ALO×HUNTER×なのは
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精霊×契約×転移
メドローアを撃って、適当にジャンプして逃げたボクは、気付いたら知らない森の中にいた。
「ここは何処だろ?」
索敵スキルを起動して、周りを調べて見る。
「敵生命体は確認できないし、大丈夫だよ…………ね?」
装備も確認したけど、何の問題も無い…………でも、服とかは回収しないとだめだね。
「アイテムストレージみたいなのが欲しいけど…………そういえば、アイテムストレージって有るのかな?」
スキルは有るのなら、アイテムストレージも有るかも知れない。
少し調べてみてみようかな。
「ステータスオープン…………ダメか…………」
音声入力じゃないとすると、コマンド入力…………?
でも、コマンドが無いしそれも違う…………ステータス…………ひょっとして、これで行けるかな?
指で空中にボタンが有るかのように押して見る。少し、抵抗感が指先に出たけど、それだけだった。
「何か足りない? 抵抗感があったなら問題無い…………ひょっとして、ボクの想像力?」
正確に言えば、おそらくは具現化の念能力が関係しているのかもしれない。
「それなら、イメージをしっかりと持って…………」
ALO時代のステータスをイメージして、ALOと同じように指作を操作すると、ポーンと言う音と共にステータス画面が表示されちゃった。
NAME:YUUKI
種族:人間
所属ギルド:スリーピング・ナイツ
HP:?????/?????
MP:?????/?????
筋力:750
敏捷度:990
スキルスロット/??
長剣スキル/1000
体術スキル/1000
軽業スキル/1000
料理スキル/600
採取スキル/200
調合スキル/800
索敵スキル/1000
隠密スキル/1000
看破スキル/1000
闇魔法スキル/1000
投擲スキル/100
魔具生成スキル/345
うん、ステータスは出たけど…………色々バグってるね。
スキルスロットの数すらおかしいし…………まぁ、良いや。
「うん、アイテムストレージは…………問題ないみたい…………」
アイテムストレージから鮭おにぎりを取り出してみる。
そのおにぎりは湯気すら出ていてる。
「うん、普通に出来立てで美味しいね」
食べてみると、凄く美味しい。
「まさか、ALO時代のアイテムがそのまま入ってるなんて…………」
流石に装備していた武器とかは無かったけど、十分有り難い。
「さて、明日になったら一旦もどろう」
今日はこのまま眠ろ。だから、ボクは木の上で眠った。
起きたら、一旦、村に戻ったボクは地下からお母さんに作って貰った服を回収して、アイテムストレージに仕舞う。その後、一日中頑張って、みんなのお墓を作った。そして、次の日になった。
「良し、戦闘経験も欲しいからシュテル先生の言っていた天空闘技場に行ってみようかな…………」
もう一度、ランダム転移を行うと、何処かの木々に囲まれた神聖な湖へと付いた。
「綺麗だね…………ところで、あそこの祭壇は何だろ?」
湖の中心には神聖な力を発する祭壇が有った。だからボクはそちらへ向かって飛んでいく。
そして、祭壇に到着する。祭壇には神聖な水色の念を放つ宝玉が嵌められた指輪が有った。その指輪の裏には神字がびっしりと書かれている。
「え〜と、罠は…………」
凝を使って指輪を見るけど、圧倒的な念の量を放っている。何もわかないから、取り敢えず、指輪を取って嵌めて見る。
「うわっ!?」
やっぱり、何か有ったみたいで、ボクの身体から大量の念が光の柱となるほど放出される。普通の人なら死んでいる量の念が放出される…………でも、ボクはマスターしたバトルヒーリングによって、10秒立つと常に一定値のHP…………念が回復していくし、総量も高いから、放出が回復を上回っているけど、それも微々たるもので、この量なら自然回復も合わせて一年は無事に耐えられる量だね。
「あれ、収まってきた?」
念の吸収が収まってきた瞬間、湖全体が振動し、ボクの目の前には、水で出来た円形の門が出現し、その中から水で出来た小さな人型の女の子が現れていた。
「誰?」
『はじめましてなの。妖精の血を引く人間さん、私は水の大精霊なの』
「おお〜ALOだったら、水は水妖精族だけど、この子は大精霊?」
『そうなの。それで、貴女が契約者?』
「多分、そうかな? ボクがこの指輪を嵌めたからだし…………」
『それは契約の指輪で間違い無いなの。それじゃ、とっととわたしに名前をつけてくれるの。それで、契約が成立して、わたしは何時でも呼びかけにおおじてこの世界に顕現出来るの』
「わかった。それじゃ、名前はアス…………これは不味いから、シズクで良いかな?」
『シズク…………了解なの』
「それじゃ、さっそくだけど、天空闘技場って場所、わかるかな?」
『大丈夫なの。水のある所なら、どこでもわかるの』
実際、高さ991mからなる塔が脳内に映し出され、座標を教えられた。
『大丈夫、シズクがちゃんとサポートしてあげるから』
「うん…………」
それから、ボクはシズクのサポートを得て、ジャンプした。
『ふふふ、いい暇つぶしなの…………やっぱり、呼び出して正解だったの…………』
あれ、ハメられた?
でも、いいかな。
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