改正版　後悔先に立たず、後に立つべし

「起きてください。起きてください。ある程度の情報をまとめました。」

　その声が聞こえてきた為に、目を開けると昨日休んだ秘密基地の自室であることに気が付きます。

「やはり、夢ではありませんでしたか。」

　昨日は、寝て起きたら、もしかしたら夢だったということになるのを期待しましたが、やはり、夢ではなかったようです。
　それならば、この変わり果てた体ともうまく付き合っていかないといけません。
　ですが、思えばあんなハイスペックの機体を基準にしなければよかったとも後悔も生まれてきます。

「は～。これからのこともしっかりと考えていかないといけないのに後悔ばかりしていてはいけませんしね。そういえば、名前は何がよいでしょうか。外部作業ユニットが三体ありますし、ヴァルキリープロファイルのレナスに変化した姿に似ていました。レナスは三姉妹だったはずです。運命の三姉妹の女神のことを北欧神話では確かノルンと言っていたはずなのでノルンという名にするとしましょうか。」

　昨日休む前に着替えたパジャマからＴシャツとジーパンに着替えて、外に出ると突然声を掛けられます。

「おはようございます。」
「ああ、おはよう。」
「それでは、調べた情報をお話しします。」
「その前に名前を決めたので言っていいですか。」
「ありがとうございます。どのような名前なのでしょうか。」
「ノルンと名前にしましたが、いいでしょうか。」
「素敵な名前をありがとうございます。」
「喜んでもらえたらのなら幸いです。それでは、報告をお願いします。」
「わかりました。極東事変は２年前すでに起こっており、日本はエリア１１になっています。ですので、外ではマスターの外見はイレブンと見なされて迫害される危険があります。」
「そうですか、やっかいな世界に来てしまいなしたね。原作でいえば４、５年前ですか。だめですね、すぐに原作のことが思い浮かんでしまいます。悪しき考え方です。注意しないと。ところでマスターとは、どういうことでしょうか。」
「もちろん、この基地の所有者だからです。それとも、指令やご主人様と呼んだ方がよろしいでしょうか。」
「戒と呼び捨てでお願いします。次は、私にギアスは効くと思いますか。」
「すでに、戒は生機融合体であり、人間の脳とは違うので効かないと思われますが、人をベースにしているので絶対大丈夫とは保証できないでしょう。」
「そうですか、ルルーシュやシャルルのギアスなら防ぐことも難しくないのですが、そんなことないですね。油断できる相手ではありません。そんなことをすれば、直ぐに足元をすくわれてしまいそうです。それなら、どうしましょうか。」
「確実性を求めるなら特殊スキル学習装置にて精神耐性を覚えてみてはどうですか。」
「なるほど、それはいいかもしれませんね。それに、他の転生者の洗脳系などの能力を防ぐことが出来そうですし。優先的に精神耐性を習得するようにしましょう。それで、元素転換装置の方は問題ありませんか。」
「はい問題ありません。すでに、二回目にはいっています。」
「空間倉庫の中にＯＧ物資、変換されたものは入っています。よかった。それで、生産ラインとプラントの起動を行いましょう。」
「それが良いでしょう。」
「ノートパソコン等は入手できましたか。それに、外部作業ユニットはどうしていますか。」
「再び、情報取集にはいっていますが、入手したものはここにあります。もう１体は待機しています。呼びましょうか。」
「ええ、お願いします。能力がコントロールができているか確認作業を手伝って欲しいので。」
「わかりました。」

　しばらくすると、ヴァルキリープロファイル２のシルメリアに良く似た紫のスーツを着た女性がこちらにやってきました。

「前の機体とは、変化した姿と違うのですね。」
「それは、同じ顔のものが複数一ヶ所に居れば明らかに異常な事だと他者に悟られてしまいます。」
「確かにあり得る状況ではありませんね。」
「それでは、私はどうすればいいのですか。」
「缶を１つ、私の前に置いてください。」
「わかりました。」

　その言葉の終わりとともに私の前に１つ缶を置いてくれます。
　その缶をいつもやっているように取ろうとして缶を掴むとぐしゃっという音がして缶を握りつぶしてしまいます。

「は～。やはり、力加減ができないようですね。予想どうりなのですが、しばらくは、外出できませんね。次は念動力を使ってみますか。缶をまた置いてください。（しかし、服を着る時はなんでやぶれなかったんでしょうね。）」
「わかりました。」

