戦国†恋姫~黒衣の人間宿神~
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十五章
対ゼットン戦×必殺技のための退避
一方、敦賀城に向かう途中で、ゼットンが仲間の前に現れて一度空に上げたあとに、馬から降りて空間から沙紀を呼び出し俺の代わりを頼むと言って俺の馬に乗った。まったく、こんな所に現れるとはな。一度試したいことがあったからちょうどよかったな。変身後に光翼とブースターで、空を飛んだ。そしたら、ゲートが見えたと思ったらすでに戦闘中であったけどね。さすが、IS部隊だ。ゼットンはもう一度地上に降りようとしたが、神皇帝専用武器である神皇帝の剣を出して、あるメモリを出した。
『Luna!』
こいつを剣の柄に装着すれば、メモリの能力が使えるわけだ。あとボタンを押せばマキシマムドライブが可能だが、技によって1本か2本使う時があるけど。そして、伸縮自在にしてゼットンに巻き付けて、上に投げ飛ばす。ルナメモリを外したあとにこれを差し込む。
『Blade!』
ブレードメモリには刃の記憶を宿したガイアメモリ。つまり、こいつを装着すれば斬れ味抜群になる。
それに一度斬ったら再生とかもされないようにしてある。でも同じ強度同士だと、火花が出るけど。
「行くぞ!ゼットン」
言って、俺はゼットンに向けて剣を振り下ろしたが、避けられたが代わりに雑魚ドウターが一刀両断されたそしてゼットンに追いついて振り下ろすが、ゼットンのカマによって防御された。
「さすがだな、今のゼットンは二条のときと同じ奴か」
そして、押しては退いてと連続で打ち合った。
「隊長!」
「俺の方は大丈夫だ。お前らは雑魚を頼む。あと敦賀城の状況をトレミーで監視しとけ。いつ織田勢が動くか分からんからな」
『了解です!』
そして、この会話を終わらせてしばらく打ち合っていたが、ここでゼットンは分身体を作ったようだ。全部で11体いるが本体は、分身体の後ろに居るのが本体か。おそらく、あちら側も気付いたようだな。いつもと違うことに。とりあえず分身体に向かって、剣を振り下ろすが分身体とはいえ本体よりは弱いけど、俺の剣にはブレードメモリで斬れ味抜群だがやはりゼットンなのか。分身体のカマは本体と同じ強度を持っているそうだな、だったらこれはどうかな。
『Heat!』
ヒートメモリを柄に差し込んだら、剣の刃部分が炎に包まれている。これで振り下ろすと、分身体の1体を殲滅した。これは使えるな。そして、次々と振り下ろしたら駆逐されるゼットン分身体。あと5体のところでコンビネーション攻撃をしてきた。八つ裂き光輪や隕石の粒みたいなの攻撃してくるので、近づけない。ならばこれだと思い、大きな盾を召喚させた。
『Shield Bit!』
真ん中に差し入れると分散して、GNシールドビットになった。分散も出来れば密集も可能。そして防御力は、たとえゼットンのビーム攻撃にも耐えれていて、どんな攻撃が来ても防御可能。
「行け、ビットよ!」
言った瞬間に、つぶて級のを次々とシールドで守られながら近づいて剣を振り下ろす。ちなみにビット1基ずつにAIが搭載されている。ここであと分身体が2体で本体が1体となったところで分身体がまた知恵を絞ったのか高速で動き始めた。なので、こちらも赤龍帝の力を使った。
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost』
この力を光翼に譲渡したけどね。
『Transfer』
これで高速に動く分身体を追いかけてから、停止結界の邪眼を発動させてゼットン分身体を縦に並ばせた。
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost』
「喰らえ。ドラゴンブラスター極!!!」
魔力をボール状に出したあとに、思いっきり打ち込んで極太の光線を放った。分身体は消滅したので、やっと本体だけど、ここで地上から状況報告が届いた。
『隊長、敦賀城の城門に取りつきはじめました。鬼達は籠城に入ったか、いないかのどちらかです』
「では俺は試したい技があるので、雑魚を片づけたIS部隊は地上に行き城門に取りついている兵たちをどけろ。ゼットンを地上に体当たりさせて必殺技で決める!」
『了解です!少し時間をください』
「分かった。早くしろよ」
IS部隊は地上に急降下したので、ゼットンも降りようとしたが、シールドビットにより降下しないようにする。そして、ヒートメモリを抜いた状態の剣で、ゼットンの身体を切り刻んだ。俺が思っていると持っている武器が答えてくれるように、今ゼットンは分身ができないようになっている。地上の諸君、早くしてくれよ。
