WvsA‘s ジ・ビギンズナイト
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再開のL・二人のつながり
何とかなのはを振り切った翔子とフィリップ…。
しかし、翔子もなのはも同じ学校に通う小学生であり勿論…
「翔子ちゃんO☆HA☆NA☆SHIなの。」
「げ」
通学中にあっても不思議ではない…。
「あの…なのは…コスプレの事は黙って…」
「あれはコスプレじゃなくて本職なの!それに聞きたいのはあの半分この事なの!」
「ですよね…(コスプレイヤーが本職…)」
どうやらWの事について聞きたいらしい…。翔子はフィリップと宗吉に口止めされているため話すことは出来ないが彼女自身、なのはの頑固さは理解しているため下手したら今朝とは比にならない戦闘に発展するだろう…。
「こっちにも色々事情が…」
「ならそれを話して…」
「いえ…あの…」
今は学校につけば暫くは大丈夫だろう。しかし、この後なのはを振り切るのは至難の技だ。
急いで帰る
待ち伏せされたら逃げられない…。
遠回りして振り切る
これは家にこられたらアウトだ。
「いや~その、あれだ!実はね私は影でヒーローをやってるのよ!それで悪党どもバッタバッタと…」
「じい…」
「一応…間違っちゃいないんだけど…」
一応、翔子もこれからやることは宗吉から聞いている…。内容はまあ…確かに間違はない。
「大人しく引き下がっては…」
「下がらないよ。」
「ですよね~。」
どうしたものか…と思う翔子は
「なのは!!パンツ丸見え!!」
「え!?」
「ほな、さいならー!!」
無理やりその場を逃走した…。
時空管理局航空艦『アースラ』艦長室
「あ~暇~。」
やけに広い部屋の机に翠の髪の女性が椅子を回転させながらだらけていた…。
彼女の名前は『リンディ・ハラオウン』かなりの若さに見えるが実は息子がいちゃったりとかもする。
「仕事なんてとっとと終われば良いと思ってたけど終わったら終わったらで暇ねえ~。」
いつもならアホみたいに忙しかったりする彼女だが何故か今日は自分が頑張ったからかそれとも、仕事の量が少なかったからか…
しかし、いつもと違和感を感じるのが人というモノ。そして…
ビー!!ビー!!ビー!!
「何、警報!?」
嫌な予感ほど…
ガクン…
「で、電気が…」
当たるものである…
「あー!!もうちょっとどうなってんの!?」
突然、照明が消え驚く彼女。
『よう…久し振りだな…』
「!貴方は!?」
突如、彼女の目の前に男の立体映像が現れる。白いソフト帽をしたその男は鳴海 宗吉その人であった…。
「貴方…生きて…」
『確か…例の事件以来か…クロノの坊やは元気か?』
「え?ええ…今は執務官よ。」
『執務官か…』
宗吉は少し悲しそうな顔をする。
「ねえ、どうして管理局に戻ってこないの?それにこんな真似するぐらいなら…」
『俺はもう局には戻らねえ…と言うより戻れねえな。それに今から話す話は誰にも聞かれたくねえ…』
「どういうこと…?」
『『井坂』が動きだした。』
「!」
『おそらく、奴の狙いは『闇の書』。そして、メモリのデータをとることだ。』
「…」
さっきのぐーたらの顔は何処へやら…リンディの表情は真剣になる。
『俺は井坂を押さえる。お前らは闇の書を頼む。そして…この事は誰にも漏らすな。』
そう言って宗吉が通信を切ろうとすると…
「待って…」
リンディが引き留める。
「貴方…戻れないってどういうこと?」
『…』
宗吉は無言のまま懐からロストドライバーを取り出すとさらにスカルメモリを取り出す。
『『スカル』!!』
『変身…』
『『スカル』!!』
そして彼は仮面ライダースカルへと変身を遂げる。
「!」
『こういうことだ。』
余りのことに驚愕するリンディ…。
『さっき言い忘れたが俺の可愛い弟子が世話になるかもしれねえ…それじゃ、あばよ。』
スカルはそのまま通信を切った。すると、明かりは回復していく…。
しかし、彼女の心は穏やかではなかった…
「井坂隆平…第一級指定超危険ロストロギア…『ガイアメモリ』…」
その顔はとても悲痛なもので机に押し付けられた手は震えていた。
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