大陸の妖精
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大地の魔法
前書き
技のネーミングセンスを磨いていきたい
ララバイを止めるためエルザとアルト、ルーシィは鉄の森と対峙していた
エルザ「これ以上フェアリーテイルを侮辱してみろ、貴様らの明日は保証できんぞ」
ルーシィ「魔法剣!?」
「珍しくもねえ!」
「こっちだって魔法剣士はぞろぞろいるぜえ!」
「その鎧ひんむいてやらぁ!!」
鉄の森の魔法剣士たちが一斉にエルザにきりかかる
しかしエルザは攻撃される前に一瞬で魔法剣士たちを切り捨てる
ルーシィ「いぃ!?」
「くそっ!遠距離攻撃だ!!」
「飛び道具を喰らえ!!」
エルザ「!!」
エルザは一瞬で武器を魔法剣から槍に変化させる
「おごぉ!」
「ぐあぁ!!」
ルーシィ「槍!!」
続いて槍を双剣に変化させる
ビアード「今度は双剣!!?」
さらに双剣を斧に変化させる
「こ・・・この女、なんて速さで換装するんだ!?」
ルーシィ「換装?」
アルト「うん、魔法剣ってのはルーシィの星霊と似てて別空間にストックされている武器を呼び出すって原理で・・・」
ハッピー「あい!その武器を持ち帰ることを換装っていうんだ」
ルーシィ「へぇー!・・・すごいなぁ」
アルト「ま、こんなのエルザからすればまだ序の口だけどな」
ハッピー「エルザがすごいのはここからだよ」
ルーシィ「え?」
エルザ「まだこんなにいたのか・・・面倒だ、一掃する」
光に包まれたエルザの鎧の形状が変化していく
アルト「魔法剣ってのは通常「武器」を換装しながら戦う、だけどエルザは自分の能力を高める「魔法の鎧」にも換装しながら戦う事が出来るんだ!」
ハッピー「それがエルザの魔法・・・」
「騎士(ザ・ナイト)」
エルザは新たな鎧を換装する
ルーシィ「わぁ!綺麗!!」
アルト「いつ見てもカッコいいなぁ!!」
エルザ「舞え、剣たちよ」
エルザの周りにあった剣が円を描くように宙を舞い
鉄の森の魔導士たちを一掃していく
エルザ「循環の剣(サークルソード)」
ビアード「こんのヤロォ!!オレ様が相手じゃあ!!」
カラッカ「思い出した!コイツぁフェアリーテイル最強の女・・・妖精女王(ティターニア)のエルザだっ!!」
突撃してくるビアードをエルザは一太刀で切り捨てる
ビアード「ふごっ!」
カラッカ「ビアードが一撃かよっ!!?ウソだろ!!?」
ルーシィ「すごぉぉーい!!」
「しかし油断はいけねェな!!」
「ぶっ殺してやらぁ!!」
ルーシィ「!!」
ルーシィたちの後ろには先程の同じ数の鉄の森メンバーが立っていた
そのうちの二人がルーシィに斬りかかる
カラッカ「おぉ!お前たち待っていたぞ!」
エルザ「しまった!援軍か!!」
ルーシィ「ちょっ・・・待っ・・・!!」
アルト「ふんっ!!」
「ぐがっ!」
「ぎゃっ!!」
鉄の森の魔導士二人がルーシィに迫ったその時
アルトがルーシィを引き寄せ、敵二人を殴り飛ばす
アルト「ふぅー・・・危なかったなルーシィ!」
ルーシィ「あ、アルト・・・ありがと」
アルト「礼なんかいらねえよ、仲間だからな!」
そう言ってアルトが一歩前へ出る
アルト「エルザは手を出すなよ、俺一人で十分だ」
エルザ「そうか・・・ならば頼む」
エルザが換装を解く
魔動四輪車を飛ばして魔力を消耗したせいか、エルザの少し息が上がっている
ルーシィ「アルトの魔法・・・一体どれくらい強いんだろう・・・」
アルト「アルディマ・ルテーム」
アルトが地面に手をつき、呪文を唱える
すると大地が乾き、ちょっとした地割れが起きた
ルーシィ「!!?」
見るとアルトの手は溶岩のように赤黄色に輝いていた
アルト「この両腕は今・・・「大地」の力を身に付けた!」
ルーシィ「な・・・なにアレ・・・?」
エルザ「アルトの魔法だ・・・アルトは大地の潜在パワーを吸い取り自らの筋力と魔力に変換する」
ルーシィ「そ、それって・・・!?」
エルザ「つまり、今のアルトの両腕には大規模な「地震」に相当するエネルギーとパワーが宿っている」
アルト「逃げるなら今のうちだ!」
「チッ、なめんなハエがぁぁ!!」
「相手は素手だ!やっちまえぇぇ!!」
アルト「せいっ!!」ブアッッ
アルトが拳を構え、打ち出すと鉄の森の魔導士は後方へ吹っ飛ぶ
「ぐぁっ!!」
「な、何をしやがったあのカギぃ!?」
ルーシィ「今のって・・・衝撃波!?」
エルザ「いいや、今のはただの拳圧だ・・・アルトの衝撃波の威力はこんなものではない」
ルーシィ「えぇぇ!?拳圧で人をぶっ飛ばすって・・・どんな腕力してんのよォ!?」
エルザ「元々、アルトの肉体は魔導士とは思えないほど鍛え上げられている・・・そこに大地の力をプラスすれば・・・」
ハッピー「まさに鬼に金棒ってやつだね!」
アルト「おらおらぁ!そらどうした!?かかって来いよ!!」
