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レーヴァティン

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第二百五十七話 酒の後でその十三

「今から水風呂に入るわ」
「ほなうちもな」
「サウナはね」
 何といってもというのだ。
「やっぱりね」
「途中水風呂に入ってな」
「汗を落として」 
 そうしてというのだ。
「身体を冷やすのがね」
「ええな」
「さもないと何度も入られないわ」
「その通りやな」
「だからね」
 それでというのだ。
「今からね」
「水風呂に入るんやな」
「そうするわ」
「ほなうちもな」
 美奈代は双葉が水風呂に入ると聞いて言った。
「今からや」
「水風呂に入るのね」
「そうするわ、そして汗を落として」
「身体を冷やして」
「また入るわ」
 サウナにというのだ。
「そうするわ」
「そうするのね」
「ああ、ほな一緒にな」
「今からね」
「水風呂に入ろうな」
「そうしましょう」
 二人で話してだった。
 一緒にサウナから出て傍にあった水風呂に入った、水風呂はかなりの低温で入ると瞬く間にであった。
 身体が冷えて来た、それで美奈代はくーーーーっと声を出して顔もそうしたものになってからだった。
 はあーーーーーーーっとまた声を出してから言った。
「ええわあ」
「あんたおっさんみたいよ」 
 双葉はそんな美奈代を見て話した。
「表情も」
「おっさんかいな」
「そうだったわよ」
「おばちゃんやないか」
「おっさんよ」 
 そちらだというのだ。
「完全に」
「そこはおばちゃんやないとあかんな」
「何言ってるのよ、二十歳でしょあんた」
「ピチピチのな」
「それでおばさんはね」
 それはとだ、双葉は美奈代にどうかという顔で話した。
「ないわよ」
「いや、おっさんよりましやろ」
「それはね」
「そやからな言うたけど」
「お風呂の入り方にも女の子らしさってあるから」
「今のうちはあかんのやね」
「流石におっさんは駄目でしょ」
 二十歳の女性でというのだ。
「流石にね」
「けどめっちゃ効いたさかい」
「お酒抜けた?」
「サウナで抜けてな」
 そうしてというのだ。 
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