　また缶を私の前に置いてくれます。その缶に対して頭の中で空に浮かぶイメージ浮かべ念動力を使用します。
　この缶も先ほどの缶と同じようにつぶれてしまい、その状態で浮かびます。

「は～こちらも同じようですね。とりあえず、コントロールを習得しないと暴走するかもしれません。これから大変ですね。まあ、引きこもってばかりもいけませんから練習しますか。」

　力加減と能力のコントロールを覚えるために缶で練習します。
　何度も何度も繰り返しているうちに、念動力は上手くいっているとはいえませんが、力加減の方は上手くいくようになっていきました。

「なるほど、サイコドライバーよりエヴォリュダーのほうが安定しているですね。いえ、むしろサイコドライバーはデメリットで不安定な能力なのかもしれません。」

そう考えると軽く鬱になってきます。
　エヴォリュダーは個人で何とおらまる力ですが、サイコドライバーは違う。
　神の如き力で世界にも個人で干渉が出来る程、強力すぎる力が不安定で暴走する可能性を秘めているのだから。

「あわててもしかたないので明日からは、超能力の訓練を重点的にやりますか。根を詰めすぎてもいけませんし。」
「それでは、休まれますか。」
「いいえ、空間倉庫の強化パーツの把握を始めます。その次に、機体開発の為の科学者を生成します。その後でシミュレーターをやるつもりです。」
「それでは、外部作業ユニットを直してください。」
「いえ、それには及びません。常にこの機体でサポートをお願いします。」
「わかりました。では、強化パーツの説明にはいります。機体に装着することにより様々な効果えることができる。ですが、装着するには強化パーツ装着装置が必要です。現在所有している強化パーツはスーパーロボット大戦シリーズをクリアーしたことによる勇者の印、スーパーロボット大戦αシリーズをクリアーしたことによる鋼の魂、スーパーロボット大戦ＯＧをクリアーしたことによる高性能電子頭脳、スーパーロボット大戦ＯＧ外伝をクリアーしたことによるテスラ・ドライブＳ、第二次スーパーロボット大戦ＯＧをクリアーしたことによるＧ・テリトリー、スーパーロボット大戦ＡをクリアーしたことによるＥＧ装甲、スーパーロボット大戦Ｒをクリアーしたことによる時流エンジン、スーパーロボット大戦Ｄをクリアーしたことによるレースアルカーナ、スーパーロボット大戦Ｊをクリアーしたことによるオルゴン・クラウド、スーパーロボット大戦ＭＸをクリアーしたことによるＴＥエンジン、魔装機神Ⅰをクリアーしたことによるプラーナコンバーター、スーパーロボット大戦ＷをクリアーしたことによるＺ・Ｏアーマー、スーパーロボット大戦Ｋをクリアーしたことによるクリスタル・ハート、スーパーロボット大戦ＺをクリアーしたことによるＴ－ＬＩＮＫセンサー、第二次スーパーロボット大戦Ｚ破界編・再世編をクリアーしたことによるハイパージャマーが特典として進呈されます。」
「私が今までクリアーしてきたものですか。」
「そのとうりです。」
「そうですか、この強化パーツはＧＰに変更可能ですか。」
「可能ですが、再び入手することは不可能だと思われます。」
「これは、現時点で判断しずらいですね。では、レースアルカーナをＧＰに変換して、その後、強化パーツ装着装置を増設できますか。」
「レースアルカーナが４万ＧＰになります。そして、強化パーツ装着装着２万ＧＰなので可能です。」

（ならレースアルカーナをＧＰにして強化パート装着装置と食糧プラントのＬ、日常品生産プラントのＬを入手しますか。）

　そのように、決めたのちにＧＰ変換装置にてＧＰに変換して、空間そのものを拡張し、強化パーツ装着装置、食糧プラントＬ、日常品生産プラントＬを選択して増設し、科学者の生成を行う為、空間倉庫よりとあるポットを取り出します。

（これを使用しても良いのでしょうか、明らかに嫌な予感がします。）

　この装置とは、空間倉庫より取り出した目の前にあるポットのことです。
　私をサポートしてくれるもの優秀な科学者（マッ〇）の生成装置です。
　伏字にする必要がないように感じるのは私だけでしょうか。
　明らかに生成されるのがマッドになるようです。
　そのために、生成することを躊躇ってしまいます。

