モンスターハンター ~厄災の狩人達~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
黒蝕の陰、天廻の陽
次の依頼
前書き
新天地での初依頼を無事に終えたアルフレッド一行。
料理長ネコとの会話に勤しんでいた…。
「ク、クンチュウをハンマー一つで砕きおったじゃとォ!?」
移動型集会所のギルドマスターはまたも加えていたパイプが床に落っこちるほど口を大きく開けた
「あ、ああ。キレイにクンチュウが割れてた。ちょっと見てて気持ち悪かったがあの怪力はどうやら本物のようなんだマスター。」
「それにつけても今までどんなハンターでも刃を通さなかったクンチュウの外殻じゃぞ!?
クンチュウが盾虫と呼ばれる所以を知っておるのかそやつは!」
「いや知らないだろう。とにかく俺はますますアイツらの事が気に入ったよギルドマスター!」
「ううむ…この世には本当にワシやお主の知らぬ物事が沢山じゃ…。」
「それじゃなマスター!」
ジャックスはまた矢の如く集会所を後にした。
その数分前ごろ、屋台の前
「むむ、依頼を達成してきてくれたニャルね。ありがと300万ゼニーニャルよ。」
「なんだ?300万ゼニーって。そんなにくれるのか?」
傾げるダイラスの首にアルフレッドが丁寧に突っ込みを入れた。
「そんなわけないだろう。どうやらこの地方で流行っている駄洒落みたいなもののようだね。」
「そういうことニャル。静かに笑ってて欲しかったニャルよ。」
「そりゃ申し訳なかった…。」
恥ずかしそうにダイラスが頭を掻いた。
「そういえばあのヒラヒラハンターとクールハンターはどこへ行ったニャルか?」
料理長はこの場に居ないアルマとマトレガに気づいた。
「ああ、あの人たちなら今は我らの団のマイハウス…でしたっけ?そこに居ますよ。」
「ふむ…そうニャルか。いや、気にしないでいいニャルよ。
そんなことより次の依頼を任せてもいいニャルか?」
料理長のこの一言に目を輝かせるダイラス。
「次の依頼!?何だ?何が出てくるんだ!?
古龍でもいいぞ!」
「こんな平和なところに古龍が出てくるわけないだろう…。」
またも冷静なツッコミ。
「血気盛んでいいニャルね。内容はカンタン。
またまた荷物を頼んだのだが、今度はアルセルタスという甲虫種のモンスターに邪魔されているようニャル。こいつを退治してほしいニャル。」
「…ソイツはデカいのか?」
ダイラスは固唾を呑んで尋ねる。
「アイルーやクンチュウに比べれば途方もなく大きいニャルよ。」
ダイラスはこれを聞くや否や静かにガッツポーズを上げた。
背中には「ようやくハンターらしい依頼が来た!!」とでも書いてあるかのようだった。
このガッツポーズの瞬間に集会所の方から騒がしい音が聞こえてきた。
「やあ、待たせてしまってすまない!」
集会所でギルドマスターと話していたジャックスである。
ジャックスはダイラスのガッツポーズを見るや否や
「何だ?どうかしたのか?」
と息を切らしながら問うた。
「このハンターたちにアルセルタスの狩猟を依頼していたところニャル。
考えようではこの依頼を達成できたらジャックスのキャラバンに入ってもいいニャルよ。」
「それは本当か料理長!」
ジャックスは顔色を一気に嬉しいに変えて料理長ネコの両肩をワシ掴みにした。
「い、痛い痛いニャル。お前さんは元気がよすぎるニャルよ。」
「すまない…。どうにも喜ぶと我を忘れるようでな…。」
ジャックスはアルフレッド達に向き直り
「では諸君、料理長ネコ入団のためアルセルタスの狩猟を命ずる!
さぁ行ってこい!!」
「おう!」
というしばしいい雰囲気が流れたが
「…くぅ~!今俺は猛烈に感動している!何せキャラバンマスターっぽい事が言えたからな!!」
ジャックスの口元が緩んだ笑みとそのギャップ盛りだくさんなセリフにアルフレッド達は思わずずっこけた。
「ジャックスさんに慣れるにはまだ時間がかかりそうだなぁ…」
汗を拭くアルフレッド達であった。
後書き
コヒューコヒュー
30分で仕上げました(白目
しかし面白くなくなっているかもしれない。
どうやらキャッキャウフフを盛り込むと面白さ100倍らしいので
程よくぶちこんでいきます(ゲス顔
ページ上へ戻る