大陸の妖精
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アルトvsリオン
リオン「フン・・・どんな奴であろうとオレの邪魔をする者は生かしておけん!」
リオンが氷の魔法でアルトを攻撃する
アルト「仲間を傷つける奴はただじゃおかねぇ!」
氷の魔法をかわしたアルトはリオンに向かって突撃する
リオン「アイスメイク 白狼」
造形魔法によって作られた2頭の氷の狼がアルトに襲いかかる
アルト「アース・クライツ!!」
しかしアルトは両手から衝撃波を打ち出し、造形魔法を砕いた
リオン「バカなっ・・・俺の氷がっ・・・!?」
アルト「歯ァ、食いしばれ!」バキィッ
リオン「ぐはぁっ!?」
アルトの強烈な拳がリオンに炸裂する
続いてアルトは、畳みかけるようにリオンの腹を蹴り飛ばした
リオン「チッ、調子に乗るな!アイスメイク 大鷲!」
アルト「速っ・・!!」
リオンの作りだした氷の鷲の軍勢がアルトを襲う
アルト「ぐっ・・・痛てぇっ!!」ブシュッ
アルトの傷口からは血が噴き出した
リオン「アイスメイク 大猿!」
アルト「スパー・クラッグ!!」
両手を地面にかざしたアルトは、下から衝撃波を発生させ造形魔法に向かって走らせた
そして、衝撃波が当たると同時に造形魔法は真っ二つに斬れた
リオン「オレの造形魔法を斬っただと・・・!?」
斬れた氷の大猿を見上げながら驚くリオン
アルト「余所見してんじゃねぇ!!」ブンッ
リオン「っ!!」バッ
リオンの背後に回って蹴りを繰り出すアルトだが、紙一重で避けられた
アルト「逃げんじゃねえ!」ブオッ
リオン「くっ・・・」スッ
アルト「メテオ・ヴィザスター!!」ドンッ
リオン「アイスメイク 白虎!!」ドンッ
両者の技がぶつかり合い、相殺された
グレイ「す・・・すげぇ・・・」
アルト「くっそー、もうちょっとだったのに・・・」
リオン「フッ・・・中々やるじゃないか・・・だが、この程度では俺には勝てん」
アルト「よく言うぜ、俺の力の半分も見てねえくせによォ!」
そう言った後、アルトは地面に手をついた
アルト「アルディマ・ルテーム!」
アルトの腕が赤黄色に輝く
リオン「っ!?(なんだ、この魔力は・・・!?)」
アルト「いくぜっ!!」
リオン「!!」
アルトは足の裏から衝撃波を打ち出しリオンに急接近する
アルト「そりゃあ!!」バゴォォン
リオン「ぐごっ!!」メキッ
魔力を纏った拳でリオンを攻撃する
攻撃を受けたリオンがひるむと、後退するヒマを与えずにひたすら殴っていく
アルト「だぁぁぁ!!」ドドドドド
リオン「ぐぁ゛っ・・・!」メキィッ
続いてアルトは両手で構えをとる
アルト「メテオ・ウィザスター!!」ドゴォッ
リオン「ごふっ・・・!!!」
衝撃波を打ち出す魔法が炸裂する
アルト「とどめだ!アース・クライツ!!」ドンッッ
リオン「ぐわぁぁァァアア!!」
更にアルトは衝撃波の掌底を繰り出す、リオンはその衝撃で後方に吹き飛んだ
アルト「よしっ!!」
リオンが吹き飛んだ方向を見ると砂煙が上がっていた
グレイ「や・・・やったのか・・・!?」
アルト「さぁ、無事ではないと思うけど・・・」
アルトたちが喋っているとリオンの声が聞こえた
リオン「この程度で・・・!!」
アルト・グレイ「「!!!!」」
砂煙の中からリオンが現れた、頭からは血が流れていた
リオン「この程度で・・・オレを倒せると思うなよっ・・・!」
グレイ「アレを喰らっても・・・まだ、戦えるのか・・・」
アルト「このヤロォ!まだ懲りてねえのか!!」
