてこの話だからね」
シャオン「で、次回は?」
作者「Chapter-3 遂にヒロイン登場です」
シャオン「やっと来たねー、俺の運命変えた話。
さてと……次回も俺たちの冒険に、ひとっ走り……付き合えよな♪」
ページ上へ戻る