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レーヴァティン

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第二百五十七話 酒の後でその十二

「それでだよ」
「洗ったわね」
「そうしたからね」
「奇麗たいな」
「そこで身体も洗ってそれだけでもたい」
「酒が抜けたよ」
 それだけでも酒は抜けるものだ、ただし二日酔いが酷いと完全でない。
「その分楽になったよ」
「それは何よりたい、それではとよ」
「サウナに入ってね」
「じっくりと汗をかいてたい」 
 見れば二人だけでなく他の面々も汗をかいている、それぞれかいている量は違うがその量は増えてきている。
「そして熱くなったらとよ」
「我慢出来なくなったらね」
「水風呂に入って」
「身体を冷やすね」
「もう一気に冷やして」
 そうしてというのだ。
「そこでもたい」
「酒を抜くね」
「それでまたたい」
「サウナに入るね」
「そうするとよ」
 こう香織に話した。
「今は」
「それがいいね」
「実際お酒がどんどん抜けていってるたいね」
「さっきよりずっとましだよ」
 桜子は香織に笑って答えた。
「特に起きた時と比べたらね」
「違うたいな」
「かなり抜けてね」
 酒がというのだ。
「楽になってきたよ」
「どれだけ苦しくても」
 二日酔いでというのだ。
「お風呂特にサウナに入られたらたい」
「入るべきだね」
「入ってしまえばたい」
 そうすればというのだ。
「お酒が一気に抜けてたい」
「楽になるね」
「そうたい」
「いや、ほんま楽になってきたわ」
 美奈代も笑っていった、彼女が一番汗をかいていて全身既に汗が玉の様な状態から滝の様なそれになっている。
「汗かいて」
「そうね、ただね」 
 双葉が応えた。
「もうね」
「限界やな」
「あんたの方が汗かいてるけれど」
 双葉は汗だくというか濡れそぼっている美奈代を見て話した。
「私もね」
「かなりやな」
「もう身体が熱くなってね」
「そろそろやな」
「限界だから」
 それでというのだ。 
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