リリカルクエスト
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46日目 ゆういちはきこえないふりをした
まず結果から、このブリッジにいる艦長・ちびっ子・オペレーターのお姉さんは、今までの出来事を知ってるので、呪文の実験だ・・・【セナハ】を掛けられるのを受け入れた。
ちびっ子はブツブツと『そんな魔法があれば・・・』言ってるが、アンタが使える様になるのは無理だろうと思うぞ。
そして、艦長は先程言ってた内容に加え、管理局の意識改革をある上司に当たる人としている事、被害者への謝罪や社会復帰への助力を計画、現在管理局内に蔓延る勢力の一掃など話してくれた。
ちびっ子はというと、『自分の信じていた正義の組織が根底から崩れた』、『でも僕は自分が信じた信念を貫く』みたいな話を述べ、オペレーターのお姉さんは、『私もクロノ君と同じ』だってさ。
まぁ、一応は本音でしゃべってるみたいなので、セナハの効果検証はまだまだ必要かな。
次に、ファタリテ達がプレシアさんや過去の事件の質問をし、
ファタリテ「わかった 一応ここにいるハラオウン艦長達は信用する」
フェイト「でも 完全に信用した訳じゃない」
アリシア「もし 私達やお母さんに酷い事するなら~」
アルフ「黙っちゃいないよ」
リニス「そこの所は くれぐれも忘れないでください」
なのは達も自分が聞きたい事を質問し終え、管理局に対する不信感は多少払拭されたみたいで、協力関係の中身の話になる。
残るジュエルシードの探索は、アースラの探知を用いて反応を感知次第皆に連絡、それまでは皆普通の生活を送って欲しいそうだ。
他にも、情報共有でドルマゲス関連で、ヤツの目的、スキル、管理局で解析したデータを話し合ってる。
時々意見を求められるが、結局現戦力では物量戦になるので、みんながお互いの力量を把握して、変わる戦局に対応した戦い方すればいんじゃね?と提案。
ふむっと一理あるな的に頷くクロノが、
クロノ「悠一 君は対ドルマゲスに加わらないのか?」
の質問にみなが俺の事を、『元々関係なく ジュエルシードもドルマゲスも私達の問題』で収めてくたが、『いざって時には今日みたいに来てくれるよね!!』と10人に睨まれた。
他力本願じゃなく、自分達の力でなんとかしようとするのはいいんだけど、睨む事はないだろ・・・ (TдT)コワイ
話しが一段落して、立花がクロノに、
立花「クロノ君 貴方は知らないだろうから教えておくわ」
管理局で救助した3人の話をしていた。
―――――
―――
―
クロノ「・・・そうか だから君達は知らないフリしてたのか」
立花「そうよ もし3馬鹿を管理局に勧誘するならお薦めしないわ それでも人不足と言って 引き入れたいのなら 私達とは関わらない所でやってよね」
クロノ「母さん・・・艦長に言っておくよ・・・」
非情に残念そうな顔をしてるクロノ。
例えるならその顔は、はぐれメタルやキラーマシンなどの改心率が低い魔物を倒して、立ち上がり仲間になりたそうに見てるのを、間違って【いいえ】と断った時の表情みたいだった。
そんなこんなで、やっとアースラから海鳴市のマンションに戻って参りました。
なのは達は家に帰り、リニスは管理局とのやり取りを記録していたそうで、プレシアさんに報告してくるそうだ。
ってか、リニスさんや、まだアリシアを連れて帰らんのか? (@_@;)
そして、アリシアにちょっかいを掛けられつつも躱しながら考える、ドルマゲスは計7つのジュエルシードを確保している。
まぁ、先の戦闘で深手を負わしたから、多分しばらくは回復に費やすだろう。
もしかしたら、ジュエルシードの魔力を取り込むのに、どっかに引き籠るかもしれんし、その場合はドルマゲスも人間辞めちゃいましたなモンスター化してると思われる。
そうなったら、人間形態でも厳しいのに、アリシア達に管理局が加わったとしても、勝てる要素が更に低くなる。
ドルマゲスがどこにいるかは、DQ8の世界で闇の遺跡にでも行ってみれば、何かわかるかもしれん。
何にしても、週末の連休にでも情報収集でDQ8に行く必要がありそうだな。
万が一の場に備え、竜神族の里に手を打っておかないといけないし、長老たちが話にならんかったら、竜神王にでも話してみよ。
残念なことにDQ8には温泉がないので、テンションは上がらんが・・・
日常では、みんなは艦長の言う通り普通の生活を送っている。
管理局と協力関係になり、ジュエルシードの探査はアースラに任せてあるし、3極から2極になったのも大きいのだろう。
競争の時間に追われていた昨日までのピリピリとした感じはない。
放課後なのは達はアースラに行き、お互いを知るためにクロノを交えた模擬戦をしてるそうだ。
そして俺は、リニスにプレシアさんの下へ連行されていた。
プレシア「リニスから聞いたわ」
昨日の管理局との件を、何故俺に言う必要があるんだろうか?
プレシア「ハラオウン艦長は記録を見る限り信用出来そうだけど 相手は管理局 ハラオウン艦長の力が及ばない所で 何をしてくるかわからないのよ なので悠一君 あの娘達の事を守ってあげてね」
リニス「よろしくお願いしますね 悠一君」
何そんな笑顔で言ってんのアンタ等?
プレシア「それと話は変わるんだけど アリシアの事ね」
はて? なんぞあったんか? (´・ω・`)
プレシア「あの子は魔法の素養 リンカーコアがなかったはずなの 悠一君が生き返らせてくれてから そのコアが出来た そして研究者内で以前からある仮定 リンカーコアは元々誰でも持っている」
これまた難しそうな話で、俺に関係あんの?
プレシア「その覚醒してないコアは 何らかの力に影響された場合 後天的に覚醒するって仮説なんだけど 心当たりない?」
心当たり? んなもんないがな。 (´=ω=`)
プレシア「すずかさんとアリサさん この子達も元々魔法とは関係ない子達ね」
すずかはともかく、アリサは関係ないね。
プレシア「そして3人に共通する事は 悠一君があの子達の近くで魔法を使ってからって話 つまり何が言いたいかと言うと・・・・・」
なんか嫌な予感・・・・ ( ̄△ ̄|||)
プレシア「悠一君の高すぎる魔力に曝されて リンカーコアが覚醒したのじゃないかって事」
顔から血の気が引くのがわかるよ。
人助けをしたら、それが原因で新たな問題って、これもうんのよさの仕業か!?
プレシア「もし この仮定が証明されたら ・・・・・・・・・・・」
プレシアさんが話してる途中、聞くのが怖くなったので、俺は無意識に両耳を手で押さえてた。
後書き
セナハはアニメのアベル伝説から
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