アルトは鉄の森の軍勢に接近しながら拳圧でどんどん魔導士を後方へ飛ばしていく
そして鉄の森メンバー全員を上手く一箇所に集める
アルト「一応死なないように加減してやるつもりだけど・・・今から打ち出すのは地震の圧力だ・・・ちょっとばかし痛ぇぞ!!」
そう言ってアルトは右手の拳と左手の平を合わせ衝撃波を生み出す
アルト「砕け散れっ・・・!!」ゴォッッ
エルザ「まずいっ!ルーシィ伏せろっ!!」バッ
ルーシィ「きゃっ!!」グンッ
危ない雰囲気を察したエルザは急いでルーシィを伏せさせる
アルト「メテオ・ヴィザスター!!!」
右こぶしで大きな衝撃波の塊を打ち出す
「ぐぁぁァアアっ!!」
「ぎゃぁぁぁああっ!!」
衝撃波に押しつぶされ、駅のホームが一部崩壊する
ルーシィ「す・・・すっご・・・!!」
アルト「これでとりあえずアイツら全員動けないだろ」
ルーシィ「あっ!!幹部の太った男がいない!」
エルザ「カラッカが!?マズイ・・・エリゴールのところへ向かったのかもしれん、急いで追いかけてくれルーシィ!」
ルーシィ「えっ・・・あ、あたしがっ!?」
エルザ「頼む」ギロッ
ルーシィ「はいいっ!!」
ものすごい顔で睨まれたルーシィは素直に言うことを聞いた
エルザ「私たちは町の住人を避難させるぞ!」
アルト「おう!分かった!!」
そうして二人は駅の外へ走った
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中の様子が気になり、ざわついてるヤジ馬たちの前にエルザとアルトが現れる
エルザ「命が惜しい者はすぐに逃げよ!駅は邪悪なる魔導士どもに占拠されている!そしてその魔導士たちはここにいる人間全てを殺せる魔法を放とうとしている!」
拡声器を持ち、エルザが大声で叫ぶ
エルザ「できるだけ遠くに避難するんだ!」
エルザの叫びに住人がかたまる
そして数秒たった後、町の住人達はパニック状態になり急いでこの町から避難した
駅員「な、なぜそんなパニックになるような事を・・!!?」
アルト「放っておけば人が大勢死ぬんだ!それよりは多少パニックになっても急いで逃げてもらった方がいいだろ!」
エルザ「それに私が言ったことは全て事実だ、もちろん私たちは全力で阻止するつもりだが・・・万が一ということもある、君たちも急いで避難した方がいい」
駅員はエルザの言葉を聞いた後、急いで逃げだした
アルト「これでとりあえず大量殺人は阻止できたかな・・・?」
エルザ「あぁ・・・これだけ人がいなければララバイを放つ意味がないだろう」
アルト「っていうか、外はやけに風が強いな・・・」
エルザ「言われてみれば・・・・・っ!!?」
エルザが周りを見渡してある事に気づく
エルザ「こ・・・これは・・・!?」
アルト「どうしたんだよ・・・・・ってなんじゃこりゃ!?」
エルザに続いてアルトもおかしな現象に気づく
エルザ「駅が風に包まれている!!」
驚くエルザとアルトの前にエリゴールが姿を現す
エリゴール「ん?なぜハエが外に二匹も・・・そうか・・・ヤジ馬どもを逃がしたのはてめぇらか」
エルザ「エリゴール!!」
アルト「てめぇ!降りてこいや!!」
エリゴールは自分の魔法で宙に立ち、話を続ける
エリゴール「女王様・・・てめェとは一度戦ってみたかったんだが・・・残念だ今は相手をしているヒマがねぇ」
そう言うとエリゴールはエルザを魔法で突き飛ばし、風の檻の中に入れる
アルト「エルザ!!」
エルザ「しまった!」
エルザが風の檻に触れようとするが弾かれる
エリゴール「やめておけ・・・この魔風壁は外からの一方通行だ、中から出ようとすれば風が体を切り刻む」
アルト「卑怯だぞてめぇ!!ちゃんと勝負しろ!!」
エリゴール「女王様を封じてしまえば後は楽なもんだ、オレはこれで失礼させてもらうよ」
エルザ「待て、エリゴール!まだ話は終わってないぞ!!」
エリゴールはエルザとアルトの話を無視し、風に乗って遠くへ消え去る
アルト「くそっ、どうなってんだよ!奴はどこに行った!!この駅が標的じゃねェのか!?」
エルザ「アルト!よく聞け!」
風の壁越しからエルザの声が響く
エルザ「今、私たちの中で外に出ている魔導士はお前だけだ!お前はエリゴールを追って足止めを頼む!私たちも後ですぐに向かう!」
アルト「・・・よし、分かった!任せろ!!」
エルザ「頼んだぞ!」
アルト「よっしゃぁぁぁ!!待ってろエリゴール!!」
アルトはエリゴールが消えた方向に向かって走って行った
後書き
なんかカッコいい技名を思いついたら遠慮なく感想板、またはメッセージで言ってください
技の効力とかも込みだと嬉しいですが名前だけでも構いません
常に募集しています
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