改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
4話(改正)
前書き
やっと、原作キャラと出会います。
転生して、1週間が経過しました。
やっと、能力の加減がつかめたので地球に来ることが出来ました。
エヴォリュダーの方は、2日で何とかなりましたが、サイコドライバーの方は、悪戦苦闘しました。
ノルンにも、超能力を訓練するための設備、または、装置は無いかと尋ねましたが、答えはないそうです。
まず、設備を作るにもそのための知識は無く、神様も制御のための装置を入れていてくれませんでした。
ジェイルにも尋ねましたが、オリジナルも研究したことが無いのでわからないと言われましたが、本人は興味があるらしく、私が訓練をする際、色々なデータを計測しては不気味な笑みを浮かべていたのが印象的でした。
そのため、サイコドライバーを安定させるために、いろいろな訓練を試行錯誤しながらした結果、念動力の訓練は卵を潰さずおこなえる様になり、トランプを使用した透視の訓練などいろいろ行いました。
(しかし、予知はどうやって訓練すればいいのでしょうか。そもそも、予知というものがどうやって発動するのかもわからないので訓練自体ができませんでしたし。あれば、危険を回避できるのではと思ったのですが。)
それらの訓練を重点的に行ったために、シミュレーターの方はあれから2度しか行うことができず、メギロート三体を撃破はすること条件のものと量産型ゲシュペンストMK―Ⅱを1体撃破するものの2つしかできませんでした。
LVアップによるステータスの上昇も格闘は4、射撃は3、技量は3、防御は4、回避4、命中3、SP4だったのでかなり上昇率は高いのは、この体のためだと思われます。
その間、ジェイルは、3日程でガジェット・ドローンを完成させ、6日で生産体制を研究施設内に整えて生産を続けています。
そのために、建築材生産プラントを起動して、月に基地を建造しています。
現在、ガジェットの数も少なく1日しか経っていないので地球から観測される事の無い基地に適した場所を探しているところですが、候補は絞れているので今日か明日には建造を始められると思います。
さて、現実逃避はこれくらいにして現状の打破する方法を考えますか。
まず、私は今ブリタニアの首都ペンドラゴンにいます。
なぜこのような場所にいるかというと1つは秘密基地より転移できるのがここか、月面しか無いためと2つ目に実験のためです。
実験とは私の持っている精神コマンド偵察の把握のために実際に使ってみることと精神感応能力の訓練のために人がいるここに来ました。
まず偵察ですが、視界の範囲内ならSP1で調べたい人物のステータスを調べることができますが、より多くのSPを込めれば、半径1km圏内を頭の中で3D映像として浮かべる事ができ、建物の構造、隠し部屋などの有無、人が隠れていないかどうかなどを調べることもできます。
現状で9kmほどの人物を調べることが出来ます。
次に最大の目的である精神感応能力の訓練なのですが、始めは上手くいっていたのですが、しばらくすると訓練以前の状態になっています。
ここ、ペンドラゴンには、転移してくるところを見られないように早朝来ました。
ペンドラゴンに日本人がいることは、違和感を持たれ、不信感を持たれることになります。
そこで、私が周りに違和感がないと念を飛ばすことにより、認識阻害結界を超能力で再現しようとの試みました。
そして、ジョギングをしている老人が横を何の反応も見せずに通り過ぎていた時に、私は認識障害の結界を再現することが出来ている事を知り、その後も5人ほどすれ違っても違和感を感じる様子が無かったので、確信に変わり、そのために、当初の予定ではペンドラゴンから車で離れて訓練する事を予定でしたが、気が変わり、このままペンドラゴン過ごすことにしました。
これが、失敗でした。
また、外にいるノエルのユニットは情報収集を頼んだレナスによく似た1体(そのユニットには、会社を興してもらい仕事をしながら情報収集を行ってもらっている。)と、新しく稼働させたヴァルキリープロファイルのアーリィによく似た機体には、月面基地の建造を頼んでいます。
そして、シルメリア似の機体には、現在購入してきてもらったものの整理を頼んでいます。
そのため、レナス似の機体が何かあった時にフォローの為に一緒にいてくれたのですが、実験も上手くいき、朝に人と会う約束をしていると言っていたので仕事に出てもらいました。
