仮想空間の歌う少年
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7ー甘い7発目
前書き
甘い甘いと感想がいっぱいきております!
残念ながら僕は甘ーい紅茶が大好きなんですよ。
いつもどうりの駄文!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ!
「なあ、佳。昨日のメールなんだよ?」
「ん?世界が広いと思っただけ。」
「はあ…?」
今僕とキリトは国立の病院にいる。死銃対策に万が一に備えて病院でゲームをするらしい。ちなみに雪宮病院は今ベッドが満室で使えないらしい。…残念。
「ここかな…?」
「そうみたいだな。」
ログインする部屋に入ると看護師さんがいた。
「和人君に佳君!お久しぶり!元気にしてた?」
「あ、どうもです。」
この看護師さん。以前雪宮病院で働いて面識がある。たしか…
「安岐さん…でしたよね。」
「あら、名前覚えててくれたの!」
「はい。院長の息子たる者。スタッフの名前を覚えておかないと行けませんからね。」
「はいはい。…そんなことより…」
そう言うと安岐さんはいきなり僕達の方にあるいてきたと思うと、腹をつかんできた。
「ん〜?ちゃんと2人ともご飯食べてる?肉ちゃんと付けようか?」
「うわ!」
「うひゃははははwww離して下さいいいいwwwくすぐったいですwww」
腹筋がつりそうになりつつも腹つかみに耐えていると。ふと安岐さんが思い出したように腹を掴むのをやめ、ポケットから手紙を出した。
「そういえば菊岡さんから手紙預かってるわよ?」
「手紙?」
和人が手紙を読む。そうするとまずい食べ物を食べた顔になった顔になったかと思うと手紙をぐしゃぐしゃにしてポケットに入れてしまった。
「あ!僕読んでないよ!」
「お前には関係ない…って佳お前一人称『僕』にしたのか?」
「うん!ある人からの頼みでね!」
「そうか…」
和人は少し考えるそぶりをすると安岐さんに向かって
「あ、これから始めるんで。よろしくお願いします。」
「僕もよろしくお願いします。」
「はいはい。こっちの世界の貴方達の体は任せて。…佳君は電極パット自分で付けてね。出来るでしょ?」
「わかりました。」
僕は上着を脱いで電極パット用のクリームを付けて胸に貼る。和人は安岐さんに貼ってもらっている。「上着脱ぐんですか⁉︎ちょっ、ちょっと…」…恥ずかしがってるのは何故に?
「んじゃ。始めるぞ。…リンクスタート!」
和人が魔法の言葉を言い、仮想空間に飛び出して行った。
…僕も!いつもの様に!
「リンク♪スタート♪!」
仮想空間のマイホームに着いた僕は衝撃の事実に気づいてしまった。
「しまった!キリトに待ち合わせして合流が出来ない!」
集合場所を言うのを忘れてしまった。初心者おいてけぼり。…スノードロップてへぺろ(^_−)−☆
「…まあ、適当に歩いてれば会うか…とりあえず総統府に行ってみるか…。」
ということで僕は適当に歩くことはした。ぶらり途中下車ならぬ、ぶらりぶらりの旅〜!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「スノー君。」
「ん?シュピーゲル!」
街中の通りで声を掛けられ、振り向くとシュピーゲルがいた。僕は笑顔を崩さないで話を続けた。
「どうしたの〜?そんな怖い顔して?僕の素早さが二段階さがるよ?」
「ふざけないで!…単刀直入に言うよ。…シノン…いや、朝田さんと付き合ってるって本当?」
うわ…異世界の人が感想で教えてくれた嫉妬の目線が来てるよ…。
そんな訳の分からない事を思いながらもあくまで僕の表情と話のトーンは変わらない。
「本当だよ。…シノンから聞いたの?それ?」
「うん。ところで…スノー君。シノンと別れて。」
はい!告って、OKもらって次の日に他人に別れて宣言もらいました!どういう…ことだ…?
「なんで?」
「僕もシノンが…朝田さんが好きだから…」
「だったら嫌だね。」
「…⁉︎」
嫉妬の目線をさらに強くするシュピーゲル。
それに対し僕は笑顔でこう言った。
「僕はね。あいつが大切なんだ。…ボロボロになっていくあいつを見たくないんだ。だから…」
僕はシュピーゲルの肩に手を掛け。
「別れる?そんな事は絶対ない。…あいつも僕の事が好きって言ってくれた。だから僕もあいつの事を好きで居続ける。…覚えておいてね。シュピーゲル?いや…新川君?」
そう言って。僕は立ち尽くすシュピーゲルを後に僕は歩き始め、総統府へと足を進め始めた。
そんな中僕はあの告白した日の事を思い出していた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あの恥ずかしい告白の後。俺達は気まずそうにテーブルを境に向かいあっていた。ちなみに俺ファーストキスだ…。
そんな今更ながらに考えていると詩乃が気まずそうな空気の中、話かけてきた。
「ねえ、佳。」
「なーに?」
「あの…一つお願いがあるんだけど。」
「出来る範囲で。」
そうすると詩乃は少し躊躇い気味に。
「一人称『僕』にして!」
「⁉︎なんで⁉︎」
いきなりびっくりだよ!なんで?俺は詩乃の答えを待つとゆっくりと照れくさそうにな話始めた。
「だって、あの雨の日。助けてくれた時『僕』だったじゃない。…佳はその時私の記憶無かったけど。」
「ん…まあ、そうだね。」
まあ、確かにあの時…3年前か。確かに僕だったね。詩乃との思い出の記憶無かったけど。
「あの時の佳がカッコよくて…ヒーロー見たいに思えたんだ。だから…」
「しょうがないな…。」
俺は詩乃の隣にきてデコピンした。そして詩乃の耳元で囁くように。
「いたっ…えっ?け、佳…?」
「なってあげるよ。…詩乃が好きな僕に。よろしくね。」
そう言って詩乃の頭を撫でると僕は自分の部屋に戻った。
「…ばか。」
詩乃は聞こえない様に頭をさすりながら少し顔を赤くして僅かにそう呟いた。
「…うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎やっふうううううううううううううう♪」
部屋に戻って顔を真っ赤にして叫んだのは僕だけの秘密。
後書き
作者「〜♪」
スノー「なんかご機嫌だね?♪」
作者「腹がたってるのが分からないの?スノー君。」
スノー「ああ、再試?」
作者「うん。この話合間に作ったの。…と!スノー君!そういえば君人気だね?」
スノー「うんうん!なんか僕を応援してくれている人がたくさんいて嬉しいです!まだまだ感想も待ってますよ〜!では!」
作者&スノー「「次回もまたお会いしましょう‼︎」」
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