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仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
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25ーエキストラトラック (三重奏2)

 
前書き
コラボ編後編!
相変わらず下手な戦闘描写!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「なるほどね!大鎌取得ね…?」
「ああ。」

今、僕はシオン、エリーシャちゃんから話を聞いていた。なんでも大鎌を取得できるクエストがあるらしく、それをやるらしい。

「でも、僕大鎌持ってるよ?」

僕は大鎌を取り出す。するとシオンとエリーシャは目を見張った。そうすると大鎌をシオンが取り。

「これが大鎌か⁉︎」
「まあ、そうだけど…」

シオンは大鎌を軽く振ったりしていたが…

「…だけど威力は少ないみたいだな…」
「まあーね。まあ、それを補う能力がこの鎌に隠されてるんだけどね…」
「?」

シオンが首を傾げるが…ああ。説明するの面倒だな〜!

「まあ、戦闘中に分かるよ!」
「え?ひょっとしてクエスト手伝ってくれるの?」

エリーシャちゃんがちょこんと首を傾げながら尋ねてきた。
…やばい。めっちゃ可愛い…
僕はエリーシャちゃんの手をとって、しゃがみ込み、

「もちろん。エリーシャちゃんのような可愛い女の子の頼みならなんだっていたします。どうです?クエスト終わったらお茶しない…」
「スノー…?何、人の彼女に手を出してるんだ?」

ああ、シオン君の彼女だったこと忘れてた。やばい。ありゃシオン君。あれだ。キリトが他の女の子と話している時のアスナと同じオーラを感じる。

「…はい。すみません。」
「わかればよろしい。」

怖い…めっちゃ怖い。そのやりとりを見てエリーシャちゃんはくすくす笑っていた。

「まあ、別にいいけどシオンと一緒なら全然いいよ♪」
「ですよねー」

そんなこんなで僕達は大鎌があるという60層のダンジョンへと向かった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「それゆけスノードロップ♪豪快にシャープに♪切り刻め♪」

僕の得意技『チャリオットドライブ』で8連撃を決め。

「「はああああああああ‼︎」」

シオンとエリーシャが抜群のコンビネーションで僕の倒し損ねた敵を倒す。しかも適材適所に武器を切り替え戦っていた。

「すごいな…」

そんな事を思いながらも進んでいくと。

「こいつか…!」

シオンが呟く前には…3mはある。大きな白い甲冑がいた。名前は『twilight』夜明けか…そしてその手に持つのは…

「大鎌…!」

甲冑は僕達を見ると白い大鎌を振り回してきた。
…!この振りは!

「2人とも後ろに逃げて!」
「「⁉︎」」

僕は慌てた。何故なら甲冑が大鎌ソードスキル『ジャスティスラプソディ』を放ってきたからだ。あの2人は大鎌ソードスキルを知らないみたいだし…僕も同じ『ジャスティスラプソディ』を放つが…

「黒の旋律ただ切り刻もう♪…くっ⁉︎」
「スノー⁉︎」

やはり相手の方が力は上らしく僕は最後の一撃で弾き飛ばされた。
…まだだ‼︎
僕は飛ばされた勢いをカウンターとして。

「まだまだ…!案外今日が来なくても♪ter(3回繰り返す。)!」

吹っ飛ばされながらもステップを踏み僕は『奏剣』スキルで『ジャスティスラプソディ』を3回決める。
…!まずい。

「くっ⁉︎まずい‼︎」

まだ甲冑のHPが4割程残っており僕はソードスキルの硬直時間があった。甲冑の大鎌が僕に迫る。

「くらえ!」

が!その大鎌はエリーシャちゃんが槍でパディ…弾いてくれた。

「ありがとう…!」
「どういたしまして♪」
「これはうかうかしてられないな…」

僕は大鎌を構え直す。そうするとシオンが隣に来て。

「ああ!一気に決めるぞ!」

まず、シオンが突っ込んで、槍を使い甲冑に的確にダメージを与えて行く。

「スイッチ!」

次にスイッチしたエリーが片手剣で綺麗にソードスキルを入れる。カウンターに甲冑から大鎌が来るが…

「口元がちょっとにやっとしそうだ♪Grave!(重々しく、緩やかに)!」

重々しくなった『チャリオットドライブ』の8連撃を無防備の甲冑に叩き込む。

「これで…決まりだ‼︎」

最後にシオンの片手剣が甲冑の腹に入りポリゴンスノーに変わっていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「これか…!えっと武器名も『Twilight』か…」

シオンはさっそくドロップした武器を振って。感触を確かめていた。
エリーシャちゃんも「早く見せて〜!」と言っている。
僕は2人を見て。

「ありがとうね。2人とも。異世界人の僕の世話してくれて…」
「大丈夫だぜ?お前とのパーティもなかなか楽しかったし。」
「私も楽しかったわ!…また会えるわよね?」

エリーシャが暗い顔で見てくる。シオンもそれを少し隠していた。

「また、会えるさ!
…これでさよならだけどまた会えるよ♪てね?最後は笑ってさよならしようよ!」

そう言って僕は笑顔を浮かべる。そうすると2人ともなんとか笑顔を作ってくれた。
僕はエギルからもらった『元の世界の道しるべ』のアイテムの使用ボタンにyesを押す。
そうするとキラキラと僕の周りが輝き。そして。

「またね!…白の剣士!シオン!それに戦場のプリンセス!エリーシャちゃん!」
「ああ!まあ一緒に戦おうぜ!…今度は違うゲームでも共闘しようぜ!」

とシオン。

「じゃあね♪今度はちゃんとスノーの歌。聞いて見たいな♪戦闘中じゃなくて。」

とエリーシャ。

「ああ!…またね!」

光は強くなり僕を包んでいった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

目を覚ますと元の世界の鏡の前に戻っていた。どうやら記憶が消える!とか魂にダメージをくらい廃人状態に…という風にはなっていなかった。

「ふー…戻ってこれた…無事になんとか帰還か。」

シオンとエリーシャ。この2人との出会いはとても不思議な出会いだった。とても楽しく。なおかつとても強い。そんな2人だった。

「また…会えるさ!」

僕はこの不思議な出会いを胸にしまいつつホームの39層に帰っていた。
そして僕の右手には『次元を超えた絆』というアイテムが握られていた。













































「シオン何それ?」

スノードロップが元の世界に帰り。俺たちのホームに帰る時エリーシャがいつの間にか握られていたアイテムに気がついた。

「ん…?『次元を超えた絆』?なんに使うんだろう?」
「さあ…きっとスノーとの思い出…勲章みたいな物だと思うぜ。俺はな。エリー。」
「ふふ…きっとそうね。」

シオンとエリーシャもそれを見て。クスッと2人で笑いながらあの歌って戦う大鎌使いを思い出していた。 
 

 
後書き
コラボ編は以上です!

スノー「やったね!ではでは…」

息抜きは終わりで!また本編でお会いしましょう!
そしてローレライさん!本当にありがとうございました! 
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