ドリトル先生の林檎園
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第三幕その一
第三幕 学会の後で
先生は宿に入って温泉と晩ご飯の長野の山の幸をふんだんに使ったお料理と長野県のお酒を楽しんでからでした。
発表する論文のチェックをしました、そうして一緒にいる皆に対して言いました。
「論文もね」
「いいんだね」
「間違いとかなかったね」
「それでちゃんと発表出来るんだね」
「うん、これならね」
まさにというのです。
「大丈夫だよ」
「先生はここには論文の発表で来てるしね」
「学会に参加する為に」
「だったらね」
「論文を忘れたら駄目だね」
「本末転倒だよね」
「そう、だからね」
それでというのです。
「論文は絶対だったから」
「ちゃんとあってよかったね」
「じゃあ明日だね」
「論文を発表するんだね」
「そうするよね」
「そうだよ、そしてね」
さらにお話する先生でした。
「面白いこともあるよ」
「面白いこと?」
「っていうと?」
「だからお蕎麦も食べて」
そしてというのだ。
「木曽や上田や諏訪にも行って」
「ああ、そうだったね」
「長野県のフィールドワークもあったね」
「そっちもあったよ」
「じゃあそっちもしっかり見て回って」
「学ぶんだね」
「そうするよ、そして農業は」
論文を発表するそちらはといいますと。
「長野県の林檎農園を見て」
「そっちもなんだ」
「しっかりと学んで」
「そしてだね」
「今後の学問に活かすんだね」
「そう考えているよ」
実際にというのです。
「だからやるべきことは多いよ」
「何かいつもの旅行より盛沢山?」
「今回の長野県でのことは」
「そうなってる?」
「ひょっとして」
「そうだね、しかも長野県は広いから」
このことからもお話する先生でした。
「移動も結構ね」
「大変だね」
「そうだよね」
「そのことも考えておかないとね」
「長野県は広いってことも」
「そのことも」
「そして盆地が所々にあるんだよ」
先生は地形のお話もしました。
「だから山と山を越えていかないと駄目だから」
「神戸より移動が大変だね」
「神戸は街自体には山がないからね」
「山が後ろにあるけれど」
「それでもね」
「そう、けれどね」
それでもというのです。
「行き来していくよ」
「是非だね」
「そうしていくね」
「それで学問をしていくよね」
「今回も」
「そのつもりだよ」
笑顔で言う先生でした、そうして次の日午前中から学会に出て論文を発表して他の人の論文を読んで発表を聞いてです。
お昼は決まっていました、動物の皆と一緒にお蕎麦屋さんい入りました。
そうしてまずはざるそばを食べて言いました。
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