リオン「オレは・・・デリオラを倒せる唯一の魔導士・・・零帝リオンだ!!」
叫ぶリオンはアルトに向かって片手をかざす
リオン「お前のような、いち魔導士ごときに負けるハズが無いっ!!」
アルト「効かねえって言ってんだろ!!」
リオンが放った凄まじい冷気を衝撃波で相殺する
リオン「アイスメイク 白蛇!」
アルト「遅せぇ!」
リオンの攻撃をかわし、すかさず反撃に出る
アルト「アース・クライツ!!」
リオン「アイスメイク 大猿!」
アルトの衝撃波を造形魔法で防ぐ
アルト「あれっ、壊せねえぞ!?」
リオン「造形魔法は魔力を込めれば込めるほど強度も増すのだ!」
そう言った後、アルトから距離をとったリオンが印刀を結ぶ
リオン「アイスメイク 大鷲!!」
アルト「メテオ・ウィザスター!!」
巨大な衝撃波の塊が氷の大鷲を破壊していく
しかし、数で勝っていたリオンの造形魔法を破壊しきれなかった
グレイ「数が多すぎる!破壊しきれてねェぞ!!」
アルト「ぐわぁっ!!」ブシュッ
リオン「まだだ!アイスメイク 白竜!!!」ゴォッ
呪文を唱えたリオンの横から巨大な氷の竜が現れた
アルト「なんつー魔力だ!!」
リオン「終わりだっ!!」
氷の竜がアルトに襲いかかる
アルト「ぐっ・・・メテオ・ヴィザスター!!!」ドンッ
リオン「そんな魔法、無駄だ!!」
アルトは即座に衝撃波を放つが氷の竜を止めきれなかった
アルト「止めきれねェ!!」
リオン「グレイ共々消え失せろ!!」
氷の竜はアルトだけではなく、グレイも飲み込んだ
そして竜に飲み込まれると同時にアルトたちは意識を失った
アルト「いっ・・・痛てて・・・」ズキッ
グレイ「うっ・・・」ズキ
傷だらけのアルトとグレイが目覚める
アルト「くっそぉー・・・負けたァ・・・」
グレイ「・・・・・」
アルト「完全に倒したと思ったのに、まさかあんな反撃してくるとはなァ・・・」
グレイ「・・・・・」
敗北に悔しがっているとそこにナツがやってきた
ナツ「やっと戻ってこれた・・・」
アルト「ようナツ、無事だったか!」
ナツ「おう!途中道に迷って大変だったけどな」
アルト「俺たちは零帝にやられちまったよ」
ナツ「だせえな・・・ハデにやられやがって」
アルト「へへっ、こんなもん痛くもかゆくも・・・痛っ!」ズキッ
ナツ「とにかく村に戻るぞ、ルーシィがいじめられてたらオレたちのせいだ」
アルト「それもそうだ、グレイ行くぞ」
そう言った後、アルトがグレイを背負う
するとグレイは突然涙を流し始めた
グレイ「アルト・・・ナツ・・・」
アルト「ん?」
グレイ「オレにはお前らの事・・・言えねえ・・・」
ナツ「・・・・・」
グレイ「何も言えねえ・・・」
弱気なグレイの言葉を聞いたアルトはグレイをその場に投げ捨てた
アルト「一度負けたぐらいでメソメソしてんじゃねえよ・・・お前らしくもない!!」
グレイ「!」
アルト「俺だってお前と同じく負けたんだ!悔しい気持ちだってある!!」
グレイ「・・・・・」
アルト「でも負けたってまた何度でも挑めばいい、それだけの事だろうが!!」
グレイ「でも・・・俺は・・・」
アルト「俺たちはフェアリーテイルだ!止まる事を知らねえギルドだ!!走り続けなきゃ生きてられねぇんだよ!!!」
落ち込んでるグレイを一喝した後、もう一度グレイを背中に背負う
アルト「よし!村に急ぐぞ!!」
ナツ「おう!」
そうしてアルトとナツは村に向かって走り出した
後書き
アルトはタフという追加設定
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