■西暦1975年 1月10日
エクリプス社がモビルスーツ・ジムの技術を公開した。
前線国家に対してはライセンス無料とし、その他の国々対してはライセンス料を安くした。共通規格の独占を狙っていた。
■西暦1975年 1月21日
エクリプス・アメリカ社が主導で、マクダエル社の戦術機F-4 ファントムを改修を開始した。F-4Mの型番が与えれ、モビルスーツの技術を転用している。
■西暦1975年 1月21日
エクリプス社が太平洋にテラフロートを建設開始した。
■西暦1975年 4月16日
BETAはウラリスクハイヴ(H03:甲3号目標)建設を開始した。
黒海沿岸を北上したBETA群がソ連領カザフスタン州に侵入した。ウラリスクにハイヴが建設される。
ソ連の共産党政府がハバロフスクに首都機能の移設を開始した。
BETAの侵攻に圧迫される形で共産党政府はハバロフスクに首都機能を移設せざるを得なかった。
国内主要産業や軍需産業の疎開が始まる。
■西暦1975年 5月 1日
エクリプス社が独自で、戦略航空機動要塞開発計画(HI-MAERF)に着手した。
人類未発見元素・ジオメトリー6(原作ではグレイ11)を応用したハイヴ攻略兵器 "XG-70" と専任護衛モビルスーツ "GAT-X105" (ストライク)の開発が始まる。
■西暦1975年 6月 1日
二度にわたるBETA着陸ユニットの飛来を受け、国連安保理にて大気圏外迎撃システムの構築が決定する。月軌道監視網・L1早期核投射プラットフォーム・地球周回軌道核攻撃衛星群による最終迎撃ラインの3つを柱とする対宇宙全周防衛拠点兵器群 "シャドウ(SHADOW:Spaceward Hardwares for All-Round Defensive Ordnances and Warheads)" を構築を開始する。
エクリプス社が国連に対して、開発中のL1宇宙コロニー "世界樹" の共同利用を提案する。
国連の対宇宙全周防衛拠点兵器群建設計画の一部を、見直しの要求をした。
■西暦1975年 8月23日
日本は空軍を解散して、陸、海、航空宇宙の各軍に再編する。
■西暦1975年10月 4日
ソ連はMiG-21 バラライカを配備開始する。
■西暦1975年11月16日
中国は殲撃8型を配備開始する。
■西暦1976年 2月16日
BETAはユーラシア大陸を北進する。
喀什から西進していたBETA群は東欧一帯を勢力下に収めた後に北進して、ソ連領ヴェリスク・ミンスクの2ヶ所にハイヴの建設が開始される。
■西暦1976年 3月11日
BETAはヴェリスクハイヴ(H04:甲4号目標)の建設を開始する。
■西暦1976年 3月29日
BETAはミンスクハイヴ(H05:甲5号目標)の建設を開始する。
■西暦1976年 4月 1日
日本は曙計画を始動する。
F-4の導入に伴い、帝国軍・民間企業合同の戦術機開発・運用技術研修プロジェクト "曙計画" が始動する。合同研修チームが米国に派遣される。
世界的な戦術機供給不足を解消するため、米国は同盟国に対し戦術機開発を奨励し、各国の技術研修チームの受け入れを開始した。。
F-4供給順の降格に失望した帝国国防省は独自開発を強く進言し、派遣へと繋がった。
■西暦1976年 6月 8日
エクリプス社がモビルスーツ・M1アストレイを輸出開始する。
■西暦1976年 7月10日
米国はF-5 フリーダムファイターを輸出開始する。
量産性の高さから欧州に優先的に供給され、アジア枠は3割以下となる。
■西暦1976年 8月25日
米国はF-11 タイガーを配備開始する。
開発メーカーであるグラナン社は、F-4供給の順番待ちをしている日本などアジア各国に対し売り込みを開始する。
扱いやすい機体であったが試作機の改良に伴う重量増が主機の出力不足を引き起こし、短期間でF-4に代替された。改良型の売り込みが斯衛軍にも行われた。
西暦1976年 9月14日 日本帝国 千葉県 幕張総合技術研究所
Side マザー
「光輝さん、F-4J 撃震の試作機がロールアウトを完了しました。F-4Mをベースに日本帝国の要求仕様を追加してあります。
装甲はM1アストレイと同じ発泡金属装甲で、武装は75mm対空自動バルカン砲塔システム(イーゲルシュテルン)、65式近接戦闘短刀、74式近接戦闘長刀、試作式突撃砲(36mmチェーンガンと120mm滑腔砲が一体となっている)です。」
「課題は核融合炉の小型化とビームサーベルだな。ビームライフルは開発済みだが、オリジナルハイヴを攻略後までは封印する。ビーム兵器に対抗されると厄介だからな。
火星のオリジナルハイヴ攻略には、ビームライフルを使う予定だ。その前に使うと学習される恐れがある。」
「はい、木星の衛星を兵器の実験場として、準備しています。学習能力がどれくらいあるのか、調べる予定です。」
Sideout
■西暦1976年10月 1日
エクリプス社が太陽系のハイヴマップ作成。
木星の衛星(イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)や土星の衛星 (タイタン)などにも、ハイヴの建設を確認した。
■西暦1976年10月 3日
日本はF-4J 撃震の試験運用を開始した。
戦技研及び教導部隊への部隊配備が開始される。
日本へのF-5及びF-11の売り込みが激化。F-4キャンセルを恐れたマクダエルは対抗策として一個中隊12機と、その運用に必要な周辺機材や部品を先行納入する。
■西暦1976年10月27日
仏はミラージュⅢを配備開始する。
■西暦1976年11月 3日
英国、独、伊はトーネードを配備開始する。
■西暦1976年11月18日
スウェーデンはJ-35 ドラケンを配備開始する。
■西暦1976年11月29日
イスラエルはクフィルを配備開始する。