一方、一真隊は今、敦賀城の様子を見ていたら、城攻めが開始されたらしい。沙紀が今お頭なんだが、沙紀はピリピリしてることに、みんな気付いていた。沙紀は、敦賀城はもう一つの名前は金ヶ崎城ということを知っているからだ。金ヶ崎の退き口は、史実では歴史的な戦いであることを。いくらここが外史でも、用心するに越した事はないからだ。あと、トレミーから通信が来てIS部隊が地上に急降下してるらしいが、なぜしてるかは知らない。
「薄い迎撃に、すぐに落ちるということは何かあるはずです。どう考えても何かあるはずです」
「・・・・烏、雀!」
「・・・・・・・」
「はーい!なんですか公方様ー?」
「八咫烏隊、すぐに動けるようにしておけ」
「了解でーーっす♪」
「お主の勘、余も信じよう。・・・・備えあれば憂い無しとも言うでな」
「ありがとうございます。一葉様」
「梅ちゃん、私たちだって一葉様に負けないように、全力で沙紀さんを支えるよ!」
「当然ですわ!一真隊所属の鉄砲隊も、充分に経験を積んでおります。八咫烏隊には負けませんわよ!」
と言って兵の士気を上げていたら、雛さんがこちらに来ました。城門のほうは和奏さんと犬子さんの二人が張り切ってやっているようで。そろそろ本格的に攻めるから、一真隊にももっと前に出てほしいと。久遠様の進言ですかと聞いたら、エーリカさんが言ってたと。少し怪しいような気がしますが、久遠様が判断されたのなら従うしかありませんね。
「ですが、そんなに脆いのですか?」
「全く手応えないもん。もしかしたら、一乗谷で決戦!って考えてるのかも」
「その判断、考えられなくもありませんが・・・・」
「敦賀と手筒山を囮にして軍勢を分割させる。そこで時間を稼ぎ、なおかつ戦力を削った上で、一乗谷におびき寄せ、決戦する・・・。上策とは言えませんが、可能性は無い、と言い切れる訳でもありません。難しいところですね」
「多分、その流れが一番濃厚じゃないかなー?とにかく一真隊は森衆とかと一緒に前に出てねー」
「はい。分かりました。雛さんも気を付けて」
「ありがとー。じゃね」
「(敦賀城はそこそこ堅固な城のはずですが、こんなに簡単に行くわけがないのですが)」
戦争はこんなに簡単には行きません。これは罠の可能性がありますが、今は攻めるしかありませんね。すると、トレミーから通信が入りました。どうやら、城門をもうすぐで突破のようですがIS部隊が取りついてる兵たちをどかしてるようです。何をするんでしょうか、と思ったら照明弾が上がりましたね。あれは、照明弾というより信号弾ですね。何を知らせてるのでしょうか?
「沙紀さん、敦賀城から照明弾が上がりましたけど、何かあったのですか?」
「我々の部隊からの通信によると、城門に取りついている兵をどかしているようです。あと城門から離れろとのことらしいのですが」
「取りついている兵をどかしている?もしかして黒鮫隊の兵器を使うのでしょうか?ですが、なぜ今頃」
「あ、あれを見てください。あれはゼットンと隊長です。どうやら地面に突っ込む様子です。おそらくですが、城門に敵を立たせて必殺技を決めるようです」
と言っていたのが、現実になろうとしていた。一方、少し時間を戻して、城門に取りついていた柴田衆と丹羽衆と母衣衆が取りついていたが、突如上からシールドビットが城門を守るかのようにした。そして、IS部隊が降りてきたかと思ったら兵たちに向かってライフルを向けた。
「取りついている兵の諸君はただちに退避しろ!繰り返す、ただちに退避しろ!」
「これは何事か!なぜ黒鮫隊の者たちが城門を守ろうとする?我らは突破しようとしているんだぞ!」
「それについては申し訳ありませんが、壬月様、隊長からの伝言です。ただちに兵をどけろと、巻き込まれても知らねえぞとの事。おそらく隊長は空の敵を地面に落として城門ごと破壊しようということらしいので。巻き込まれたくなかったらただちに退避をお願いします」
「空の敵が降りてくるのですかっ!それならば、全員ただちに避難をしてください」
と言って麦穂様が、言って兵たちを退避させる。母衣衆も渋々と言った感じであるが、城門から後退した。これにより久遠もなぜだとIS部隊の者に聞いたら、ここに空の敵と一真がやってくるということ。最後の攻撃に巻き込まれたらタダでは済まないと言ったら納得してくれた。
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