私は、梟谷のマネージャー
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木兎光太郎
「・・・・別にそういうのって下手くそとか関係ないと思うけどな。」
木兎は、真剣な顔をして___に言った。
「やる気があるかないかじゃないのか?」
「・・・・やる気・・・・」
「お前はそういう風に逃げてた。俺はそう、思う。」
「木兎さん・・・・。」
赤葦が木兎を落ち着かせようとしたとき。
「そうだったかもしれません。」
___が呟いた。赤葦は、心配そうに見た。
「やっぱり私にバレー教えてください!!木兎先輩!お願いします!!」
「・・・・おう!あったり前だ!!頑張ろうな!!」
木兎は、あっさりそう言ってくれた。まあ木兎だったからだ。
その日の夜は、木兎に言われた事を少し気にしてたが結局直ぐに寝てしまった。
・・・・次の日
学校につくと校門前で赤葦と会った。
「おはよう!赤葦君!」
「おはよう。」
二人はしばらく無言で歩いていた。
教室に入って席に座ると赤葦は、やっと口を開いた。
「・・・・木兎さんバレーに関してはかなり熱いんだよ。」
木兎の話だ。赤葦は、昨日の事を気にしているみたいだ。
___は、何だか申し訳ない気持ちになった。
「憧れるよ。一生懸命に何かをやろうとしている姿。本当に格好いい。」
___がうつむきながら赤葦に言うと
「___さんは、素直だよね。」
と優しい口調で言った。
でももうその話は、しなかった。お互いに気をつかって。
・・・・
キーンコーンカーンコーン・・・・
「ああー疲れたぁ~やっとお昼だ~」
長い午前の授業がようやく終わってお待ちかねの昼食タイムだ。
___が包みを開けようとしたそのとき・・・・
ダダダダダダダダ
「赤葦ぃ!!!弁当一緒に食おうぜ!!!」
「ひゃあああああああ?!」
いきなり木兎が叫んできて___は、驚いて声をあげてしまった。
やれやれと赤葦が首を振りながら木兎に文句を言った。
「もう・・・・毎日こうじゃいやな意味で目立っちゃいますよ。」
「早くしろ~」
「・・・・他に食べる人いないんですか?」
「皆逃げるんだよ~」
赤葦は、 そりゃそうか。 と思った。
木兎は、平気で人の弁当を食べてしまう。赤葦も初めて一緒に食べた時は、ほとんど食べられたのだ。
「ごめん___さんお昼ご飯つきあってくれない?」
___には、悪いなあと思いつつ一人では嫌なので誘ってみた。
もちろん___はそんな事知らないので いいよ。 と返した。
・・・・
「おぉ!!___まで一緒に食べてくれるとは!!よしよし!!」
「えへへ・・・・////」
___は、木兎に撫でられて嬉しそうな顔をした。
明日になったら二人で逃げる羽目になりそうだが・・・・。
「「いっただきまーす!!」」
「いただきます・・・・。」
「なぁなぁ!!___の弁当って誰が作ったんだ?!すっげえ美味そう!!」
きた・・・・。おかずを狙っているときのセリフ。
「これ私が作ったんです。お母さんは、仕事で居ないので。」
「そうなのか。俺にもちょっと頂戴!!」
赤葦は、ギクッとしたが___は、笑顔で
「私のなんかで良ければぜひ!!」
と言った。((ごめん・・・・___さん・・・・。))
そんな風な事を思っているなんて知らない木兎達は、凄く楽しそうに弁当を食べている。
「!!!美味い!!!これも食べていいか?」
「はい!あいっそのこと全部食べていいですよ。」
「?!!」 「まじで?!」
___は、なんの迷いもなく木兎に弁当を全部あげた。
しかしこれでは、___の食べる弁当が無くなってしまうのでは?!と赤葦が焦った時。
「ただし、条件があります。」
「「???」」
___が条件を出した。
「なんだ?」
木兎は聞き返した。
「はい。私が自分の弁当を全部あげる代わりに木兎先輩の弁当を私に下さい。」
「?!___さん?!」
「!!おうもちろんだ!!ヘイヘイヘイヘイヘーイ!!!」
「わーい!!ありがとうございます~」
___は、そう言って木兎の弁当と交換した。
赤葦は、状況がうまくのみこめずただ唖然としてた。
「?赤葦君?どうしたの?」
「・・・・何でもないよ・・・・。」
そう言って弁当箱をパタンと閉じたのであった・・・・。
・・・・(オマケ)
「___は、凄いなあ。俺___みたいな料理の美味い人彼女にしたいなぁ!!」
「////ほほほ本当ですか?!」
「本当だ!!毎日美味い物食いてえしな!!」
「じゃあ私が毎日お弁当作ってあげますよ!」
「?!いいのか?!」
「はい!喜んで!!」
こうして___は、木兎の弁当を作ることになった。
___と木兎的には、結果オーライ!!!だね(笑)
後書き
閲覧ありがとうございます!
ちょっと前回の木兎さんのとこが少しきつかったせいか、内容のせいか・・・・下がりましたね(笑)
あんまり気にしてないけど。
明日は、木兎さんのHPBですよ!
ぜひ番外編の 梟谷マネ みてくださいね!!
そして一緒に祝ましょうね!!
よろしく!!
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