「本当にどうしましょううか。」

　現状で優秀な科学者は必要不可欠なので、使用したいという気持ちが強いのですが、マッドを生産して大丈夫なのかが心配になりどうしても使用に踏み切れません。
　自分が止めることは可能なのか、性格の破綻者が生成されてしまうのではないかという思いがどうしても躊躇わせてしまいます。
　そして、１時間ほど熟考した果てに私は使用することを選択しました。

「科学者は、どうしても機体を製作するには必要になります。それが優秀ならなおさらに必要になるでしょう。監視は、ノルンに頼むことにしましょう。ＯＧ物資の使用量を減らすためにも、作業ユニットの開発のためにもどうしても必要になります。」

　後に、彼はこの選択を心底後悔し、同時に感謝する事になる。
　

　ポットにある機動のボタンを押す「ヴィーン」という音がして画面に選択肢が表示されます。

モデルとなる科学者

〇ェ〇ル・ス〇リ〇ッ〇ィ　（〇限〇欲〇）

ド〇タ〇・〇エ〇ト （ギ〇ーの〇チ〇イ）

〇ノ〇 束 （天〇う〇ぎ）

ビ〇ン・〇ル〇ーク （Ｄ〇総〇）

モデルになっている人物が、私にもわかるのはドクター・ウエイト、篠ノ之束、ビアン・ゾルダーク、の３人だけでもかなり厄介な人物で私の手に負えないような予感がしますが、ジェイル・スカリエッティだけあまり、聞き覚えがなないので判断しづらいです。
　ドクター・ウエイトはダメですね。　
　友情に厚く義理堅いところがありますが、巨大ロボと人造人間は制作していましたが、今一番ほしい作業ユニットを制作することができるのかが不明です。
　篠ノ之　束もダメですね。
　作中、無人機を制作していましたが、自分の興味のあることにしか関心を持とうせずにこちらの頼みを聞いてくれるのかが、未知数過ぎるでしょう。
　ビアン・ゾルダークはどうでしょう。
　この方はカリスマもあり、政治、科学なんでもできる万能の天才なので作業ユニットもすぐに制作してくれそうですし、マッドでなく常識もあり、人格も良い方なのですが、試練としていろいろな困難を用意した挙句、最終的には究極なロボで襲いかかられそうな気がしますし、いつの間にか圧倒的なカリスマを発揮して組織を知らないあいだに立ち上げていそうです。
　そして、あまり知らないジェイル・スカリエッティですが、確か無人機を大量に作っていたような気がします。　
　候補としては、ビアンとジェイルのどちらかなのでしょうが、どちらにしますか。
　ジェイル・スカリエッティにしますか。
　選択しまするとポットが発光し始め、「ヴィーン、ヴィーン」と激しい音がして１０分ほどした後、発光が収まり、ポットが開くと紫の髪をした裸の青年が出てきました。

「ほう、君は私を選択したのかね物好きだね。」
「服を用意します。その他に要望はないのですか。」
「ふむ、私は基本的に君に絶対服従するようにできているのだが、それでもかね。」
「それでも要望は聞くことにする方がこちらにも、あなたにも良いことだと思いますが、やる気があるのとないのとでは、作業の効率が違いますから。ただし、人体実験等は勘弁してください。」
「ならば、遠慮せずに言わせてもらおうかな。君の血液を採血させてくれないかね。君に対する知識は有しているのだが、生機融合体とは、実に興味深い。」
「そうですね、作業ユニットと機動兵器に乗せることのできる人工知能ＡＩを制作して頂ければ、採血だけでなく、検査もしていただいてもいいでしょう。」
「よかろう。だがそうだね、作業ユニットの方はオリジナルが持っていた知識を使いガジェットドローンを改造すれば問題ないのだが、人工知能ＡＩは機動兵器に乗せる為のデータがない。私とて何もないところから生み出すことは不可能だだからかなり時間がかるだろう。そのために、君の持っている高性能電子頭脳を私に解析させてくれないかね。そうすれば、かなり時間の短縮に繋がるだろう。」

