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戦国†恋姫~黒衣の人間宿神~

作者:黒鐡
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十六章 後編
  我の戦い

「さてと、そろそろお前たちも行け。ここからは俺達の戦いだ」

「わかりました。ですが、死なないでください」

「分かってるよ。俺の愛しい者がいるんだ、それに武士は死に場所を欲しがるようだけど、俺はそんなの欲しくない!生きて、未来を切り開く!それが俺の使命だ。さぁ行け、ここから先は行かせないからな」

「綾那参上なのです!って何か空気が違いますね。何かあったですか?」

「なんでもない。綾那の出番もあるが、ここではない。お前たちには生きてもらわないと困るんでな。後ろで聞いている桐琴に小夜叉もだ。お前らが死ぬところはここではないぞ」

「バレたか。武士の死に場所は本望だが、一真にはさせてほしくないんだろう?だったらワシたちは、こいつらを守りながら行ってやるよ」

「オレもだ。一真が守りたかった者たちを送り届けてやるよ!けどなぁ、死ぬんじゃねえぞ一真」

俺と桐琴と小夜叉は拳をぶつけ合い、そして森の二人は森衆を率いて行った。

「さてと早く行け。加賀を抜け、越中を抜け、日の本の包む闇を払え!」

「共々よ!撤退するぞ!」

「「「応!」」」

行ってしまったが、黒鮫隊も退避させた。ここからは俺の喧嘩だ、誰にも邪魔はさせねえよ。先行組は、透明のままだがいずれ撤退命令を下すだろう。その前に鬼を叩くか、まあ俺達と言ったが実際は俺だけ。

「・・・・・さて、来たな。閻魔に愚痴聞かれるがしゃあないな。こいつらを処刑させるか。お前ら、俺の身体が欲しいのか?そんなに欲しければの話だがな。俺の名は織斑一真!またの名を黒鐵!お前らを塵にすべくここに参上した。そして真の姿を見よ、大天使化!」

大天使化になったことで、前にいた鬼達は光の毒により塵になった。髪と服は金色になって、目の色は緑と青のオッドアイ。そして翼は6対12枚ので翼も金色。

「この光は魔を消滅させる光だ、お前らにとっちゃー毒だが俺には関係ないんだよー!さてと我を滅するのであれば掛かってこいやー!」

神の咆哮に誘われるように数千の鬼が牙を剥き、肉を寄越せと来るが。聖剣を持った左手で、たったの一振りで塵になって消滅した。今の状態は擬態ではなく真の姿である聖剣エクスカリバーである。

「武士の誇りを捨てた外道に触れさせわしない。閻魔の所に大量に送ってやるから覚悟しな!神の力、とくと味わえやー!」

聖剣で、近づく鬼を一閃しながら、我の力で聖剣に力を集めての斬撃を放った。それだけで数百は塵になったであろう。そして地の精霊に力を借りて、人型のゴーレムを創る。ゴーレムは手には剣を持ち、そして鬼の軍団に行った。ゴーレムと言っても素早さは早い。

「どうした。テメェらの力はこんなものか?」

そしてゴーレムが消えると今度は炎と風での攻撃をした。神炎とトルネードを合体させた、神炎の渦だ。これを放つとたちまち鬼の軍団は触れると塵になっていく。が、トレミーからの情報だとあと五千から八千だとよ。おいおい、さっきは五千だと聞いたのにどっから出てきたのかな。まあ、イレギュラーだとは知っていたけど。