確かに、人がまばらなときなら問題なかったのですが、人が増えてくるとだんだんと気分が悪くなり、船酔いのひどい状態になっていくのを感じ、なぜかと考えると原因が理解できました。
他者の念が私に入ってくるのを感じるのです。
どうやら、サイコドライバー系の他の能力と同じように精神感応能力もしっかりと暴走しているようでした。
(受信力が強すぎます。100人以上の思念が入ってきてるみたいです。)
しばらくして、とても耐えられなくなりうずくまっていたのですが、誰も助けようとしません。
なぜかは、理解しています。
認識障害の結界のためでしょう、他人に苦しんでいると思われなければ、誰も助けようとは思いません。
それなら、結界を解けば良いと思われますが、今度は、私が日本人である事が問題となり、どうしても解除することも出来ずにいました。
ふと、かつてジャンプで読んでいたアウターゾーンであった話で永遠に透明人間になった男が最終的に車にひかれ、即死はしなかったのですが、重傷を負い誰にも助けられずに死んでしまうというものを思い出してしまいました。
そのため、この状況をなんとかできるのは自分だけと思い打破する方法を考えました。
(このまま、耐えることはできますが夜まで耐えられるかどうかは不明ですし、現実的ではありません。かといって助けは呼べませんし、後は人の少ないところを探すしかないのですが、そうだ、偵察を使いましょう。そして、近くの人の少ないところを探すしかこの状況を打破することができません。)
そして、偵察を使い、2kmほどいったところに大きな公園だあることに気がつき、何とか気力を振り絞って公園まで来ました。
そして、今の公園のベンチに座っている状態に至ります。
「は~2kmで助かりました。なんとか来ることができましたから、それに今日が平日で助かりました。そうでないとこの公園にも人がいっぱいだったでしょうから。」
(それにしても、作中でマオが心の声に苦しまされていましたからどんな感じかと思いましたが、まさか自分が味わう事になるとは思いませんでした。まあ、私は他者の念が頭に直接入ってくるのと耳元で心の声が聞こえるのと違いがありますが。)
それにしても危ないところでした。
あのままあそこにいたらいつ気絶してもおかしくありませんでしたから。
噴水にモニュメント、木がたくさん植えているので、ここは、かなり大きな公園のようです。
私の視界内に人がいない事を確認し、精神感応能力を一度解除します。
そうして、解除してみると思念が消えて普通の状態に戻りました。
どうやら、精神感応能力を使用していると精神防壁が全く働かなくなるようです。
「は~こんなことなら予定どうりの行動を取るべきでした。しかし、どうしますかここから出るにも結界を再び張らないといけませんし、そうするとまたあの状態に逆戻りでしょうね。手間ですけど落ち着いたらノルンに向かいに来てもらいますか。」
そう考えてあたりを見渡すと私が目視できる範囲内の1km先に少女が一人ベンチに座っているのを確認しました。
それだけならよかったのですが、少女の目が生気のない魚の死んだような目をしているのが気になりました。
「気になりますし、周りに人がいないようですし行ってみますか。」
そう判断して少女の元に行きました。その時、結界を張ってからですが。
そうして、少女の前に来ると少女の顔は感情が抜け落ちた様になっており、目から涙を流した跡があります。
どうしても気になってしまい話しかけることにしました。
「泣いているようですが、どうしたんですか。」
「記憶がないの。」
どこかで聞いたセリフに驚きました。
本当にどこかで聞いたセリフなので、少女の容姿を見るとピンク色の髪で後ろに髪を纏めていること、無表情な顔、先ほどのセリフ。
私には、これらのことから連想される名前が1つあります。
正直外れて欲しいのですがダメでしょう。
一類の望みを賭けて偵察を掛けると少女のスキルが頭に入ります。
名前:アーニャ・アールストレイム
LV:1
PP:0
格闘:146
射撃:148
技量:178
防御:112
回避:169
命中:174
SP:51
性格:強気
成長タイプ:射撃・回避
空:A
陸:A
海;B
宇:A
スキル:底力Lv3
援護攻撃
サイズ無効
Eセーブ
ガード
・・・・・・・・やはり、希望はありませんでしたか。
それにしても、この子がアーニャ・アールストレイム。未来の最年少にしてナイトオブラウンズのシックスなった少女ですか。
道理で何気に私よりステータス高いものが多いので、少しショックを受けました。
