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ドリトル先生の林檎園

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第三幕その二

「これはね」
「美味しいね」
「かなり美味しいね」
「これはいいね」
「素敵な風味でね」
「香りもいいし」
「コシも絶品だよ」
 動物の皆も笑顔で言います。
「いや、これはね」
「どんどん食べられるよ」
「ざるそばも何杯も」
「それで他のお蕎麦も食べられそうね」
「これから」
「ざるそばはおかわりするけれど」
 先生は笑顔で言いました。
「その後にもね」
「ざるそば以外も注文するね」
「その他のお蕎麦も」
「ざるそばの後で」
「そうするよ」
「いや、本場だけあって」
 チーチーはざるそばを笑顔で食べつつ言うのでした。
「見事な味だね」
「この味なら」
 ジップも言います。
「有名にもなるよ」
「これだけ美味しいとね」
 ガブガブも喜んでいます、食べながら。
「それも納得だよ」
「お蕎麦を麺にしたらこんなに美味しいってね」
 ホワイティの言葉はしみじみとしたものでした。
「そのこと自体が凄い発見だね」
「この風味もいいね」
 老馬もお蕎麦を器用に食べています。
「だから余計に美味しいよ」
「あとおつゆがね」
「ちょっと違うね」
 オシツオサレツはそちらに気付きました。
「関西とはね」
「そうだね」
「こっちのお蕎麦に合ってるつゆね」
 ダブダブはこう指摘しました。
「このそばつゆは」
「だから余計に美味しいんだね」
 トートーはダブダブに応えました。
「このお蕎麦は」
「薬味もいいわね」
 ポリネシアはこちらに注目しています。
「そちらも」
「いや、じゃあね」
「これからね」
 チープサイドの家族が最後にお話します。
「皆でお蕎麦を食べましょう」
「是非ね」
「そうしようね、それでおつゆは」
 先生はこちらのお話をしました、見れば先生はお蕎麦は噛んでそのうえでしっかりと食べています。
「関西のそばつゆとは違うよ」
「あっ、やっぱり」
「これはって思ったけれど」
「やっぱりそうだったんだ」
「そばつゆ違うのね」
「関西のものとは」
「そうだよ、東京の方もね」
 こちらのそばつゆのお話もするのでした。
「違うしね」
「何かあっちは辛いってね」
「よく言われるとね」
「関東のそばつゆは辛いって」
「そうね」
「そうなんだ、あとあっちではお蕎麦は噛まないのは」
 東京の方ではというのです。
 
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