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レーヴァティン

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第二百六十二話 神託の時その七

「もうかなりだろ」
「抜けてきた」
 英雄もこう答えた。
「既にな」
「これを繰り返すとな」
「本当にすぐに酒は抜けるな」
「そうさ、汗をかいたら物凄く抜けるしな」 
 二日酔いの酒はというのだ。
「そこにさらにな」
「水風呂で冷やすとな」
「身体も覚醒して」
 そうなってというのだ。
「そしてだ」
「頭も冷えてな」 
 当然身体全体がそうなる。
「尚更だな」
「酒が抜けるんだよ」
「だからいいな」
「ああ、それじゃあな」
「ここはな」
「水風呂とサウナとな」
「湯舟をだな」
 英雄はこちらも話に入れた。
「交互にな」
「行き来しような」
「そうする、これで今日はな」
「気持ちよく過ごせるだろ」
「間違いなくな」
 英雄は強い声で答えた、そしてだった。
 冷え切るとまたサウナに入り汗をかいてだった。
 水風呂と湯舟も交互して湯舟は二度入ってだった。
 最後に身体も頭も洗った、するとだった。
「もう何処にもだ」
「酒はないよな」
「そうなった」
「それじゃあ今からな」
「朝飯だな」
「それを食ってな」
「今日もだな」
 この日もというのだ。
「仕事か」
「俺達は休みなしだろ」
「政を行うとな」
「魔神を倒すことでもな」
「やはり休みはないな」
「ああ、だからな」
 久志は英雄に脱衣場で話した、今は二人共従者達が身体を拭いている。着替えの用意も出来ている。
「今日もだよ」
「条約は結んだがな」
「他にもあるだろ」
「色々と話してな」
「お互いの関係を詰めていかないとな」
「駄目だからな」
「条約のチェックにな」
 それにというのだ。
「お互いのこれからやることの確認もな」
「していく必要があるからな」
「だからな」
「今日からだな」
「そっちが仕事になるさ」
「そうだな」
「そしてな」 
 久志はさらに話した。 
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