　そう言われて、５分ほど考えた後に伝える。

「いいでしょう。研究施設であなたに渡しましょう。」
「それなら、早期に制作できるだろうね。あ～君の検査が楽しみだよ。」
「クローン作たりしないでくださいね。」
「キミが言うなら仕方ないね。諦めるとするか。」
「後、足りないものがあれば、ノルンに伝えてください。入手可能ならなんとかしますから。」
「それでは、行くとしようかね。」
「その前に、名前はどうしますか。」
「そうだね、オリジナルと同じジェイルでいいよ。」
「それでは、ジェイルよろしくお願いします。」
「まかせたまえ。」
　ジェイルは研究施設のある方に向かって行った。
　その後、研究施設で高性能電子頭脳を出し、シミュレーターに向かいＬＶ１を行う事によりレベルが１上昇した。
　内容は、量産型ゲシュペンストＭｋ－Ⅱで７１式戦車バルドング３機とＦ－２８メッサー３機を全滅させるというものだったので初めてでもなんとかなりました。


ー人物説明ー
ノルン
　北欧神話の運命を司る三女神の名からつけられた。秘密基地の制御ＡＩ、戒をサポートするためだけに生み出されたために、命令を実行する為に全てを掛けられ、そこにどれだけの被害が出ようと気にしない。今回の資金集めもカードの偽造を行い。銀行のコンピューターにアクセスし、書き換えを行った。ちなみに、外部作業ユニットの性能は、ゾンダリアンと同じであり、壁抜けなど出来る為たいていの場所には入ることができる。そのため、１００万ＧＰかかり、かなり高額になっている。


ー用語説明ー
強化パーツ装着装置（サイズ５：２万ＧＰ）
　強化パーツを空間倉庫内の機体にＯＧ物資１個消費したのち、１日掛て装備と外すというどちらかの行動を起こすことができる。また、１機につき２つまでしか装備できない。

勇者の印
　装甲を２００上昇させて、運動性を２５上昇させる。そして、勇気をあたえる。

鋼の魂
　装甲を２５０上昇させて、運動性を３０上昇させる。そして、魂をあたえる。

高性能電子頭脳
　機体制御、自動索敵などを行うことにより、運動性を２５上昇させて、射程を上昇させる。

テスラ・ドライブＳ
　高性能なったテスラ・ドライブ、機体に飛行能力をあたえ、移動力を上昇させる。

Ｇ・テリトリー
　グラビコン・システムを使ったＧ・テリトリーを搭載する。１８００までダメージを無効化する。

ＥＧ装甲
　特殊装甲で自己修復機能（大）をあたえる。

時流エンジン
　特殊エンジンでＥＮを回復（大）させる。

レースアルカーナ
　特殊動力、ビームコートＬＶ３（ビーム系攻撃を１４００軽減）、自己修復機能（小）をあたえる。

オルゴン・クラウド
　特殊防御システム、バリアＬＶ３（１４００ダメージを軽減）、転移移動（１ｋｍ圏内）、ＥＮを回復（小）させる。

ＴＥエンジン
　特殊エンジン、ＴＥスフィア（１５００ダメージを軽減）、ＥＮを回復（小）させる。

プラーナコンバーター
　動力機関、攻撃力＋５００される。

Ｚ・Ｏアーマー
　ゾル・オリハルコ二ウム製の装甲、最大ＨＰを１５００、装甲を２５０上昇させる。

クリスタル・ハート
　感情を力に変える半永久機関、気力が１２０から発動し、そこから１０上昇することに攻撃力が　１０％上昇し、最大５０％まで上昇する。また、１２０よりバリアも発動し、気力が１０上昇することにより５００ずつ無効化する量を増やし、最大３０００まで無効化する。

ＴーＬＩＮＫセンサー
　Ｔ－ＬＩＮＫシステムを機体に内蔵させる。

ハイパージャマー
　レーダーをかく乱し、ステルス機能を機体に内蔵させる。



 

名前：天王寺 戒
ＬＶ：２
ＰＰ：１６
格闘：１３４
射撃：１１５
技量：１２０
防御：１３４
回避：１４７
命中：１６１
ＳＰ：８８
性格：冷静（？？？）
エースボーナス：？？？
成長タイプ：格闘・特殊
空：Ａ
陸：Ａ
海：Ｂ
宇：Ａ
精神：偵察１～　　
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スキル：※エヴォリュダー（勇者ＬＶ９＆底力ＬＶ９＆戦意高揚）
　　　　※サイコドライバーＬＶ１（念動力ＬＶ１０＆ＳＰ回復）
　　　　※完全記憶能力
　　　　　？？？
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ＧＰ：４０００
秘密基地（１３１/１３１）