内心いろいろ考えていましたが、この少女を放置しておくことは出来ないので少女に話し掛けます。
「記憶がないのではわからないので詳しく話をしてくれませんか。」
「2年ぐらい前から記憶が曖昧になる。どうしても記憶に抜け落ちてしまう。」
「どういう時に起こっているんですか。」
「わからない。どうしたもわからない。」
顔を伏せてしまいます。
(まあ、理由はわかっているんですがね。)
この少女の記憶の断絶は、ある事件が発端となっている。
その事件とは、V.V.によるマリアンヌ暗殺事件。
シャルルとマリアンヌが分かり合うことが嫌だったためにV.V.がマリアンヌを暗殺するところをアリエス宮に行儀見習いで来ていた彼女が目撃し、その場に居合わせたことでマリアンヌのその時に発動させた「他人の心を渡るギアス」によりマリアンヌが彼女のなかに宿ったために起こっている。
なぜなら、マリアンヌの意識が表層にでている間は、彼女の意識・記憶が断絶してしまい、彼女が記憶がない事が嘆く理由になっている。
どうやら、彼女の様子からかなりの頻度でマリアンヌの意識が表層にでているようで、自分の記憶が信用出来ずに絶望的になっているように感じました。
彼女はどうやらまだ写真などのに記録することをやっていないようなのでとりあえず、根本的な解決になりませんが。
「なら他の物に記録するというのは、どうでしょうか。」
「ほかのもので・・・・」
「そうですねー。このカメラではどうですか。」
と言って、ポケットより、カメラを取り出し見せます。
「これでどうやって記録するの。」
「こうするのですよ。笑ってください。」
そう言うと私の方に顔をむけてくれましたが、それでも笑顔はできないようですが、そこを撮し、そのデータを彼女に見せます。
「わぁ~」と言って彼女は食い入るように見ています。喜んでもらえたようです。そのため、本人に、
「このカメラはあなたに上げましょう。大事にしてください。」
と話しかけカメラの使い方を教えます。
彼女はすぐに使いこなせるようになったので。
「それでは、私は失礼させてもいましょうか。大変かもしれないですけどがんばってください。」
そう言って頭を数回撫でた後に、背を向けて離れようとすると何かに引っ張られたので振り返ると彼女が私の服を引っ張っており。
「アーニャ・アールストレイム。」
「はい?」
「私の名前。」
「良い名前ですね。それでは、私はカイ・テンノウジといいます。」
「手伝って。」
「何をですか。」
「記録を手伝って。」
「しかし、私などより親しい友人などと記録をしたほうが良いのではないでしょうか。」
「カメラをくれた。記録の作り方も教えてくれた。だから、友達。」
そうして、わずかに首を傾けるアーニャ。その様子はとても可愛らしいのですが、今の私はどこをどう見ても少女をモノで釣る悪い男に見えることでしょう。結界がなければですが。
「私達、今日初めて会ったではないのでしょうか。それと私、あなたが不審者に連れて行かれないか心配なのですが。」
「戒、不審者なの。」
「それは、違いますが。」
「じゃあ、友達。」
「もしかして、友達か不審者かの二択しかないのでしょうか。」
「友達じゃないの。」
シュンとなり、どんどん語尾が弱くなっていき、涙が目尻に溜まりだし始めたので説得を諦めました。
「わかりました。友達なので手伝いましょう。」
「ありがとう。」
そのまま、今日の夕方まで手伝うこととなりクタクタになり、ノルンが用意していた家から秘密基地に転移することとなりました。
しかも、明日の約束まで取り付けられてしまいました。
これが、これから長い付き合いになる彼女との出会いであり、彼女曰く初めて一緒に記録をしてとても楽しかった記念すべき日。
ともかく、こうして私とアーニャが知り合ったことに歯車は回りだしました。
良くも悪くもこの日こそが初めて、私が本当の意味でこの世界に足をつけた日なのでしょう。
後書き
名前:天王寺 戒
LV:4
PP:40
格闘:142
射撃:121
技量:126
防御:142
回避:155
命中:167
SP:96
性格:冷静(???)
エースボーナス:???
成長タイプ:格闘・特殊
空:A
陸:A
海:B
宇:A
精神:偵察1~
??
??
??
??
??
スキル:※エヴォリュダー(勇者LV9&底力LV9&戦意高揚)
※サイコドライバーLV1(念動力LV10&SP回復)
※完全記憶能力
???
???
???
GP:4000
秘密基地(131/131)
ページ上へ戻る