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レーヴァティン

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第二百五十八話 ヴェネツィアへ向かいその十一

 それからオートミールを食べた、言うまでもなく麦の料理でありこの浮島では主食となっているものである。
「どれも」
「そうよね」
「あとスパゲティも」
 清音はこちらの料理のことも話した。
「麦で作るけれど」
「主食じゃないわね」
「東の浮島とか日本では麺類は主食の場合があるわ」
「中国でもね」
「麺類は主食で」
「それでご飯食べないわね」
「関西じゃおかずだけれど」
 うどんにしてもだ、そしてお好み焼きもだ。
「そうだけれど」
「関東とかじゃそうね」
「東の浮島でもよね」
「東国の方は主食ね」
「そうなっているわ」
「けれどこっちじゃ」
 西の浮島ではというのだ。
「スパゲティ、パスタはね」
「リゾットやパエリアと同じでね」
「スープだからね」
 留奈はゆで卵を食べつつ応えた。
「そうした扱いだから」
「主食じゃないわ」
「パンは別よ」
「そうして食べてるわ」
「そうよね、けれどお米は」
 留奈はあらためて話した。
「やっぱりね」
「おかずね」
「麦が主食で」
「そしてジャガイモも」
「そうなっているわね」
「こちらではね」
「そうよね」
 清音に応えた。
「やっぱりね」
「そうなっていて」
「主食の区分はね」
「違ってるわね」
「それも慣れてきたわね」
「この浮島ではね」
「そしてね」  
 さらに言うのだった。
「起きた世界では」
「関西の感じでね」
「親しんでるわね」
「おうどんを食べても」
 清音はこの麺類から話した。
「おかずよね」
「うどん定食よ」
「お蕎麦を食べても」
「ご飯食べてね」
「ミニ丼とか食べるわよね」
「一緒にね」
「それでね」
 さらに話すのだった。
「お好み焼き定食」
「焼きそば定食もね」
「食べるわよね」
「そうしたのをおかずにして」
「ご飯食べるわね」
「普通にね」
「というかお好み焼き定食をおかしいって言うのは」
 それはというのだ。 
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