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仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
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24ーエキストラトラック (三重奏1)

 
前書き
突然ですが息抜きにローレライさんのシオン君とエリーシャちゃんを借りてコラボ!
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
これはSAOに閉じ込められて…SAO最終決戦の3日前のスノー君と…とある白い剣士の話。



























「異次元の扉⁉︎これまた厨2チックな話だね!」
「本当なんだって!」

今、僕はエギルの店で紅茶を飲みつつエギルの話を聞いていた。どうやらエギルの話によると最近60層に『異次元の扉』というダンジョンが出来てて、そこに入ると…

「何、自分の存在がない世界に行ける!ね…。嘘くさ。」
「確かに嘘くさいが現に行って見て、体験したやつが多数いるみたいだ。」
「ふーん…アホらし。」
「だったら行ってみればいいだろう?ほら、これがMAPだ。」

そう言うとエギルからマッピングデータが送られてきた。
まあ、確かにこの前の地下のボスはレベル高すぎて武器の調整ができなかったから60層にいってもいいかもしれない。仮にも異次元の扉なんてあれば面白いかもしれないし。
未知との遭遇!とかあるかもしれないし。
僕はしぶしぶ、MAPを受け取り。

「まあ、とりあえず行ってくるよ。多分死なないと思うし。」
「あ、そうだ。あとこのアイテム持って行け。」

そうすると今度はエギルからお札のようなアイテムを渡された。名前は『元の世界の道しるべ』

「ん?これは…?」
「なんでもこれを使えばいつでもこの世界に帰れる。みたいだぜ?ただここで使っても使えないみたいだけどな。」
「ふーん。」

と、いうわけで僕は60層に向かいはじめた。レッツゴー!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「大鎌?」
「そう、どうやらそのような武器が60層にあるらしいのよ。」

エリーが、不意にそんな事を聞いてきた。
俺、シオンはそんな武器があることなんて聞いた事なかった。全ての武器を使う俺としても聞いた事が無い武器があるという方で少し興味がわいた。

「へえー。行ってみるか。60層だろ?」
「言うと思ったわ。…でも。」
「でも?」

不意にエリーが暗い顔になった。

「なんか…お化けが出るらしいのよね…」

エリーはホラーが少し…いや、攻略をアスナと共にサボるくらい。苦手だ。
それでエリーの話によるとこの世界にはいないプレーヤーがちらちら目撃されるらしい。黒鉄宮に見に行っても名前が無いらしい。

「なんなら俺1人で行こうか?エリーはホラー系苦手だもんな。」
「うーん…でもシオンがいれば大丈夫かな♪」

そんなこんなで俺たちは (エリーは強がってだが。)60層に行くことにした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ここか…」

僕は今60層の『異次元の扉』についた。といってもなんか半径3mある大きな鏡があるだけだった。

「つーか。何にも無いじゃん。あーもう帰りたい…待てよ!」

僕はふと鏡を凝視して一歩、二歩、下がると。

「大日本帝国万歳突撃♪!


















うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」

なんか鏡にタックルしたら鏡に入っちゃった!なんで⁉︎

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ここか。」
「…」

なんかエリーがくっついてきてるけど…かなりビビってるみたいだった。
うーん…といってもなんか大きな鏡があるだけだし…一応周りもなんか不気味な雰囲気だった。

「何にもないし。帰るか。」
「ええ。帰ろうよ…シオン…」

どうやらもうエリーが完全にグロッキー状態だった。
何にもないから帰ろうとした矢先。

「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ⁉︎」
「「⁉︎」」

大絶叫と共に赤いコート、黒いジーンズ、黒のシャツをきた少年が飛び込んできた。
何か…鏡から人が出てきた…!
慌てて片手剣を構えるが…

「起きないよ…」

エリーが恐る恐る近く。俺も近づくがどうやら気絶しているみたいだった。「うーん…おかわりもう一杯…ムニャムニャ…」
なんか寝言言ってるし…

「なんか…一応プレーヤーみたいだね?どうする?」
「どうするも何も…このままじゃいつレッドプレーヤーに殺られるかわからないしな…連れて帰るか。」

と、言う訳で俺たちのホームまで連れて帰ることにした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ん…ここは…?

どうやら僕はベッドに寝かされているらしい。
うっすら目を開け起きてみると綺麗に整頓された部屋が写った。…僕のいろんな録音結晶や、楽譜が転がった部屋とは大違いだね…。いろいろ物色しようかな?と考えてると。
ちょうど白銀のセミロングの髪、透き通ったブルーの瞳の美少女が部屋に入ってきた。

「あ、起きたのね。」
「…!ああ、ひょっとしてジャンヌ・ダルク?」
「え?」
「いや、ごめん。何にもない。…君は?」

そうすると少女は笑いながら。

「私はエリーシャ。エリー。と呼んでもいいわよ。よろしくね。」
「あ、僕は…」

そう言いかけると今度は白の服装のキリトに似た少年が入ってきた。

「あれ?大学で会ったことがある?」
「?俺は高校生だけど?」
「ごめん。何でもない…って君は?」

あれ、なんか既視感が…

「俺はシオン。…ああ、そこにいるエリーシャとは夫婦なんだ。」
「へえー。」

なんだろう…最近リア充よく見るな。まあ、いいや。
俺はいつものように、笑顔で。

「俺の名前はスノードロップ!親しみを込めてスノーと呼んでくれ!」

音の死神と白の剣士と戦場のプリンセスの邂逅。
ではでは。ハチャメチャトリオの始まり始まり。

※トリオとは三重奏の事です。 
 

 
後書き
この場を借りて一言。

ローレライさんコラボありがとうございます!
今度ジュースおごりますねwww
いつ奢るかわからないけど。 
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