「まだまだ行くぜ!」

地上と空中すれすれで飛び、一閃しながら聖なる光を浴びせて目くらましにする。そして、風の斬撃による攻撃をしながら、剣の分身体を出した。夢幻の力だが貫くと痛いぞ。

「ん?雨か。燃え尽きた者にはいいもんだな」

とかいいながら、翼で攻撃してから、腕に雷を創ってのメダルを持ってそのまま撃った。これはレールガンだけどな、そして波導弾やリーフブレードで鬼をぶっ殺した。

「ふむ。我一人で戦うのもいいが、そろそろこいつらを召喚しようじゃないか。神界よ、我の声を受けて参上されたし、来い!」

魔法陣が出てきたと思いきや参上したのは、十羅刹女という10人の鬼神と阿修羅と八大夜叉大将で配下の夜叉は5000。あと、金剛力士。

「お呼びでございますか、主様」

「俺らの力を使いたいから呼んだんだろうよ。この外道に堕ちた者たちのな」

「お主の呼び声に応じて夜叉を揃えた。存分にお使いくだされ、創造神よ」

「久々に戦いの祭りだぜ!では、俺から参る!」

と言って金剛力士から攻撃して行ったが、ほかのは苦笑しながら鬼の軍団に行った。こいつらは護法善神からで、詳しくは調べてくれるとありがたい。続いて十羅刹女が行ったが全員女性でクールビューティーだけど鬼神なんだよね。短刀を持ち笑いながら鬼を倒す鬼神。本当の鬼はこいつらじゃねえのと思ったけど。格好は現代女性が着る服だったけど、ニーハイ良いねと思ってしまうほどだ。八大夜叉大将は配下である夜叉の頂点の者だ、我が創ったけど。配下の夜叉を率いてきた訳だけど、我と同じ司令官でありながら前線に行くタイプらしい。

「ん?また増えたのかよ。今ので結構刈ってるのによ、どんだけ増えるんだ。ふむふむ、地面に隠れているとはな」

「主よ。また増えたらしいの。また呼び出すか?」

「そうだな。では、こいつらを呼ぶか。冥界よ、我の声を聞いて参上されたし。来い!」

今度は黒い魔法陣で呼ばれたのは、死神とキュクロプスに魔族である狼族とオークとグールとミノタウロスを呼んだ。神だけではなく、魔族や冥府の神をも呼べるのだ。

「おお旦那。お久しぶりですな」

死神以外は喋れないけどね、でもやる気は充分のようだ。なので、鬼の軍団に行って暴れまわって来いと命をしたら、キュクロプスとミノタウロスはうほうほ言いながら突っ込んでいき鬼どもを抹殺させた。

「旦那、私たちを呼んだのはこのためですか?」

「暴れられる機会だと思ったが、ダメだったか?」

「いえいえ、これはちょうどいい機会を与えてもらって感謝ですよ。旦那に命を与えられた以上は働かないといけませんから」

言いながら鎌を構えながら、鬼の頸を刎ね飛ばしながら回った。狼族は、俺のことを隊長と言った。こいつらは、ある国の魔族だけどな。オークも。

「隊長、お久しぶりです」

「バカ野郎!隊長じゃねえだろう。創造神様だろうが!」

「おっといけねえ。昔のがでちまった」

「よいよい。それよりオークとグールの奴らは行ってしまったが良いのか?」

「あ、あいつら。創造神様に見せ場作るつもりだな。じゃあ俺達も行ってきます、行くぞ野郎ども!」

「おおおおおっ!」

といいながら、剣で切り刻んでいった。そろそろ、かなっ!オークは斧でグールは鋭い爪で、刻んでいったけどね。そして、数千を一葉たちに向かわせた。残りの数千は、今の所神界や冥界から来てもらった者たちで排除してるが、やっと千から二千になった。そのとき神界から帝釈天がある者から呼ばれたらしいので、こちらも準備をしたいと思う。

「おーい、我が召喚した者たちよ!戻って来ーい!」

神界から呼んだ者たち、十羅刹女、阿修羅、八大夜叉大将で配下の夜叉は5000、金剛力士。

冥界から呼んだ者たち、死神、キュクロプス、魔族である狼族、オーク、グール、ミノタウロス。

「もしかしてそろそろ帝釈天が呼ばれたからですかい、旦那?」

「そうだ。ということで、冥界から呼んだ者は戻っていいぞ。閻魔にあったら、愚痴聞いてやるからと言っといてくれ」

死神たちは、黒い魔法陣で帰っていった。さてと、鬼の集団は千から二千か。なので、こうするか。

「聖剣よ、今こそ力を見せるべきだ。ここにいるすべての鬼を支配せよ!」

と言って、支配を発動させて俺たちの後方にいる全ての鬼達を支配させた。

「よし、上手くいったな。ん、帝釈天たちが神界へ戻っていくな。十羅刹女たちは、我に着いて来い。これから神の力が必要だ」

「わかりました、主様」

「どでかいのをぶち込む気か、いいねぇ」

「という訳で、鬼どもよ走れ!あそこの九頭竜川の陸側まで走れ!」

と言ったら次々と走りだした鬼達。我たちは空から、見ていた。思い通りに動いてくれた鬼達を見て我たちは空を飛び、一葉たちがいるところに降り立った。 
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