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神々の塔

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第九十一話 最後の戦を終えてその十一

「朝に風呂や」
「それに入るな」
「それでや」
「二日酔いを解消するな」
「どっちみち入るやろ」
「ああ、最上階にも多分神霊さん達がおられる」
「神霊さん達にお会いするんやったらな」 
 トウェインはそれならと話した。
「もうな」
「身体を清めんとあかん」
「そやからな」
「翌朝はな」
「絶対にお風呂に入るな」
「そうなるわ」
「それやとや」
 メルヴィルは山盛りのサラダを食べつつ言った。
「もうな」
「酔い潰れるの上等で飲むか」
 芥川は今はブランデーを飲んでいる、ロックのそれを飲みながら自分の前にナッツ類を持ってきている。
「朝はお風呂に入るんやったら」
「それで二日酔い解消できるんやったらな」
「そうするか」
「明日の朝はまずは服を脱いで」 
 脱衣場でというのだ。
「サウナに入ってな」
「汗をかいてか」
「まずはな、そうしてな」
 サウナで汗をかいてというのだ。
「そこで酒をや」
「抜くな」
「とことんな」
 そうするというのだ。
「そうする、そしてな」
「そのうえでか」
「そや」
 まさにというのだ。
「水風呂にも湯舟にも入ってな」
「お酒を抜くな」
「そうもしてな」
「サウナだけやないな」
「もうとことんな」
 そう言っていいまでにというのだ。
「そうするわ」
「そのつもりで飲むか」
「こうしてな」
 メルヴィルはコニャックを一気飲みして言った。
「飲んだるわ」
「そうするか」
「吐かんかったらええ」
「そういうことやな」
「それやと酔い潰れてもな」
「問題なしやな」
「そうや、朝起きたら這ってでもや」
 二日酔いで動けずともというのだ。
「それでもや」
「お風呂場に行って」
「死ぬ気で服脱いでな」 
「お風呂に入るな」
「二日酔いはほんまお風呂や」
「汗かくとな」
「一発で抜けるからな」
 今度はハンバーガーを食べつつ言った。 
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