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レーヴァティン

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第二百十八話 上陸作戦その九

「どうしようもないからな」
「用いられんな」
「あいつとかな」
「プロ野球のコミッショナーは」
「傀儡にも出来ない」
「傀儡もそれなりの能力が必要でござるな」
 進太も言った。
「まことに」
「本当だな」
「傀儡イコール無能ではないでござる」
「傀儡もそれなりにな」
「まことに能力が必要でござる」
「屑にはな」
 有能無能の区分に入らない様な輩はというのだ、久志はそうした輩のことを思い出してそのうえで語った。
「どうしてもな」
「出来ないでござるな」
「だからな」
「そうした輩は」
「王に就けない、そもそも傀儡にもな」
「しないでござるな」
「統治を任せるつもりだ」
 それぞれの国のというのだ。
「最初からな」
「だからでござるな」
「王位継承権が高くて」
「能力もある」
「そいつを選んでな」
 そのうえでというのだ。
「それぞれの国を治めてもらう」
「そうするでござるか」
「帝国も広くなった」
 それでとだ、久志は言った。
「だからな」
「それで、ござるな」
「その統治はな」 
 それはというのだ。
「ある程度にしても分権でいくな」
「それぞれの国の」
「中央集権は維持しつつ」
 そしてというのだ。
「そのうえでな」
「分権も進めるでござるな」
「ああ」
「だから四国も」
「それぞれ分けてもな」
「それなりの王に治めてもらう」
 資質のある者達にというのだ。
「そうしてもらう」
「ただ叛乱を防ぐ為に」
「目付は置いてでござるな」
「いざという時は兵をな」
 彼等をというのだ。
「送ってな」
「そうしてでござるな」
「叛乱もな」
「抑えるでござるな」
「ああ、そうしたこともしながら」
「国を治めていき」
「今は四国をな」 
 そのそれぞれの国をというのだ。 
「攻めていくな」
「そうでござるな」
「じゃあ主力はな」
 久志は自分が率いる軍の話もした。
「これからはな」
「リバプールでござるな」
「そっちに行ってな」
 そしてというのだ。
「王様を攻めるぜ」
「そうするでござるな」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。 
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